10年以上日本代表としてプレーし、現在はキャプテンも務める吉田麻也選手。
苦しい試合の後でも矢面に立ち、メディアにもいつも誠実な対応をしています。
そんな吉田選手は、日本のトップリーグであるJリーグでプレーしたのはたったの3年です。
18歳でプロ入りし、21歳の時には海外移籍を決断。
2022年で、海外のチームでプレーして13年目になります。
- オランダ:3年
- イングランド:7年半
- イタリア:2年半
- ドイツ:1年目
英語もペラペラで、現地のインタビューには英語で応答します。
今回は、海外生活も長く、国際試合の経験も豊富な”吉田麻也選手のプレースタイルと経歴”についてご紹介します。

吉田麻也について
Embed from Getty Images- 生年月日:1988年8月24日
- 出身地:長崎県長崎市
- 所属クラブ:シャルケ04(ドイツ)
- ポジション:DF
- 背番号:4番(日本代表では22番)
- 身長:189cm
- 体重:87kg
内田篤人と仲良し
吉田選手は、ともに日本代表、海外でプレーした内田篤人さんと仲良しです。
オフには一緒に出かけ、その様子をSNSに投稿する度にサッカーファンはほっこりするというお決まりのパターンがあったほど。
今オフには、内田さんがMCを務める「内田篤人のFOOT BALL TIME」にも出演しました。
Jリーグ選手会長に就任
2022年に、吉田選手はJリーグ選手会長に就任しました。(任期は2024年まで)
海外チームに所属する選手の就任は初めてです。
副会長には、権田修一選手(清水エスパルス)、戸嶋祥郎選手(柏レイソル)が就任。
監事には、早川史哉選手(アルビレックス新潟)、山田晃士選手(ザスパクサツ群馬)が就任しています。
歴代選手会長
・柱谷哲二(現サッカー解説者)
・井原正己(現・柏レイソルコーチ)
・中山雅史(現・ジュビロ磐田コーチ)
・藤田俊哉(現・JFA欧州駐在強化部員)
・佐藤寿人(現・サッカー解説者)
・高橋秀人(現・横浜FC)
W杯・五輪に3大会出場
Embed from Getty Images吉田選手はカタールW杯に出場し、3大会連続のW杯出場を果たしました。
- 2014年ブラジルW杯
- 2018年ロシアW杯
- 2022年カタールW杯
2大会連続でベスト16に進出し、カタールW杯ではキャプテンに。
また、五輪にも3大会出場。
2度もOA(オーバーエイジ)で招集され、”プレー面でもオフの面でもチームに必要な存在”です。
- 2008年北京五輪
- 2012年ロンドン五輪
- 2021年東京五輪
間違いなく、日本サッカー史上最高クラスの実績の持ち主です。
薄毛の人は”同志”
Embed from Getty Images「吉田麻也のチャレンジ&カバー」
吉田選手はラジオ番組のパーソナリティを務めています。
リスナーからの質問に吉田選手が”チャレンジすべきか・カバーすべきか”を答える番組です。
ある日、”薄毛対策”についての質問が。
吉田選手は、質問者に対して「同士と呼ぼう」と発言。
”男性ならではの悩み”を語り、大きな注目を集めました。
吉田麻也のプレースタイル
Embed from Getty Images日本代表としてW杯3回、オリンピックに3回出場している吉田選手。
その実績が示すように歴代トップクラスのDFであることに疑いの余地はありません。
そんな吉田選手の強みとして、主に以下の3つをあげることができます。
- フィジカルの強さ
- 足元の技術
- 土壇場での勝負強さ
フィジカルの強さ
吉田選手は187cmという恵まれた体格を持ち、海外の選手にも当たり負けしないフィジカルを備えています。
また、空中戦でも攻守に渡って頼りになる存在です。
あまり知られていませんが、吉田選手はスピードも一流です。
プレミアリーグのトップスピードランキングでトップ10にランクインし、世界中のサッカーファンを驚かせました。
足元の技術
吉田選手はDFとは思えないほどの足元の技術を備えています。
高校時代やオランダ時代にはボランチでの出場もあり、その技術には折り紙つきです。
土壇場での勝負強さ
同点で迎えた後半ロスタイム、「誰かゴールを決めてくれ・・・」という状況で、なんとなく吉田選手が決めそうなイメージを持つ人は少なくないはずです。
吉田選手の勝負強さは何度も日本を救ってきました。
