「川崎の心臓」
2020年、2位と勝ち点差18をつける圧倒的な強さでJリーグを制した川崎フロンターレ。
翌年2021年は、Jリーグ史上最多勝ち点の92で優勝し、2連覇を達成しています。
この2年の間に、4人の主力選手が退団。
4人のW杯経験者が退団しながらも川崎フロンターレが強さを維持できたのは、”大卒ルーキー橘田健人”の存在が大きいです。
中盤で相手の攻撃を芽を刈り取り、パスサッカーの起点にもなる。
「あの22番の選手だれ!?」
スタジアムの電光掲示板を見ると、”22番 橘田健人”の名前が。
こうして相手サポーターに認知され、いつしか”川崎の心臓”として日本代表に推される選手になりました。
今回は、橘田健人のプレースタイルと経歴についてご紹介します。
橘田健人について
- 名前:橘田健人(たちばなだ けんと)
- 生年月日:1998年5月29日
- 出身地:鹿児島県霧島市
- 所属クラブ:川崎フロンターレ
- 背番号:8番
- ポジション:MF/DF
- 身長:168cm
- 体重:65kg
2023年からキャプテンに
橘田選手は、2023年より川崎フロンターレのキャプテンに就任します。
プロ3年目の25歳と若い選手ですが、チーム・サポーターからの信頼は抜群です。
副キャプテンの登里選手、脇坂選手、ジェジエウ選手と共に、王座奪還に向けてチームを盛り上げます。
人見知りな性格
vバナナが大好きなルーキー、 #橘田健人 選手も初めてのバナナ撮影。慣れない撮影に、少し緊張気味?なケント。照れがある感じも初々しいですね。【プロモ】#frontale #タチバナナケント pic.twitter.com/lCutCQJRwE
— 川崎フロンターレ (@frontale_staff) January 28, 2021
橘田選手ご本人曰く、”人見知り”な性格です。
クラブ公式のQ&Aでは、「コミュニケーション能力を高めたい」と回答。
バナナやキウイの装飾を身につけるなど、面白いイベントも盛りだくさんの川崎フロンターレ。
”人見知りな性格を直す”という意味でもピッタリなクラブかもしれません。
縦に落ちる”タテバナダ”
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— 川崎フロンターレ (@frontale_staff) January 20, 2023
魔球「タテバナダ」
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話題沸騰、キャプテン #橘田健人 のタテに落ちるシュートの呼び名が決まりました。#タテバナダ です。
名付け親は吉田コーチ。
それでは、タテバナダ、FK編。
ケントのスーパーシュート2連発をご覧ください。
【広報】#frontale pic.twitter.com/YfVCuFI6DT
”中盤での守備”を強みとする橘田選手ですが、実はキックの名手です。
縦に落ちる縦回転キックを披露し、シュートの名前は「タテバナダ」に決まりました。
2023年は、直接FKも期待できるかもしれません。
橘田健人の着用スパイク
メーカー:プーマ
橘田選手は、プーマのウルトラを着用しています。
ウルトラシリーズは、とても軽量でスピードプレーヤーに好まれる人工皮革のスパイクです。
※お子様向けや、フットサル用のモデルも販売しています。
橘田健人のプレースタイル
Embed from Getty Images「和製カンテ」
橘田選手プレーは、フランス代表のカンテ選手(チェルシー)に似ています。
主戦場はボランチ(MF)です。
- ボール奪取能力
- 無尽蔵のスタミナ
- 攻守の切り替え
168cmと小柄な選手ですが、球際で強さを発揮。
相手選手の前にスルッと入り込み、綺麗にボールを奪い取ります。
「2人いる!?」と思ってしまう程の運動量も持ち味で、ピッチのどこにでも姿を表します。
また、攻撃面でも起点になれる選手です。
攻守の切り替えが凄まじく早く、ボールを奪った瞬間には攻撃に転じています。
橘田健人の経歴
- 国分西サッカースポーツ少年団(鹿児島県)
- 霧島市立舞鶴中学校サッカー部(鹿児島県)
- 神村学園高校サッカー部(鹿児島県)
- 桐蔭横浜大学サッカー部
- 川崎フロンターレ
小学生時代
小学生時代は、国分西サッカースポーツ少年団でプレーしています。
6歳からサッカーを始め、小学生にしてリフティングの回数は2000回を達成。
プロ選手の小学生時代は”点取り屋だった”選手が多い中、橘田選手は”パスに美学”を感じる選手でした。
中学生時代
中学生時代は、舞鶴中学校サッカー部でプレーしています。
強豪チームではなく、「県大会に出れたらラッキー」というチームでしたが、その中で輝きを放っていたのが橘田選手。
九州トレセンにも選出されています。
九州トレセンでは、冨安健洋選手(アーセナル)と共にプレーしています。
高校生時代
高校生時代は、神村学園高校サッカー部でプレーしています。
自宅から、片道2時間かけて通学。
1年生にして神村学園のエースNo.14を背負い、鹿児島県選抜の10番として国体に出場しています。
惜しくも全国大会出場は逃しますが、強豪校で攻撃力に磨きをかけました。
大学生時代
大学時代は、桐蔭横浜大学サッカー部でプレーしています。
高校生までは攻撃的な選手だった橘田選手。
守備を磨き上げたのは、大学での4年間です。
1年生からAチームでプレーし、橘田選手に関心を寄せたJリーグチームは10を超えるとも言われています。
大学4年時には特別指定選手として、川崎フロンターレでプレーしています。
川崎フロンターレ
Embed from Getty Images2021年に川崎フロンターレに入団します。
1年目からリーグ戦29試合に出場し、優秀選手にもノミネート。
いつしか「川崎の心臓」と呼ばれるようになり、フロンターレに欠かせない存在へと進化を遂げます。
橘田選手がプレーするJリーグは、DAZNにて視聴できます。
詳しくは、【DAZNについて】をご覧ください。
ルヴァン杯、天皇杯はスカパー!にて視聴できます。
詳しくは、【スカパーについて】をご覧ください。
まとめ
「日本代表入りも近い」と言われる橘田選手。
驚くべきは、「プロのサッカー選手を夢見ていなかった」ことです。
自身の実力を客観視し、プロになれる実力ではないと判断。(参照:4yers.)
”サッカーを純粋に楽しみながら”川崎フロンターレのキャプテンという場所まで上り詰めました。
これからもサッカーを楽しむ心を全開に、全国のサッカー少年・少女に夢を与えてくれるはずです。
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