『U-23アジアカップ歴代成績』
23歳以下の選手にとっての大舞台・オリンピック(五輪)。
五輪出場の条件は、以下の通り。
U-23アジアカップで3位以内に入ること。(4位はプレーオフ進出)
U-23アジアカップは、アジアカップと同じくアジアNo.1を決める大会。
それと同時に、五輪出場にもつながる”絶対に勝ち抜かなければいけない大会”です。
今回は、U-23アジアカップの歴代成績についてまとめます。
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初心者の方も、サッカー通の方も、ぜひ楽しく読んでください。
U-23アジアカップとは?
・大会創設:2013年
・開催頻度:2年おき
・出場国数:16カ国(予選あり)
・出場資格:23歳以下の選手
2013年に創設された、23歳以下の大会。
2年おきに開催され、五輪開催年度には”五輪のアジア予選”も兼ねています。
(例)
・2016年→リオ五輪出場権
・2020年→東京五輪出場権
・2024年→パリ五輪出場権
2018年、2022年のように五輪出場権が関与しない年度も。
そのような場合、日本代表は”U-21世代”で出場する傾向があります。
目的は、”次回大会で五輪出場権を獲得するため”。
あえて下の世代に経験を積ませ、2年後に力を発揮できるようなサイクルを築いています。
U-23アジア杯の創設前は、”五輪サッカー アジア予選”が開催されていました。
U-23アジアカップ 歴代結果
年度 (開催国) | 優勝国 | 準優勝 |
---|---|---|
2013年 (オマーン) | イラク | サウジアラビア |
2016年 (カタール) | 日本 | 韓国 |
2018年 (中国) | ウズベキスタン | ベトナム |
2020年 (タイ) | 韓国 | サウジアラビア |
2022年 (ウズベキスタン) | サウジアラビア | ウズベキスタン |
2024年 (カタール) | – | – |
2026年 (サウジアラビア) | – | – |
歴代優勝国
Embed from Getty Images・日本
・韓国
・イラク
・ウズベキスタン
・サウジアラビア
5大会で、5カ国が優勝を経験。
2024年3月時点では、”2回目の優勝”を実現した国はまだありません。
日本代表の成績
年度 (開催国) | 日本代表の成績 |
---|---|
2013年 (オマーン) | ベスト8 (U-21での出場) |
2016年 (カタール) | 優勝 |
2018年 (中国) | ベスト8 (U-21での出場) |
2020年 (タイ) | GL敗退 |
2022年 (ウズベキスタン) | 3位 (U-21での出場) |
2024年 (カタール) | – |
2026年 (サウジアラビア) | – |
2013年大会(手倉森JAPAN)
結果:ベスト8
U-21世代での出場。
GLは1勝2分で決勝トーナメントに進出するも、0-1でイラクに敗北。
この翌年には、「リオ五輪世代の強化」を図るために”JリーグU-22選抜”が創設。
クラブで出場機会を得られていない若手を招集し、J3の試合に出場するようになりました。(2年間で廃止)
2013年大会に出場した主な選手
・櫛引政敏(清水エスパルス)
・遠藤航(湘南ベルマーレ)
・松原健(大分トリニータ)
・山中亮輔(柏レイソル)
・植田直通(鹿島アントラーズ)
・大島僚太(川崎フロンターレ)
・喜田拓也(横浜F.マリノス)
・中島翔哉(東京ヴェルディ)
・鈴木武蔵(アルビレックス新潟)
・南野拓実(セレッソ大阪)
・浅野拓磨(サンフレッチェ広島) など
※当時の所属クラブ
2016年大会(手倉森JAPAN)
Embed from Getty Images結果:優勝(五輪出場権獲得)
GLを全勝し、首位突破。
決勝戦では韓国に0-2でリードを許すも、後半の3発で逆転勝利。
途中出場の浅野拓磨選手が”勝負強さ”を発揮しました。
大会MVPは中島翔哉選手。
2013年大会時は海外組は0人でしたが、この大会では2人に増加。
