「柏ユースで育った司令塔」
小学生時代から柏レイソルユースで育ち、大学を経由してレイソルに加入した加藤匠人選手。
プロデビュー戦でも落ち着いた表情で、的確な判断をみせました。
長短のパスを織り交ぜて味方選手の良さを引き出し、ゲームの流れを変える。
利き足は違いますが、柏ユースの先輩・手塚康平選手(現・サガン鳥栖)のプレーを彷彿とさせます。
今回は、加藤匠人のプレースタイルと経歴をご紹介します。
加藤匠人について
- 名前:加藤匠人(かとう たくと)
- 生年月日:1999年5月9日
- 出身地:埼玉県川口市
- 所属クラブ:福島ユナイテッド(柏レイソルからのレンタル)
- 背番号:30番
- ポジション:MF
- 身長:172cm
- 体重:68kg
一般受験で筑波大学に入学
加藤選手は、一般入試で筑波大学に入学しています。
筑波大学のサッカー推薦の枠は”たったの5人”。
5人の枠には入れず、猛勉強を開始。
朝6時に起きて5教科7科目を必死に学び、現役で筑波大学への合格を掴み取りました。
就活を経験
Embed from Getty Images加藤選手は、大学生の頃に就職活動も経験しています。
関東大学選抜に入ることができず、プロ入りが不透明に。
プロ入り目指しての活動をしつつも、就職活動も行っていました。
大のサウナ好き
本日発売のサウナ専門誌 #SAUNABROS の「サウナ好き37人に聞きました!」にて #加藤匠人 選手のショートアンケートが載っています🧖♂️♨️
— 柏レイソルOFFICIAL (@REYSOL_Official) December 20, 2022
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加藤選手は大のサウナ好きです。
アンケートがサウナ雑誌に取り上げられたことも。
音楽では、ONE OK ROCKが大好きです。
加藤匠人のプレースタイル
「卓越したゲームメイク」
加藤選手は、いわゆる”ゲームメーカー”タイプの選手。
中盤でボールを落ち着かせ、ボール保持率を高めます。
速攻・遅攻の判断が的確で、チームに攻撃のリズムをもたらします。
- ゲームメイク
- 長短のパス精度
長短問わずパスが正確で、”メッセージ付きのパス”を配給。
何気ないパスに見えても、「次のプレーに移しやすいパス」を繰り出します。
加藤匠人の経歴
- FCアビリスタ(川口市立舟戸小学校)
- 柏レイソルU-12
- 柏レイソルU-15(川口市立南中学校)
- 柏レイソルU-18(日本体育大学柏高校)
- 筑波大学蹴球部
- 柏レイソル
- 福島ユナイテッド
小学生時代
小学生時代は、FCアビリスタでプレーしています。
大島康樹選手(現・栃木SC)、バングーナガンデ 佳史扶選手(現・FC東京)らを輩出しているチームです。
小学5年生から、柏レイソルの下部組織に加入します。
大宮アルディージャ下部組織のセレクションも受験し、落選しています。
柏レイソル下部組織
#筑波大学 蹴球部所属、#加藤匠人 選手の来季2022シーズンからの #柏レイソル 加入が内定いたしました!レイソルアカデミー出身、下の写真では右下の6番です。U-18時代は猿田遥己選手、田中陸選手、中川創選手らと同期。中盤でのハードワークやボール奪取が持ち味のMFです!https://t.co/hUEwVtFUjN pic.twitter.com/F4tQWJwJOs
— 柏レイソルOFFICIAL (@REYSOL_Official) June 17, 2021
小学5年生で柏レイソル下部組織に入団し、高校卒業までプレーしています。
- 柏レイソルU-12
- 柏レイソルU-15
- 柏レイソルU-18
エリート集団の中で、けっして目立っていたわけではありません。
それでも基礎技術を磨き続け、プロになった今でも基礎練習を継続しています。
筑波大学蹴球部
大学時代は、筑波大学蹴球部でプレーしています。
1年生は身体作りに専念し、2年生から主力に定着。
4年時には副主将に就任し、同時に特別指定選手として柏レイソルの活動にも帯同しています。
柏レイソル
2022年に柏レイソルに入団します。
筑波大学の1学年後輩の森海渡選手は蹴球部を退部し、加藤選手と同じタイミングでの入団。
元レイソルユースの筑波大の選手2人が、柏レイソルへと帰還しました。
加藤選手は1年目から11試合に出場し、プロA契約選手になりました。
柏での成績
・2022年:11試合0ゴール
・2023年:3試合0ゴール
A契約とは
プロの試合で450分以上出場し、”年棒上限のない契約”になること。
(J2以下の場合は900分以上)
福島ユナイテッド
2024年に福島ユナイテッドにレンタル移籍します。
J3リーグで経験を積みつつ、J2昇格を目指して戦います。
まとめ
サッカーは、ただ前に進めば良いわけではありません。
ピッチを広く使い、時には後ろにボールを戻すことも。
「90分の中でどう戦うのか」を考え、勝負所の見極めが重要です。
加藤選手のように、”ゲームの流れを読める選手”はチームに不可欠です。
素人目にはわかりにくい上手さがあり、玄人に好まれる選手です。
加藤匠人の上手さに気づいたあなたは、「自分はサッカー通だ」と胸を張ってください。
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