4月19日に『ルヴァン杯第4節 柏レイソルvsアルビレックス新潟』が開催されました。
前回の新潟との対戦では0-2で敗北。
しかも、”サポーターとネルシーニョ監督が衝突”という、サッカーファンをある意味賑わせる試合になりました。
その衝突以降流れが変わり、リーグ戦 1勝1分。
引き分けたアウェイでのサガン鳥栖戦も、「勝ちを逃した」と感じる内容でした。
「1つの勝利が流れを変える」というのは、まさにこのこと。
この勢いを、ルヴァン杯でも見せたいところです。
対するアルビレックス新潟は、前節のリーグ戦では伊藤涼太郎選手のハットトリックで逆転勝利。
- Jリーグ:8位
- ルヴァン杯GL:首位
側から見ても雰囲気の良いチームです。
試合前には、鹿島戦では機材トラブルで中止になった「YELLOW SUNSHINE NIGHT」が開催。
新潟サポーターも、ペンライトを照らしていました。
当日の様子
GK 猿田遥己が日立台デビュー
この日、レイソルのゴールを守ったのは、今季初出場の猿田遥己。
さらに、猿田選手はこの試合が日立台デビューになりました。
同じくGKの松本健太選手とは、柏ユース時代の同期。
開幕時はスタンドから試合を観ていた2人が、同じ週に公式戦のピッチに立ちました。
4月にして、レイソルGK陣は4人全員が公式戦に出場。
GKの定位置争いが、さらに激化しました。
元新潟の3選手
- 守田達弥
- 戸嶋祥郎
- 川口尚紀
上記3選手は、過去に新潟でプレーしていた経験があります。
試合後には、新潟サポーターに挨拶。
温かいことで有名な新潟サポーターから、大きな拍手が送られていました。
また、新潟の田上大地選手も2019年に柏でプレー。
田上選手も試合後に、柏側に来てくれました。
ハーフタイムの3枚替え
ネルシーニョ監督といえば、”複数枚の同時交代”が有名です。
流れが良くない時には、一気に選手を替えて流れを変える。
この日は、ハーフタイムに3枚替え。
この采配が、大きく流れを変えることになりました。
また、新潟も後半21分に”4枚同時替え”。
コロナ禍以降のルールを駆使し、大胆な采配が目立つ試合になりました。
スターティングメンバー
柏レイソル
ベンチ入りメンバー
アルビレックス新潟
- GK 阿部航斗
- DF 渡邊泰基
- DF 早川史哉
- DF 長谷川巧
- DF 千葉和彦
- MF 小見洋太
- MF 星雄次
- MF 松田詠太郎
- MF シマブク・カズヨシ
- MF 吉田陣平
- FW 谷口海斗
ベンチ入りメンバー
- GK 瀬口拓弥
- DF 新井直人
- DF 田上大地
- MF 秋山裕紀
- MF 太田修介
- MF ダニーロ・ゴメス
- MF 高木善朗
試合結果
『3-2』
得点者
・前半17分:武藤雄樹(柏)
・前半22分:松田詠太郎(新潟)
・前半29分:谷口海斗(新潟)
・後半2分:細谷真大(柏)
・後半8分:山田康太(柏)
早い時間に先制点を奪ったレイソル。
しかしその後、立て続けの2失点。
・連携が合わずにシュートまでいけず。
・新潟のパスが面白いように通る
失点後は、攻守において上手くいかず、相手に試合を支配される展開が続きました。
この流れを変えたのは、”ハーフタイムの3枚替え”。
入ったばかりの細谷選手が同点弾を奪い、その6分後に逆転。
得点後も、”数分間にわたって相手陣内でのパス回し”を披露するなど、今季No.1ともいえるサッカーをみせました。
まとめ
逆転勝利!
2022年6/22天皇杯3回戦vs徳島戦以来の、逆転勝利になりました。
レイソルの得点時には、スタンドで観戦する選手みんながガッツポーズ。
先制点を決めた武藤選手に対し、”寿司ポーズ”を要求する選手たちの姿がありました。
有言実行👏👏👏#武藤雄樹 #柏レイソル#寿司をもたらす pic.twitter.com/IDYrZZKZi6
— 柏レイソルOFFICIAL (@REYSOL_Official) April 19, 2023
前半は、相手の連動した攻撃に大苦戦。
シマブク選手、松田選手のドリブル突破に手をやき、対応が後手後手に回るシーンも見受けられました。
しかし、この試合のスタンドからは悲壮感がほとんど感じられず。
これも、鹿島戦での勝利が影響しているかもしれません。
人数は多くないものの、柏サポーターは凄まじい雰囲気を作り出しました。
同点弾をきめた後の「いけるぞ!」という雰囲気は、ピッチが近いスタジアムならでは。
選手の力はもちろん、サポーターの力も大きく働いた試合でした。
そして、後半に見せたパス回し。
仙頭選手、サヴィオ選手を中心に、数分間にわたって相手はボールを触ることもできず。
シーズン開幕前に期待していたパスサッカーが、垣間見えた瞬間でした。
この試合を終えての、ルヴァン杯グループDの順位はこちら。
順位 | チーム名 | 勝ち点 | 得失点 |
---|---|---|---|
1位 | アビスパ福岡 | 7 | 1 |
2位 | アルビレックス新潟 | 6 | 1 |
3位 | 柏レイソル | 5 | -1 |
4位 | 鹿島アントラーズ | 4 | -1 |
全チームが突破の可能性を残す大混戦です。
グループリーグは残り2試合。
- 5/24 vs鹿島(アウェー)
- 6/18 vs福岡(ホーム)
ルヴァン杯でのグループリーグ突破は、決勝に進んだ2020年が最後。
流れが上向いている現在、3シーズンぶりの突破も射程圏内です。
次も勝利を!!
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