「攻撃的SB(サイドバック)」
FC東京は、過去6名の日本代表SBを輩出しています。
- 加持亮
- 徳永悠平
- 長友佑都
- 太田宏介
- 室屋成
- 小川諒也
そして、2023年に”7人目の日本代表SB”が誕生しました。
その7人目こそが、バングーナガンデ佳史扶(カシーフ)選手です。
長友佑都選手からは、「俺が21歳で日本代表に入ったから、カシーフも今年入らなきゃ」と言われていました。(引用:中日スポーツ)
早速約束を果たした攻撃的SB。
今回は、バングーナガンデ佳史扶のプレースタイルと経歴をご紹介します。
バングーナガンデ佳史扶について
- 名前:バングーナガンデ佳史扶(カシーフ)
- 生年月日:2001年9月24日
- 出身地:東京都足立区
- 所属クラブ:FC東京
- 背番号:49番
- ポジション:DF
- 身長:176cm
- 体重:72kg
日本×ガーナのハーフ
ガーナ人の父と日本人の母の元に生まれたカシーフ選手。
兄・妹・弟がいる4人兄弟の次男です。
2017年の足立区の陸上大会では、中1の100m走の2位に”バングーナガンデ”という名前の選手が。
どうやら、兄弟も凄まじい身体能力の持ち主のようです。
久保建英の同級生
今までありがとうございました。
— Kashif Bangnagande (@bg_kashif) December 18, 2017
この1年間で3年生から色々な事を吸収できました。
来年は自分達がこのピッチに立てるように頑張ります! pic.twitter.com/Vl6fyZvD9w
カシーフ選手は、久保建英選手の同級生。
FC東京U-18のチームメイトです。
とはいえ、久保選手は高校1年生でトップチームを結んでおり、一緒にプレーしたのは短期間。
この度、”日本代表”として再会を果たすことになりました。
カシーフ選手も、高校1年の3月に2種登録契約を結ぶほどのエリート選手です。
バングーナガンデ佳史扶の着用スパイク
契約メーカー:アディダス
カシーフ選手は、アディダスと契約しています。
着用スパイクは、X(エックス)シリーズ。
スピードプレーヤー向けに作られており、フィット感に優れた人工皮革のスパイクです。
※お子様向けや、フットサル用のシューズもあります。
バングーナガンデ佳史扶のプレースタイル
Embed from Getty Images「左サイドのスペシャリスト」
左足での高精度なキックを武器とするカシーフ選手。
FC東京ではプレースキックを任されています。
また、縦への推進力も強み。
ボールを持てば、「前へ前へ」と突き進みます。
憧れの選手は、マルセロとベイル(SBの頃)。
左サイドからガンガン仕掛ける超攻撃的SBを目指します。
その反面、守備が課題として挙げられる選手ですが、同じチームには世界トップクラスの対人守備を誇る長友佑都選手がいます。
強みである攻撃を伸ばしつつ、守備の改善で日本代表定着を狙います。
バングーナガンデ佳史扶の経歴
- FCアビリスタ
- FC東京U-15深川
- FC東京U-18
- FC東京
小学生時代
小学生時代は、FCアビリスタでプレーしています。
兄の影響でサッカーを始め、埼玉県川口市のクラブで育ちました。
また、所属クラブと並行してFC東京のスクールにも参加。
小学生時代からFC東京で育った選手です。
加藤匠人選手(柏レイソル)もFCアビリスタの出身です。
中学・高校生時代
トップチーム昇格決定しました。
— Kashif Bangnagande (@bg_kashif) August 18, 2019
これからも応援よろしくお願いします! https://t.co/VTSh0oR3u5
中学・高校生時代は、FC東京ユースでプレーしています。
- FC東京U-15深川
- FC東京U-18
高校1年生で公式戦のメンバーに名を連ね、2年時にはレギュラーに定着。
また、ユースでの活動と並行してFC東京U-23の試合にも出場。
2年間でJ3リーグ25試合に出場します。
U-17日本代表に選出されて以降、世代別日本代表に継続して召集されています。
FC東京
Embed from Getty Images2020年にFC東京に昇格します。
1年目からJリーグ2試合に出場し、徐々に出場機会を増やします。
2022年には長友佑都選手との熾烈な定位置争い。
そして、2023年はスタメン出場を続けています。
セットプレーのキッカーを務め、”カシーフ選手の左足”からいくつものチャンスが生まれています。
まとめ
かつて「SB大国」と呼ばれた日本代表。
安泰と思われたポジションは人材が枯渇し、「特に左SBは人材難」と言われるようになりました。
そんな中、U-21日本代表ではなく、”日本代表”に飛び級で選ばれたカシーフ選手。
まだまだ荒削りなのは間違いありません。
ただ、伸び代は抜群。
”SB大国復活”に向けて、バングーナガンデ佳史扶は前へ前へと突き進みます。
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