2023年6月10日に、
『J1リーグ第17節 横浜F.マリノスvs柏レイソル』が開催されました。
2月中旬に開幕した2023年J1リーグも、この試合でシーズン折り返し。
15節までは、1試合あたり平均0.6ゴール。
16節札幌戦では4ゴールを決め、平均0.8ゴールに。(札幌戦についてはこちら)
「この試合で4点決めれば”平均1ゴール”になる」
そんなことを考えながら、電車で新横浜へと向かいました。
この試合は、アウェーでの一戦。
ここ2年の対戦成績は「1勝2敗1分」。
”強烈な個の力”に加え、多彩な攻撃が持ち味。
とても強い相手ですが、「残留争いから抜け出すためにも」、「Jリーグを面白くするためにも」上位を叩いておきたいところです!
試合前の両チームの順位
柏 | マリノス | |
---|---|---|
順位 | 15位 | 2位 |
勝ち点 | 12(勝ち点) | 33(勝ち点) |
得点 | 13得点 | 33得点 |
失点 | 24失点 | 17失点 |
当日の様子
柳想鐵(ユ・サンチョル)さんの命日
柳想鐵(ユ・サンチョル)さんは2000年代に柏レイソル・横浜F.マリノス両クラブでプレーした元韓国代表選手。
2022年6/7に膵臓がんで亡くなり、ちょうど1年がたちました。
命日の3日後に、サンチョル選手が所属していたクラブ同士の対戦。
個人的な話をすると、小学生時代に母や友人とレイソルの練習を観に行き、何度もサインをもらったことが大切な思い出です。
上島拓巳との初対戦
昨シーズンまで、柏レイソルに所属していた上島選手。
試合中は、”ボールを持つたびに柏サポーターから大ブーイング”。
当日は、試合前から”色々と”ありました。
※詳細についてはここでは触れません。
スターティングメンバー
柏レイソル
ベンチ入りメンバー
横浜F.マリノス
- GK 一森純
- DF 永戸勝也
- DF 畠中慎之輔
- DF エドゥアルド
- DF 松原健
- MF 渡辺皓太
- MF 喜田拓也
- MF 西村拓真
- FW エウベル
- FW アンデルソン・ロペス
- FW ヤン・マテウス
ベンチ入りメンバー
- GK オビ・パウエル・オビンナ
- DF 上島拓巳
- MF 山根陸
- MF マルコス・ジュニオール
- FW 水沼宏太
- FW 宮市亮
- FW 杉本健勇
試合結果
『3-4』
先制され、逆転し、逆転される。
2試合連続で、”劇的な幕切れ”での敗戦です。
この試合では、「選手ではない別の力」が働いたと思うので、後で感想を書きます。
GKもパスワークに参加する相手に対し、前からのプレスで対抗。
作戦が見事にハマり、上位を相手にとても良い試合内容でした。
片山選手の極上のクロスから、フロート選手の逆転弾。
とにかく最高でした。
後半ロスタイムの高嶺選手のロングシュートが入っていたら、状況も含めて”年間ベストゴール候補”だったと思います。
マリノス側からすると、この日は”良くない試合”だったはず。
それでも勝ち切れるのは、強いチームである証拠。
特に、2点目のエウベル選手のファーストタッチ、3点目の連携は敵ながらも本当に美しいプレーでした。
まとめ
試合中から、怒りで震えていました。
「劇的な負け方だったから?」
いえ、札幌戦もロスタイムの失点で負けましたが、「悔しい」という感情だけでした。
自チームや相手チームに対してではなく、”別の何かに対しての怒り”が間違いなくありました。
ただ、自チームをひいき目に見てしまったり、「スタジアムだと感情が高まり、冷静ではなくなる」ことも事実。
なので、家に帰ってすぐに90分見直しました。
その上での個人的な感想です。
「審判が試合壊してない??」
大きな話題を呼んだのは、2つのシーン。
現地での感想と、家での復習時の感想です。
・立田選手への2枚連続イエロー
現地:「ふざけんな!!!」
家:「たしかに軽率なプレーかも・・・(それでも厳しいとは思う)」
大きく蹴り上げたり、ボールを叩きつけていれば問答無用です。
マリノス側も、すぐにリスタートできる状況ではなかったので・・・どうなんですかね。
2枚目のイエローではなく、注意でも良かったのかと。(1枚目は、立田選手もイエロー覚悟のプレー。)
・マリノス4点目直前のプレー
現地:「いいかげんにしろ!!!」
家:「偶然かもしれないけど、細谷のこと倒してるよね?」(該当シーンを何度も再生しました。)
ただ、この2つのプレーだけではありません。
90分を通して、ジャッジの基準が曖昧で、ストレスの溜まる試合でした。
比率として、”マリノス寄りのジャッジ”が圧倒的に多く感じましたが、マリノスにとっても不可解なジャッジがありました。
審判の難しさは理解しているつもりです。
90分間走り続け、適切なポジショニングでジャッジしないといけない。
ただ、今回はさすがに。。。
帰り道にふと、「今シーズン、審判が主役になった試合あったかな?」という疑問が浮かび、第2節FC東京戦を思い出しました。
・レイソルサポーター→「他にもレッドあっただろ!」
・FC東京サポーター→「イエロー出し過ぎだろ!」
簡単に言うとこんな構図で、試合終了時にはFC東京サポーターから「クソレフェリー」コールが。
DAZNで放送中の「ジャッジリプレイ」にて、元国際審判員の家本さんは「VARが介入しない理由がわからない」とコメント。(参照:FOOT BALL ZONE)
一応、その試合の審判を調べました。
「VAR担当・・・」
この辺でやめておきます。
出場機会がなかったにも関わらず、試合後に”審判に意見”を言ってくれた武藤雄樹選手。
本当にありがとうございます。
今まで見た中で1番かっこいいイエローカードです。
怒りの矛先がマリノスに向かってしまった方もいるようですが、間違いなくマリノスは強いチームです。
まるでドラマのように劇的な展開でした。
「この試合がサッカー初観戦」という人がいたら、絶対サッカー好きになると思います。
しかも、決勝点は大怪我から復帰したばかりの宮市亮選手。
今後大きな怪我なく、活躍できることを願います!
最後に、レイソルかなり良くなっていませんか?
少し前までは、強いチームを相手にこれだけ良い試合ができるイメージが湧きませんでした。
”得点”以外でも選手たちが生き生きしているように見えます。
2023年シーズン前半戦は「勝ち点12」。
なんと、最下位でシーズンを折り返すことになりました。
苦しい苦しい状況。
でも、後半の17試合で巻き返せる気がしています!!!
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