『ヴィッセル神戸の生え抜き選手』
小林友希選手は、ヴィッセル神戸の生え抜き選手。
「生え抜き」と聞くと、何歳くらいから所属していたイメージを持ちますか?
- 下部組織から所属
- 高卒で入団
一般的には、上記のようなイメージを持つ方が多いのではないでしょうか?
近年はJリーグ下部組織の強化が進み、ユースからの生え抜き選手も増えてきました。
それでも、「小学生から所属していた選手」と聞くと、思わず「すごいな!」と大きな声を出してしまいます。
さぁ、ヴィッセル神戸生え抜きの小林友希選手はいつから所属しているのでしょうか。
今回は、小林友希選手のプレースタイルと経歴についてご紹介します。
W杯出場選手は”ユース出身”と”高校サッカー出身”どちらが多いのか。
気になる方はこちら!
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小林友希について
- 名前:小林友希(こばやし ゆうき)
- 生年月日:2000年7月18日
- 出身地:兵庫県神戸市
- 所属クラブ:ポルティモネンセ(ポルトガル)
- ポジション:DF
- 利き足:左足
- 背番号:未定
- 身長:185cm
- 体重:76kg
ヴィッセル神戸の生え抜き選手
Embed from Getty Images前述の通り、小林友希選手はヴィッセル神戸の生え抜き選手です。
神戸で生まれ、神戸で育った選手です。
では、いつからヴィッセル神戸に所属しているのでしょうか?
その答えは、幼稚園の頃からです。
もちろん、幼稚園でプロになったわけではありません。
幼稚園の時にヴィッセル神戸のスクールに通い始めた小林選手。
小学3年生の頃にはジュニアユースに入団し、22歳までヴィッセル神戸の一員です。(1年半にわたってレンタル移籍の経験あり)
クラブはもちろんのこと、サポーターにとっても思い入れの深い選手です。
小林友希と小林祐希
2022年、ヴィッセル神戸には”小林友希”と”小林祐希”が所属していました。
・小林友希選手
Embed from Getty Images・小林祐希選手
Embed from Getty Images漢字こそ違うものの、同じ名前の2人。
ローマ字も当然同じで「Yuki Kobayashi」。
違いは背番号のみの、アナウンサー泣かせの状況でした。
ちなみに、”小林祐希”選手は日本代表、海外クラブの経験者。
今回の”小林友希”選手の海外挑戦にあたり、経験者としての助言もあったかもしれません。
2013年、ジュビロ磐田には”小林祐希”選手と”小林裕紀”選手が所属していました。
小林友希の着用スパイク
メーカー:MIZUNO(ミズノ)
小林選手は”モレリアⅡ”を着用しています。
軽く・柔軟性・素足感覚をバランス良く備えた天然皮革のスパイクです。
モレリア・モレリアNEOシリーズは、ユニオンスポーツにて購入できます。
小林友希のプレースタイル
「高さを兼ね備えた現代型のCB(センターバック)」
- 185cmの長身
- 足元の技術
- 左足からの正確なキック
185cmの高さを武器に、空中戦では攻守において存在感を放ちます。
左足での高精度なパスも持ち味で、攻撃の起点になるだけではなく、美しい軌道を描いたサイドチェンジにも注目です。
左利きの長身DF。
これだけでも期待感を持ちますが、MFでもプレーできる足元の技術があります。
DFにも足元が求められる現代サッカーに適応した、非常に器用な選手です。
小林友希の経歴
- ヴィッセル神戸U-12(神戸市立美賀多台小学校)
- ヴィッセル神戸U-15(神戸市立西神中学校)
- ヴィッセル神戸U-18(神戸学院大学附属高校)
- ヴィッセル神戸
- FC町田ゼルビア
- 横浜FC
- ヴィッセル神戸
- セルティック(スコットランド)
- ポルティモネンセ(ポルトガル)
ヴィッセル神戸下部組織
小林友希選手は幼稚園の頃からヴィッセル神戸のスクール生。
その後、高校生までヴィッセル神戸の下部組織でプレーしています。
小学3年生の時にセレクションを突破し、ヴィッセル神戸U-12に入団。
入団当初は同学年との練習でも足を引っ張ってしまい、”チームの退団”も考える程でした。
苦しい状況でも小林選手は諦めずサッカーを楽しみ、ヴィッセルユースの中核に。
いつしか”岩波2世”と呼ばれるようになり、偉大な先輩と肩を並べる存在になりました。
- 2017年プレミアリーグWEST優勝。
- 2017年U-17W杯出場
- 2019年U-20W杯出場
- 高校1年生で2種登録選手に
ヴィッセル神戸
2018年にヴィッセル神戸に加入します。
ヴィッセル神戸は大型補強でJリーグを賑わせている真っ最中。
- 2017年:ポドルスキ
- 2018年:イニエスタ
- 2019年:ビジャ
どのポジションも定位置争いは熾烈で、小林選手に出場機会は恵まれず。
ヴィッセル神戸で1年半プレーしたのち、レンタル移籍にて武者修行の決断をします。
神戸時代の成績
・2018:2試合0ゴール(二種登録)
・2019:0試合0ゴール(途中退団)
FC町田ゼルビア
Embed from Getty Images2019年7月にFC町田ゼルビアに加入し、半年間プレーします。(期限付き移籍)
J3降格圏を彷徨うチームでポジション掴み、15試合に出場。
ゼルビアのJ2残留に貢献しました。
町田時代の成績
・2019:15試合0ゴール(J2[途中加入])
横浜FC
Embed from Getty Images2020年に横浜FCに加入します。(期限付き移籍)
J1で28試合に出場。
- 三浦和良
- 中村俊輔
- 南雄太
- 松井大輔 など
経験豊富なチームメイトからプロとしての姿勢を学びました。
そして、日本のトップリーグでもやれる自信つけ、生まれ育ったヴィッセル神戸に帰還します。
横浜FC時代の成績
・2020:28試合2ゴール(J1)
ヴィッセル神戸
Embed from Getty Images2021年にヴィッセル神戸に復帰します。
ヴィッセルの大型補強は続いており、DFにはバルセロナから加入したフェルマーレン(元ベルギー代表)も在籍。
熾烈なポジション争いを覚悟して復帰しますが、結果的に22試合に出場。
2022年も欠場した試合は2試合のみ。
正真正銘、ヴィッセル神戸の主力選手へと成長を遂げます。
神戸時代(復帰後)の成績
・2021:22試合0ゴール
・2022:32試合0ゴール
セルティックFC(スコットランド)
Embed from Getty Images2023年1月にセルティックFCに加入。
1月18日にはリーグ戦デビューを果たし、現地メディアから絶賛の嵐。
しかし、その後の出番はほとんどなし。
他の日本人選手が大活躍するのは横目に、ポルトガルへと活躍の場を求めます。
セルティックでの成績
・2022-23:5試合0ゴール(リーグ優勝[途中加入])
ポルティモネンセ(ポルトガル)
2024年8月にポルティモネンセに完全移籍します。
日本人にも馴染みのあるクラブですが、2023-24シーズンにポルトガル2部に降格。
小林選手にとっては、”出られなかった時間”を取り戻すための戦い。
まずは下位リーグから、再起を図ります。
まとめ
想像の上をいくほどの”ヴィッセルの生え抜き”である小林友希選手。
今回の移籍で、ヴィッセル神戸下部組織から初の”ヨーロッパへのステップアップを果たした選手”になりました。(同時期に小田裕太郎選手もスコットランドに移籍)
スコットランドを皮切りに、どこまで登っていくのか。
多くのファンが注目しています。
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