2023年シーズンより柏レイソルに移籍することになった高嶺朋樹選手。
コンサドーレ下部組織出身の生え抜き選手で、サポーターからの人気も抜群。
それゆえに、”高嶺の柏への移籍報道”には多くのサッカーファンが驚き、コンサドーレサポーターからは悲しみの声が。
大卒1年目でレギュラーを掴み、Jリーグでは3年間で94試合に出場。
今後、”日本代表入り”も狙えるポテンシャルを秘めています。
今回は、高嶺朋樹選手のプレースタイルと経歴をご紹介します。
高嶺朋樹について
- 名前:高嶺朋樹(たかみね ともき)
- 生年月日:1997年12月29日
- 出身地:北海道札幌市
- 所属クラブ:柏レイソル
- 背番号:5番
- ポジション:MF
- 身長:177cm
- 体重:74kg
札幌の人気選手
高嶺選手は、コンサドーレ札幌の下部組織に9年間、プロとして3年間(1年間の二種登録期間は除く)の計12年間所属していました。
試合での活躍ももちろんですが、生え抜きということもありサポーターからの人気は絶大。
2022年度のユニフォーム人気ランキングでは3位に輝いています。
3位、嬉しいです🙆♂️
— 高嶺 朋樹 (@tkmntmk) January 20, 2022
次なる敵は宮澤さん。。 https://t.co/fv4lYzA5Uq
小野伸二に弟子入り
Embed from Getty Images日本が誇る天才といえば、札幌に所属する”小野伸二選手”です。
現在は出場機会こそ限られていますが、練習への取り組み方や基本的なプレーひとつとっても若手の参考になる選手です。
高嶺選手は天才小野伸二から、特に攻撃面でのプレーを学んだと言われています。
小野選手も雑誌のインタビューにて、「高嶺選手に注目してほしい」というコメントを残しています。(参照:Sportivaより)
三笘薫の同期
Embed from Getty Images高嶺選手と三笘薫選手は筑波大学の同期です。
ジャイアントキリングで注目を集めた天皇杯には共に出場し、プロからの大きな注目を集めました。
三笘選手はカタールW杯で”圧倒的な個の力”を披露。
同期の活躍に刺激を受け、”同じブルーのユニフォームを着ること”を意識しているはずです。
高嶺朋樹の着用スパイク
メーカー:アシックス
高嶺選手は、アシックスの”DSライト”を着用しています。
DSライトシリーズは、アシックスの看板スパイク。
軽量で、尚且つクッション性に優れた天然皮革のスパイクです。
高嶺朋樹のプレースタイル
Embed from Getty Images普段は笑顔の多い高嶺選手。
ピッチに入ると、”狂犬”と言われるほど激しいプレーを披露し、そのギャップに驚く人も多いです。
球際の強さ
球際の競り合いに強く、イーブンのボールを奪い切ります。
屈強な外国人相手にも躊躇なく突っ込むプレーを見ると、”世界との戦い”でも活躍する姿が目に浮かびます。
プレー強度は、現時点でも世界基準に近いと言える選手です。
左足のキック精度
利き足である左足からは、美しい軌道を描いたパスが繰り出されます。
後方からのピンポイントのロングフィード、サイドチェンジは、かつてレイソルで活躍した日本代表”中山雄太選手”を彷彿とさせます。
高嶺選手の幼少期の憧れの選手はキックの名手”デイヴィット・ベッカム”。
キックへのこだわりがあり、その一振りがチャンスをもたらすことは間違いありません。
2021年10月に、J1月間ベストゴール賞を獲得しています。
高嶺朋樹のこれまでの経歴
- 網走市サッカースポーツ少年団
- 真駒内南サッカー少年団
- コンサドーレ札幌U-12
- コンサドーレ札幌U-15(札幌市立真駒内中学校)
- コンサドーレ札幌U-18(私立札幌藻岩高校)
- 筑波大学
- 北海道コンサドーレ札幌
- 柏レイソル
小学生時代
高嶺選手は札幌市で生まれ、小学生の頃に2年間網走で暮らしています。
網走市サッカースポーツ少年団でサッカーを始め、2年生にして5年生チームに混ざってプレーすることもありました。
札幌市に戻る際に、コーチからは「コンサドーレのセレクションを受けた方が良い」という助言を受け、小学校4年時にセレクションに参加。
見事合格を勝ち取り、コンサドーレ札幌の下部組織に入団します。
幼少期については、播戸竜二さんのYouTubeチャンネル・「播戸竜二のおばんざい屋」にて詳しく語られています。【YouTubeを配信している元Jリーガーたち】
コンサドーレ札幌ユース時代
コンサドーレ札幌U-12に入団以降、順調にステップアップ。
コンサドーレ札幌U-15、コンサドーレ札幌U-18に昇格し、背番号10番を背負ってプレーしています。
クラブユースでは、中学時代は全国ベスト16、高校時代はベスト8という好成績を残しますが、高嶺選手本人は世代別代表とは無縁でした。
筑波大学蹴球部
Embed from Getty Images大学時代、筑波大学蹴球部でプレーしています。
大学2年時の天皇杯では、ベガルタ仙台、アビスパ福岡を撃破。
その後、大学4年時にはコンサドーレ札幌の二種登録選手としてルヴァン杯に出場。
ユニバーシアード日本代表にも選出されました。
筑波大学蹴球部の同期
・三笘薫(ブライトン・イングランド)
・山川哲史(ヴィッセル神戸) など
北海道コンサドーレ札幌
Embed from Getty Images2020年に北海道コンサドーレ札幌に入団し、即座にレギュラーを獲得。
3年間の在籍でJリーグ94試合に出場。
高嶺朋樹、田中駿汰、金子拓郎の大卒トリオが躍動し、Jリーグファンからは大きな注目を集めます。
柏レイソル
2023年シーズンより、柏レイソルに完全移籍することが発表されました。
柏レイソルには筑波大学出身選手も多く、戸嶋祥郎選手とは大学時代に共にプレーしています。
札幌時代は福森選手という絶対的なキッカーがいたことで、高嶺選手がセットプレーのキッカーを務めることは多くありませんでした。
球際の強さ・ハードワークができる点はネルシーニョ監督好みの選手であることは想像できますが、もしかするとキッカーとしての期待があっての獲得かもしれません。
柏レイソルの筑波大学出身者
・井原正巳コーチ
・三丸拡
・戸嶋祥郎
・加藤匠人
・森海渡(徳島ヴォルティスに期限付き移籍中)
北海道コンサドーレ札幌の西大伍選手のYouTubeチャンネルにて、高嶺選手の移籍について語られています。
【YouTube配信中のJリーガー】
まとめ
”日本と海外のサッカーの違い”を聞かれた際、「球際の強さ」と答える海外経験者は非常に多いです。
テレビ越しで見てもその差は歴然で、ひとつのプレーの激しさや迫力が違います。
その点を考えると、球際の強さに定評がある高嶺選手は世界に近いプレーヤーかもしれません。
若くしてJリーグでの出場試合の多い高嶺選手に対し、レイソルサポーターは大きな期待を抱いています。
まずはレギュラー争いを勝ち抜き、試合で勝ち抜くことで日本代表への道が近づき、「柏から世界へ」を体現する選手になってくれるはずです。
高嶺選手が”よりビッグな選手”になることこそ、レイソルサポーターだけでなく、コンサドーレサポーターをも喜ばせることになります。
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