「190cmの大型FW(フォワード)」
このワードを見るだけで、期待感を抱いてしまいます。
空中戦を制し、パワーを武器に相手をなぎ倒してゴールへと突き進む。
オウイエ・ウイリアム選手は、競り合いで強さを発揮します。
ただ、力一辺倒ではなく、動きがしなやか。
”剛”よりも、”柔のパワー”を強く感じます。
今回は、オウイエ ウイリアムのプレースタイルと経歴をご紹介します。
オウイエ ウイリアムについて
- 名前:オウイエ ウイリアム(愛称:ウィリー)
- 生年月日:2004年4月19日
- 出身地:神奈川県川崎市
- 所属クラブ:柏レイソル
- 背番号:47番
- ポジション:FW
- 身長:190cm
- 体重:80kg
ナイジェリア×日本のハーフ
オウイエ選手は、ナイジェリア人の父と日本人の母の元で育ちました。
日本生まれ日本育ちのオウイエ選手。
国籍はまだ未定ですが、”日本代表入りへの可能性”も秘めた選手です。
中学時代はDF
FWとしてプロ入りを果たしたオウイエ選手。
実は、FWを始めたのは高校2年生の冬。
中学時代に所属していた川崎U-15では主に左SB(サイドバック)としてプレー。
高校時代はDF→ボランチと少しずつ前目のポジションになり、最終的にFWに定着しました。
川崎フロンターレ公式HPにて、オウイエ選手の中学生時代の写真が掲載されています。
26番の選手がオウイエ選手です。
【川崎フロンターレユースの選手】
日体柏との提携後、2人目のプロ選手
柏レイソルと日本体育大学柏高校は、2015年から相互支援契約を結んでいます。
- 柏レイソルU-18の選手たちが日体柏に通う
- 日体柏サッカー部の上手い選手が柏U-18の練習に参加する
- 柏アカデミーのコーチを日体柏に派遣 など
もうひとつのレイソルアカデミーとして機能すると同時に、日体柏もレイソルメソッドを取り入れています。(参照:Sportiva)
- 2021年:土屋巧選手が柏レイソルに入団
- 2022年:オウイエ選手が柏レイソルに入団。
2年連続で柏レイソルに選手を送り出すことになりました。
オウイエ ウイリアムのプレースタイル
Embed from Getty Images「力強さとしなやかさを両立」
オウイエ選手は190cmの大型FWです。
競り合いでは強さを発揮しますが、”力任せ”という印象は全く受けません。
動きが非常にしなやかで、プレーの1つ1つが柔らかい。
- 空中戦
- 速さ
- 強さ
- 左足のキック精度
オウイエ選手の動きは、2020年にJリーグMVPに輝いたオルンガ選手を彷彿とさせます。
もちろん、現段階でオルンガ選手のような能力を持っているわけではありません。
ただ、そのポテンシャルは抜群です。
オウイエ ウイリアムの経歴
- 大空KSC(川崎市立久松小学校)
- 川崎フロンターレU-15(川崎市立東橘中学校)
- 日本体育大学柏高校サッカー部
- 柏レイソル
小学生時代
小学生時代は、大空KSCでプレーしています。
オウイエ選手が生まれた2004年に発足したチームでサッカーを始めます。
高学年には、神奈川県選抜にも選出されています。
中学生時代
中学生時代は、川崎フロンターレU-15でプレーしています。
いまでこそ190cmのオウイエ選手ですが、当時は170cm。
キックを武器とした左SB(サイドバック)でしたが、怪我の影響もありU-18への昇格を逃します。
高校生時代
高校時代は、日本体育大学柏高校サッカー部でプレーしています。
意外にも、試合に出始めたのは高校3年生から。
様々なポジションを試し、FWに定着して初めてレギュラーの座を勝ち取りました。
2022年には選手権初出場でベスト8。
背番号15番を付けていた理由は、「15番が1番大きいサイズだったから」。
柏レイソル
2023年に柏レイソルに入団しました。
柏、水戸、今治の3チームの練習に参加。
そのうえで、日体柏の提携校である柏レイソルへの入団が決まりました。
まずはルヴァン杯での出場を目指し、アピールを続けます。
まとめ
- 190cmの左利き
- ナイジェリアとのハーフ
- 元DF
- Jユース昇格を逃した過去
話題性は抜群です。
オウイエ選手が活躍すれば、他の人以上に注目が集まるでしょう。
自転車で練習場に向かうかわいらしい一面も持つオウイエ選手。
彼が今後”どんなサッカー人生”を描くのか。
期待は膨らむばかりです。
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