2023年5月28日に、
『J1リーグ第15節 川崎フロンターレvs柏レイソル』が開催されました。
前節は、首位・神戸を相手にゲームを支配。
ドロー決着となったものの、敵将に「負け試合だった」とコメントさせるほど。
井原監督率いる”新生・柏レイソル”は、柏サポーターを大いに魅了しました。
※第14節ヴィッセル神戸戦についてはこちら。
対する川崎フロンターレも、現在下位に低迷中。
2017年以降、4度のリーグ優勝を誇る川崎。
相次ぐ”日本代表クラスの海外移籍”もあり、今シーズンはまさかの二桁順位に。
海外移籍した”元川崎の選手たち”
・三笘薫(ブライトン[イングランド])
・旗手怜央(セルティック[スコットランド])
・守田英正(スポルティングCP[ポルトガル])
・田中碧(デュッセルドルフ[ドイツ2部])
・谷口彰悟(アル・ラーヤン[カタール])
このカードの通算戦績は「13勝16敗8分」。
おまけに、直近3年間は「4敗2分」と勝利なし。
川崎は負傷離脱中の選手も多く、久々の勝利を手にするチャンスかもしれません。
試合前の両チームの順位
柏 | 川崎 | |
---|---|---|
順位 | 15位 | 11位 |
勝ち点 | 12(勝ち点) | 18(勝ち点) |
得点 | 9得点 | 17得点 |
失点 | 17失点 | 18失点 |
当日の様子
イベント盛りだくさん
川崎フロンターレといえば、強豪であると同時に”ユニークなイベント”でも有名なチーム。
試合前にスタグルを楽しんでいると、突然目の前に元・川崎の鄭大世(チョンテセ)さんが登場。
その後は、中西哲夫さんや中村憲剛さんを交えてのトークショーが開かれるなど、いつも通り楽しいスタジアムでした。
当日のイベントには、テセ選手のお母さんも参加していました。
田中裕介・鄭大世の引退セレモニー
試合開始前には、「田中裕介さん・鄭大世さんの引退セレモニー」が行われました。
スピーチの後は、川崎OBによるパス回し。
最後は、中村憲剛さんのクロスに、鄭大世さんが合わせてゴール。
昔からのサッカーファンにとっては、とても感慨深いイベントでした。
スターティングメンバー
柏レイソル
ベンチ入りメンバー
川崎フロンターレ
ベンチ入りメンバー
- GK チョン ソンリョン
- MF 瀬古樹
- MF チャナティップ
- MF 瀬川祐輔
- MF 山村和也
- MF 小塚和季
- FW レアンドロ ダミアン
試合結果
『0-2』
まるで”1人多い”かのようにスムーズにつながるパス。
ピッチを広く使ったサッカーは敵ながら圧巻で、「プロを目指す子供たちに見てほしい」と感じるほど。
GK松本選手の好セーブがなければ、何失点していたかわからないような内容でした。
細谷選手が個人技での打開を試みるも、昨年まで柏でプレーしていた大南選手が上手く対応。
昨年まで助けられていたその対人能力に、幾度となく攻撃を阻まれました。
まとめ
「今の川崎なら勝てるかも」
そんな想いでアウェーに乗り込みましたが、”長年の積み重ねの差”をまざまざと見せつけられました。
決して選手たちが戦っていなかったわけではありません。
だからこそ、試合後の挨拶に来てくれた選手たちに向けたチャントが、アウェーのスタジアムに響き渡りました。
選手たちが引き上げる途中、振り返って柏ゴール裏を見つめる松本選手の姿が印象的でした。
選手・スタッフ・サポーター、みなが「強豪との差」を感じたのは事実。
次の試合まではたったの1週間。
そして次節の相手は、高嶺選手の古巣・コンサドーレ札幌。
”狂犬”が中盤で躍動し、「勝ち点3」を掴み取る姿を見るために、いつも通りスタジアムに向かいます。
最後に、先制点に絡むミスをしてしまった立田選手。
頭部に相手選手の足が入り、脳震盪の疑いで無念の途中交代となりました。
DAZNで試合を見返すと、足元がフラついているにも関わらず、最後まで戦い続けようとしていました。(該当シーンは75分30秒頃から)
ドクターストップに対し、「いやいや、やれるよ」といった表情を見せながら、悔し涙を流していました。
失点に絡み、取り返せずにピッチを後にするなんて悔しいに決まっています。
脳震盪による交代の場合、復帰まで少し時間がかかるかもしれません。
ただ、「今後もっとビッグになるプレーヤーだ」と、改めて思いました。
立田選手が負傷した際、ブーイングひとつせず、大きな拍手を送ってくれた川崎サポーターにも敬意を表します。
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