その実績ゆえに、吉田選手が前に上がると大きな期待を感じさせます。
吉田麻也のこれまでの経歴
Embed from Getty Images- 南陵FC(長崎市立仁田小学校)
- 名古屋グランパスU-15(みよし町立北中学校)
- 名古屋グランパスU-18(豊田高等学校)
- 名古屋グランパス
- VVVフェンロ(オランダ)
- サウサンプトン(イングランド)
- サンプドリア(イタリア)
- シャルケ04(ドイツ)
南陵FC
吉田選手は小学生時代、長崎県の南陵FCでプレーしています。
小学生の頃から身長が高く、大型FWとして長崎市選抜でもプレーしています。
吉田選手のご実家は、離島から高校に通えない子供たち向けの宿を経営しています。
名古屋グランパス下部組織
吉田選手は中学から親元を離れ、兄と共に名古屋での生活を始めます。
名古屋U-18では元日本代表の秋田豊さんの指導を受け、センターバックとして飛躍的な成長を遂げます。
高校3年時のクラブユースでは全国2位になり、個人ではU-18日本代表に選出されます。
名古屋グランパス
Embed from Getty Images2007年にプロ入りし、1年目から19試合に出場。
2年目以降はストイコビッチ監督の元、センターバックのレギュラーとして活躍します。
Jリーグのみでなく、ACLなどのカップ戦でもゴールを奪う活躍をみせます。
プロ入り時の入団会見では、お笑い芸人タカアンドトシさんの「欧米か!」を披露しました。
VVVフェンロ(オランダ)
Embed from Getty Images2009年夏にオランダのVVVフェンロ(フェーフェーフェーフェンロ)に移籍します。
フェンロでは本田圭佑選手や大津祐樹選手、カレンロバートさんとプレー。
2年目以降はレギュラーを獲得し、日本代表にも定着します。
サウサンプトン(イングランド)
Embed from Getty Images2012年夏に、イングランドのサウサンプトンに移籍します。
出場機会に恵まれないシーズンがありながらも、7年半の間イングランドでプレー。
プレミアリーグでプレーした日本人の中でも、最長の期間を過ごしています。
サウサンプトンでは、世界最高のDFといわれるファンダイク(現・リヴァプール)やサディオ・マネ(現・バイエルンミュンヘン)と共にプレーしています。
マネ選手のプレーするバイエルンミュンヘンに、新たな日本人が挑戦します。

サンプドリア(イタリア)
Embed from Getty Images2019年冬に、イタリアのサンプドリアに移籍します。
移籍後すぐにレギュラーに定着し、守備の固いイタリアでも吉田選手は高く評価されました。
イタリアでは2年半プレーし、チームのセリエA残留に貢献します。
過去には、柳沢敦さんもサンプドリアでプレーしています。
シャルケ04(ドイツ)
Embed from Getty Images2022年夏より、ドイツの名門シャルケに移籍します。
1部昇格に貢献した板倉滉選手との入れ替わりで加入し、現在レギュラーとしてプレーしています。
仲良しの内田選手もプレーしたチームで、どれだけ大きな活躍を見せてくれるのかに期待が集まります。
日本代表
Embed from Getty Images吉田選手は、日本代表として120試合に出場しています。(2022年9月時点)
この数字は、遠藤保仁選手、長友佑都選手、井原正巳さんに次ぐ、4番目に多い出場数です。
W杯には2回出場しています。
- 2014年ブラジル大会
- 2018年ロシア大会
また、オリンピックには3度出場し、日本人サッカー選手では最多です。
- 2008年北京オリンピック
- 2012年ロンドンオリンピック(オーバーエイジ)
- 2020年東京オリンピック(オーバーエイジ)
W杯いついては、こちらもチェックしてみてください。
【2022年カタールW杯】について。
まとめ
10年以上に渡って日本代表としてプレーしている吉田選手。
海外でもプレーし、語学も堪能。
海外でのプレーを目指す選手にとって、お手本とすべき存在です。
吉田選手が3度目のW杯に出場することは濃厚だと思います。
W杯でどんな活躍を見せるのか、そして今後のどんなキャリアを描くにも注目してみてください。
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