「日本屈指のSB」
2010年代、「SB(サイドバック)大国」と呼ばれた日本代表。
4人の選手が”4大リーグの主力”として活躍し、世界的に見ても人材が豊富。
そのうちの1人が、”酒井高徳選手”です。
今回は、酒井高徳のプレースタイルと経歴をご紹介します。
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初心者の方も、サッカー通の方も、ぜひ楽しく読んでください。
酒井高徳ってどんな選手?
- 名前:酒井高徳(さかい ごうとく)
- 生年月日:1991年3月14日
- 出身地:アメリカ合衆国ニューヨーク州
- 所属チーム:ヴィッセル神戸
- ポジション:DF
- 背番号:24番
- 身長:176cm
- 体重:74kg
- 利き足:右
日本代表歴
Embed from Getty Images- A代表:42試合0ゴール
- 世代別:ロンドン五輪出場
U-15から世代別代表に選出。
その後、21歳でA代表に選出され、W杯や五輪にも出場。
2018年ロシアW杯終了後に”代表引退”を宣言しています。
出場した主な大会
・ロンドン五輪(2012年)
・ブラジルW杯(2014年)
・アジア杯(2015年)
・ロシアW杯(2018年)
兄弟もJリーガー
酒井選手は4人兄弟の次男。
全員がアスリートで、次男・三男・四男がサッカー選手です。
- 長男:酒井高喜(柔道家)
- 次男:酒井高徳(サッカー選手)
- 三男:酒井宣福(サッカー選手)
- 四男:酒井高聖(サッカー選手)
アメリカとのハーフ
”父(日本人)と母(ドイツ人)”の元に生まれた、いわゆるハーフの選手。
若手の頃は、「ドイツ代表入り」の噂が立ったことも。
”ハーフ(ダブル)としての人生”は、自叙伝にて詳しく語られています。
酒井高徳の着用スパイク
メーカー:アディダス
酒井選手は、アディダスの”コパ”を着用しています。
とても柔らかく、ボールタッチのしやすさが特徴の天然皮革のスパイクです。
酒井高徳のプレースタイル
Embed from Getty Images「闘志溢れるSB(サイドバック)」
- 両サイドでプレー可能
- 無尽蔵のスタミナ
- 対人の強さ
本職は”SB(サイドバック)”。
左右のサイドを遜色なくこなし、ボランチでもプレー可能。
闘志溢れるプレーは90分間精度が落ちず、迫力あふれるオーバーラップを披露します。
対人プレーの強さは”ドイツ仕込み”。
世界が認めたSB(サイドバック)です。
酒井高徳の経歴
- 三条SSS
- レザーFS Jr.ユース
- アルビレックス新潟ユース
- アルビレックス新潟
- シュツットガルト(ドイツ)
- ハンブルガーSV(ドイツ)
- ヴィッセル神戸
小学生時代
小学生時代は、三条SSSでプレーしています。
2歳の時に日本に引っ越し、10歳からサッカーをスタート。
チーム加入のキッカケは、”ボールを持って河川敷で立っていたら、声をかけてもらったこと”。(参照:サカママ)
すぐに上達し、地区選抜にも選出されています。
中学生時代
中学生時代は、レザーFS Jr.ユースでプレーしています。
クラブチームに加入し、県選抜でもプレー。
3年時にはU-15日本代表にも選出され、原口元気選手、宇佐美貴史選手らと共にイタリア遠征も経験しています。(参照:Number)
高校生時代
高校生時代は、アルビレックス新潟ユースでプレーしています。
親元を離れ、寮生活を開始。
高校3年時には天皇杯に出場し、高校生にしてプロデビューを果たしています。
アルビレックス新潟
Embed from Getty Images2009年にアルビレックス新潟に昇格します。
プロ1年目の終盤に主力選手となり、日本代表にも初招集。
同じくロンドン五輪世代の”酒井宏樹選手”と共に注目を集め、「SB大国・日本」の到来を予感させました。
新潟での成績
・2009年:18試合0ゴール(J1)
・2010年:31試合0ゴール(J1)
・2011年:25試合1ゴール(J1)
新潟時代のチームメイト
・矢野貴章
・川又堅碁
・千葉和彦
・永田充
・東口順昭
・マルシオ リシャルデス
・ペドロ ジュニオール
・鈴木大輔
・酒井宣福
・森保一(コーチ) など
シュツットガルト(ドイツ)
Embed from Getty Images2011年1月にシュツットガルトに移籍します。
岡崎慎司選手と共に、”2人の日本人”がドイツで躍動。
2年連続でEL(ヨーロッパリーグ)に出場し、市場価値も急上昇。
ドイツ国内では、「ドイツ代表に招集すべきだ」という意見も数多くあがりました。
シュツットガルトでの成績
・2011-12年:14試合0ゴール(途中入団)
・2012-13年:27試合0ゴール(EL出場)
・2013-14年:28試合0ゴール(EL出場)
・2014-15年:18試合1ゴール
シュツットガルトでプレーしていた日本人選手
・岡崎慎司
・酒井高徳
・浅野拓磨
・遠藤航
・原口元気
・伊藤洋輝
ハンブルガーSV(ドイツ)
2015年夏にハンブルガーSVに移籍します。
ドイツのトップリーグで、日本人選手が”キャプテン”に就任。
しかし、酒井選手がキャプテンを務める時期に「1度も2部に落ちたことがないクラブ」が2部リーグに降格。
サポーターからの非難がキャプテンに集中し、監督・チームメイトが鎮火を図る事態に。
酒井選手には”ヨーロッパ中”からオファーが届くも、クラブに残留。
ドイツ2部で1シーズン戦い、シーズン終了後に日本への帰国を決断します。
ハンブルガーSVでの成績
・2015-16年:22試合0ゴール
・2016-17年:33試合1ゴール
・2017-18年:28試合0ゴール
・2018-19年:31試合0ゴール(ドイツ2部)
ハンブルガーSVでプレーしていた日本人選手
・高原直泰
・酒井高徳
・伊藤達哉
ヴィッセル神戸
2019年8月にヴィッセル神戸に移籍します。
大型補強中のクラブに加入し、”劇的な変化”をもたらします。
助っ人外国人以上の活躍をみせ、移籍初年度に初タイトルを獲得。
2023年には、悲願のJリーグ初優勝。
日本代表からは退いたものの、まだまだ”日本屈指のSB”です。
神戸での成績
・2019年:12試合0ゴール(天皇杯優勝、途中入団)
・2020年:32試合1ゴール
・2021年:38試合1ゴール
・2022年:34試合1ゴール
・2023年:-試合-ゴール(Jリーグ優勝)
まとめ
Embed from Getty Images闘志をむき出しにし、”目の前の相手”に絶対に負けない。
一時代を築いたSBは、いまも輝きを放ち続けています。
来季の目標は、”アジア(ACL)制覇”。
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