2022年カタールW杯では、世界中を驚かせた日本代表。
日本代表としてW杯に出場した選手は当然身体能力が高く、走るのが速い選手ばかりです。
その中で、誰よりも”スピード”を武器とするのが”前田大然選手”です。
桁外れの速さでピッチを駆け回り、そのスピードは「陸上の選手にもなれるのでは?」と思ってしまう程。
瞬足、そして強面なルックスでも知られる前田選手ですが、ゴールを決めると子供のためにアンパンマンポーズ。
今回は、前田大然選手のプレースタイルと経歴についてご紹介します。
前田大然について
- 名前:前田大然(まえだ だいぜん)
- 生年月日:1997年10月20日
- 出身地:大阪府南河内郡太子町
- 所属クラブ:セルティック(スコットランド)
- ポジション:FW
- 背番号:38番(日本代表では24番など)
- 身長:173cm
- 体重:67kg
ゴールパフォーマンスはアンパンマン
Embed from Getty Images前田選手にはお子さんが2人います。
お子さんがアンパンマンが大好きで、娘を喜ばせるためにゴールを決めるとアンパンマンポーズをします。
海外でも「なんのポーズだ?」と話題になったことも。
もしかすると、W杯でもアンパンマンが見れるかもしれません。
\今日は #アンパンマンの日 /
— 横浜F・マリノス【公式】 (@prompt_fmarinos) October 2, 2021
得点王にむけ突き進む #前田大然 選手
次はどんなゴールパフォーマンスが繰り出されるかお楽しみに〜🍞🥖🥐#fmarinos #アンパンマン pic.twitter.com/kXTr0hA8W2
名前の由来は”大自然”
Embed from Getty Images「大然」という名前は非常に珍しい名前ですよね。
この名前は、「大自然の中でのびのびと育ってほしい」という思いからつけられたそうです。
前田選手は5人兄弟で、5人とも自然に由来する名前が付けられています。
- 姉:千咲さん
- 弟:草原さん
- 妹:野乃花さん
- 妹:野原さん
(引用:sports naviより)
吉本興業とマネジメント契約
前田選手は、2020年から吉本興業とマネジメント契約を結んでいます。
お笑いのイメージが強い吉本興業ですが、サッカー選手をはじめ、様々なスポーツ選手のサポートを行っています。
主な所属選手
・森重真人(サッカー選手)
・井原正巳(元・サッカー選手)
・石井一久(元・野球選手)
・青木宣親(元・野球選手)
・今井月(水泳選手) など
前田大然の着用スパイク
メーカー:ナイキ
橋岡選手は、ナイキの”マーキュリアル”を着用しています。
マーキュリアルシリーズは、加速力に特化。
スピードスターに好まれる人工皮革のスパイクです。
※フットサル用や、お子様向けのシリーズもあります。
前田大然のプレースタイル
Embed from Getty Images2021年にはJリーグ得点王に輝いている前田選手。
日本代表のFWとして活躍する前田選手の特に大きな強みは以下の3つです。
- 爆発的なスピード
- 1試合のスプリント回数
- 高い守備意識
爆発的なスピード
スピードを武器にする選手は大勢いますが、前田選手の速さは別格です。
実況の方の「積んでいるエンジンが違う」という表現がピッタリで、相手選手が戸惑うほどのスピードです。
同じくスピードを武器にする伊東純也選手はABEMAのインタビューにて、「大然の方が速い」とコメントしています。
1試合のスプリント回数
現代サッカーでは、各選手のスプリント回数が公表されます。
Jリーグでも毎試合公表されており、2021年はほとんどの試合で前田選手がスプリント回数で1位に。
平均スプリント回数
・一般的な選手:20回弱(GKも含めた数字)
・前田選手:45回
前田選手のスプリント回数は、平均を大きく上回っています。
最多では64回のスプリントを記録し、”前田劇場”ともいえる駆け回りっぷりです。
なにより、多くのスプリントをこなせる”体力”と”強靭な身体”に驚きです。
カタールW杯では、前田選手の”鬼プレス”が効果抜群!