2016年大会に出場した主な選手
・櫛引政敏(鹿島アントラーズ)
・遠藤航(浦和レッズ)
・松原健(アルビレックス新潟)
・山中亮輔(柏レイソル)
・室屋成(明治大学)
・植田直通(鹿島アントラーズ)
・大島僚太(川崎フロンターレ)
・井手口陽介(ガンバ大阪)
・中島翔哉(FC東京)
・鈴木武蔵(アルビレックス新潟)
・南野拓実(ザルツブルグ[オーストリア])
・久保裕也(ヤングボーイズ[スイス])
・浅野拓磨(サンフレッチェ広島) など
※当時の所属クラブ
2018年大会(森保JAPAN)
Embed from Getty Images結果:ベスト8
U-21世代での参加ながらも、GLでは全勝。
決勝トーナメントでは、ウズベキスタンに0-4で完敗。(ウズベキスタンはこの大会で優勝)
のちにA代表入りを果たす旗手怜央選手、小島享介選手は大学生での招集。
また、伊藤洋輝選手は高校生でのU-21代表入りを果たしています。
2018年大会に出場した主な選手
・小島享介(早稲田大学)
・立田悠悟(清水エスパルス)
・古賀太陽(柏レイソル)
・原輝綺(清水エスパルス)
・板倉滉(ベガルタ仙台)
・三好康児(コンサドーレ札幌)
・森島司(サンフレッチェ広島)
・初瀬亮(ガンバ大阪)
・遠藤渓太(横浜F.マリノス)
・伊藤洋輝(ジュビロ磐田U-18)
・前田大然(松本山雅FC)
・旗手怜央(順天堂大学) など
※当時の所属クラブ
2020年大会(森保JAPAN)
Embed from Getty Images結果:GL敗退
五輪を直前にして、まさかのGL最下位。
自国開催(東京)でなければ、五輪出場を逃すことに。
「五輪で金メダル」という目標を掲げていただけに、大きな不安を残す大会になりました。
2020年大会に出場した主な選手
・小島享介(アルビレックス新潟)
・大迫敬介(サンフレッチェ広島)
・谷晃生(湘南ベルマーレ)
・渡辺剛(FC東京)
・町田浩樹(鹿島アントラーズ)
・立田悠悟(清水エスパルス)
・古賀太陽(柏レイソル)
・橋岡大樹(浦和レッズ)
・相馬勇紀(名古屋グランパス)
・田中碧(川崎フロンターレ)
・森島司(サンフレッチェ広島)
・食野亮太郎(ハーツ[スコットランド])
・遠藤渓太(横浜F.マリノス)
・小川航基(ジュビロ磐田)
・上田綺世(鹿島アントラーズ)
・旗手怜央(順天堂大学) など
※当時の所属クラブ
2022年大会(大岩JAPAN)
結果:3位
U-21世代での参加。
2勝1分で、GL2位突破。
決勝トーナメントでは、年上の韓国に3-0で勝利。
U-21年代での参加の中では、最も良い成績を残しています。
2022年大会に出場した主な選手
・鈴木彩艶(浦和レッズ)
・小久保玲央ブライアン(ベンフィカ[ポルトガル])
・半田陸(モンテディオ山形)
・チェイス アンリ(シュツットガルト[ドイツ])
・内野貴史(デュッセルドルフ[ドイツ])
・山田楓喜(京都サンガ)
・佐藤恵允(明治大学)
・斉藤光毅(ロンメル[オランダ])
・山本理仁(東京ヴェルディ)
・藤田譲瑠チマ(横浜F.マリノス)
・三戸舜介(アルビレックス新潟)
・松木玖生(FC東京)
・藤尾翔太(徳島ヴォルティス)
・鈴木唯人(清水エスパルス)
・細谷真大(柏レイソル) など
※当時の所属クラブ
2024年大会(大岩JAPAN)
2024年4月中旬より、U-23アジアカップ2024が開催されます。
パリ五輪出場に向け、3位以内は必須。
そしてもちろん、優勝を目指しての戦いになります。
まとめ
U-23世代の世界大会。
どの国も、”将来のA代表候補”が大勢参加します。
五輪出場に向けて絶対に勝つべき戦いであると同時に、有望株をいち早く見つけられる大会です。
当ブログでは、”U-23アジアカップ2024”についてもまとめています。
日程・組み合わせ等の記載もあるので、ぜひこちらの記事もチェックしてみてください。
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