『60分間でスプリント60回』という驚きの数字を残し、世界中を驚かせました。
スプリントとは
時速24キロ以上の速度で1秒間以上走ること。
高い守備意識
前田選手は、持ち前のスピードとスタミナを守備でも発揮します。
前線から激しくボールを追い、相手DFから自由を奪います。
想定を上回る速さでプレスを受け、相手選手はプレーの精度は格段に低下。
ミスを誘発するため、味方の守備陣はなんなくボールを奪うことができます。
日本代表の守備は、”前田大然から始まる”といっても過言ではありません。
前田大然のこれまでの経歴
- 太子町JSC(太子町立磯長小学校)
- 川上FC(太子町立太子中学校)
- 山梨学院高校サッカー部
- 松本山雅FC
水戸ホーリーホック(レンタル)
マリティモ(ポルトガル) - 横浜F.マリノス
- セルティック(スコットランド)
小学生時代
前田選手は小学生時代、太子町JSCでプレーしています。
小学4年時に堺市から太子町に引っ越し、そのタイミングでサッカーを始めています。
幼少期からサッカーを始めている選手が多い中、サッカー選手の中では遅めのスタートです。
小4でサッカーを始め、小5でトレセンに選ばれるという凄まじい経歴。
当時から瞬足で、短距離・長距離ともに得意だったようです。
実家は大阪府堺市で「おおいずみ動物病院」を経営しています。
中学生時代
前田選手は中学生時代、川上FCでプレーしています。
川上FCは全国大会への出場歴もある強豪クラブで、13人のプロサッカー選手を輩出しています。
やんちゃな性格で、サッカーから離れた時期もあったようです。
山梨学院高校
高校生時代は、山梨学院高校のサッカー部でプレーしています。
冬の選手権での優勝を見て、憧れていた山梨学院への進学を決めた前田選手。
1年生から頭角を表すも、1年生冬に謹慎処分を受けてしまいます。
詳しい情報は出ていませんが、どうやら”同級生へのいじりがエスカレート”したことで問題に発展してしまったようです。
謹慎中に心を入れ替え、奉仕活動をしつつ自らの能力も高めています。
- 学校の掃除
- パン屋さんでアルバイト
- 学校周辺で走り込み
- 社会人サッカーチームへの参加
- スタンドからチームを応援
サッカー部への復帰後は、プレミアリーグWESTで得点王に輝き、松本山雅への入団を勝ち取ります。
松本山雅FC
Embed from Getty Images前田選手は、2016年に松本山雅FCに加入します。
複数チームへのレンタル移籍もあり、所属は5年間ながらも松本でプレーしたのは3年間。
持ち前のスピードで、チームのJ1昇格にも貢献しました。
水戸ホーリーホック
Embed from Getty Images2017年はJ2の水戸ホーリーホックでプレーしています。
シーズン二桁得点を記録し、メディアからの注目度が急激に高まりました。
大勢のJ1スカウト陣が、水戸に”前田大然の視察”に訪れています。
水戸時代は、YouTubeも配信する田中恵太選手(現・FC琉球)によくご飯を作ってもらっていたそうです。

マリティモ(ポルトガル)
Embed from Getty Images2019年夏にマリティモに期限つきで加入し、ポルトガルで1年間プレーします。
23試合に出場し、3ゴールを記録。
シーズン途中に”新型コロナウイルス”が蔓延し、家族の安全のために退団・日本への帰国を選択します。
横浜F.マリノス
Embed from Getty Images2020年8月に横浜F.マリノスに加入。
前田選手は、マリノスで大ブレイク。
前線からの”猛プレス”で守備面でも貢献し、マリノスの上位進出の立役者となります。
2021年にはJリーグ得点王という置き土産を残し、海外再挑戦を決断します。
セルティック
Embed from Getty Images2021年冬に、前田選手はセルティックに移籍します。
セルティックのポステコグルー監督はマリノス時代の恩師で、”監督からの2度のラブコール”により移籍が実現しました。
前田選手と同じタイミングで旗手選手、井手口選手もセルティックに加入。
先に加入していた古橋選手も含めた4人の日本人が、スコットランドで奮闘しています。
日本代表
Embed from Getty Images前田選手は21歳の頃から世代別日本代表としてプレーし、2021年の東京五輪にも出場しています。
A代表には2019年に日本代表に初選出され、コパアメリカに出場しています。
ただ、この際に日本代表は東京五輪世代の育成目的もあり、海外組を含めた日本代表には2021年から招集されています。
カタールW杯アジア最終予選では2試合に出場し、着実に出場機会を増やしています。
まとめ
カタールW杯では”強豪揃いのグループE”に入った日本代表。
特に、ドイツとスペインは世界でもトップの国です。
ボールを保持され、耐える時間が多くなることが予想される中、”前田選手のスピード”が日本の勝利の鍵を握っているのではないかと思います。
「猛プレスで相手の自由を奪い、カウンターで得点を奪う」
前田選手の強みが、強敵に相手に炸裂するかもしれません。
2022年カタールW杯についての記事も書いています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!


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