2022年のJリーグでは、周囲の予想を裏切る”快進撃”を見せた柏レイソル。
シーズン前半を終えて4位という好順位につけ、”降格候補”とは思えないペースで勝ち点を積み上げました。
その躍動ぶり見て、約10年ぶりのJ1優勝、久々のACL出場を期待したサポーターも大勢いたはずです。
※2022年度J1リーグ前半戦についてまとめています。
【2022年度J1リーグ前半戦】
ところが、シーズン後半戦では勝利が遠く、”10戦勝ちなし”の状態でシーズン終了。
7位につけたものの、シーズン序盤に見せた”イケイケ感”はそこにはありませんでした。
そんな失意を味わったレイソルはチームの補強にも全力です。
大谷選手、染谷選手の引退や大南選手、ドッジ選手といった主力選手の退団はあるものの、Jリーグでも名の通った選手を複数名獲得。
”今オフの主役”といって良いほどの注目を集めています。
今回は、2023年に柏レイソルに加入する選手たちについてご紹介します。
2023年柏レイソル新加入選手
日本が”死の組”を突破したカタールW杯の日程を考慮し、例年よりも約1ヶ月早めにシーズンを終えたJリーグ。
2023年シーズンが第二次ネルシーニョ政権の最終年とも噂されており、補強の動きからも”本気度”が伺えます。
新卒選手を含め、現在12名の選手の新加入が決定。(12月21日現在)
「柏から世界へ」を体現すべく、魂こもったプレーを見せてくれるはずです。
背番号:17 ジェイ=ロイ・フロート
Embed from Getty Images- 名前:ジェイ=ロイ・ジョーネル・フロート
- 1998年3月13日
- 国籍:オランダ
- 所属クラブ:柏レイソル
- 背番号:17番
- ポジション:FW
- 身長:193cm
- 体重:99kg
元世代別オランダ代表。
イングランドやオランダでのプレー経験あり。
193cm99kgで”スピードが武器”という、末恐ろしい選手です。
フィテッセ時代は、本田圭佑さんとチームメイトです。
背番号:5 高嶺朋樹(たかみね ともき)
Embed from Getty Images- 生年月日:1997年12月29日
- 出身地:北海道札幌市
- ポジション:DF/MF
- 身長:177cm
- 体重:74kg
- 所属暦
・コンサドーレ札幌U-18
・筑波大学
・北海道コンサドーレ札幌
激しいタックルでボールを奪い、名付けられた異名は”狂犬”。
札幌下部組織からの生え抜きで、移籍に納得できないサポーターも多数。
柏への移籍は、”世界を目指すための大きな覚悟”を持って決断しています。
筑波大学時代には、戸嶋祥郎選手や三笘薫選手らと共にプレーしています。
背番号:50 立田悠悟(たつた ゆうご)
Embed from Getty Images- 生年月日:1998年6月21日
- 出身地:静岡県静岡市
- ポジション:DF
- 身長:191cm
- 体重:83kg
- 所属暦
・清水エスパルスU-18
・清水エスパルス
清水で生まれ育った”エスパルスの生え抜き選手”。
191cmの高身長、身体能力の高さとポテンシャル抜群。
”ポカ”が減りさえすれば、日本代表への招集は秒読みです。
古賀太陽選手とは大の仲良しです。
背番号:16 片山瑛一(かたやま えいいち)
Embed from Getty Images- 生年月日:1991年11月30日
- 出身地:埼玉県川越市
- ポジション:DF/MF/FW
- 身長:181cm
- 体重:75kg
- 所属暦
・川越高校
・早稲田大学
・ファジアーノ岡山
・セレッソ大阪
・清水エスパルス
DFからFWまで全ポジションをこなす”超ユーティリティプレーヤー”。
ロングスローも得意で、”キック”でも”投げ”でもチャンスを作り出します。
戦術理解度も高く、早くから試合に絡む可能性が高い選手です。
埼玉屈指の進学校から早稲田大学に一般入試で合格した頭脳を持ちます。
背番号:41 仙頭啓矢(せんとう けいや)
Embed from Getty Images- 生年月日:1994年12月29日
- 出身地:大阪府枚方市
- ポジション:MF
- 身長:171cm
- 体重:64kg
- 所属暦
・京都橘高校
・東洋大学
・京都サンガ.F.C
・横浜F.マリノス
・京都サンガF.C
・サガン鳥栖
・名古屋グランパス
驚くべきサッカーIQの高さを誇る選手で、攻撃の質を1ランクupさせることができる選手です。
パス精度の高さも一級品で、仙頭選手の右足から多くのチャンスが生まれます。
大学時代にはレイソルの練習にも参加していたという過去も。
小屋松知哉選手とは、4度目の共演になります。
背番号:31 守田達弥(もりた たつや)
Embed from Getty Images- 生年月日:1990年8月3日
- 出身地:千葉県千葉市
- ポジション:GK
- 身長:191cm
- 体重:87kg
- 所属暦
・習志野高校
・京都サンガ.F.C
・カターレ富山
・アルビレックス新潟
・松本山雅FC
・サガン鳥栖
2022年夏に期限付き移籍で加入し、今シーズンから完全移籍となりました。
昨シーズンは出番こそなかったものの、GKの最年長として”まとめ役”に。
J1で150試合以上の出場経験があり、虎視眈々とチャンスを伺っています。
4年間プレーしたアルビレックス新潟では、退団から5年たった今でも人気のある選手です。
背番号:3 ジエゴ
Embed from Getty Images- 生年月日:1995年9月21日
- 出身地:ブラジル
- ポジション:DF
- 身長:183cm
- 体重:77kg
- 所属暦
・松本山雅FC
・水戸ホーリーホック
・徳島ヴォルティス
・サガン鳥栖
(※来日後の経歴です。)
ブラジル1部リーグでも出場暦のあるDF。
2017年に来日し、今シーズンで6年目。
ロングスローを武器としており、昨年は雨の日立台で本田風智選手のゴールを生み出したことは記憶に新しいです。
今シーズンは”味方”として日立台で躍動します。
背番号:11 山田康太(やまだ こうた)
Embed from Getty Images- 生年月日:1999年7月10日
- 出身地:神奈川県
- ポジション:MF
- 身長:175cm
- 体重:68kg
- 所属暦
・横浜F.マリノスユース
・横浜F.マリノス
・名古屋グランパス
・水戸ホーリーホック
・モンテディオ山形
抜群のテクニックを持つ”プリンス”。
世代別日本代表暦も豊富な男が、4年ぶりにJ1に挑戦します。
2年連続で”J2月間ベストゴール”を受賞。
得意とするドリブルやミドルシュートで、J1でもベストゴールを狙っているはずです。
「久保建英選手の”Kポーズ”」は、山田康太選手に対して贈られたものです。
背番号:48 熊澤和希(くまざわ かずき)
- 生年月日:2001年1月13日
- 出身地:神奈川県
- ポシション:MF
- 身長:180cm
- 体重:74kg
- 所属暦
・流通経済大学柏高校
・流通経済大学
高校・大学と1年生からレギュラーを掴んだ天才パサー。
- 全国高校サッカーインターハイ 準優勝
- 全国高校サッカー選手権 準優勝
- 関東大学サッカーリーグ 優勝
大学時代に守備面を改善し、正真正銘プロでも戦える選手に。
攻撃的なポジションならどこでもできるユーティリティ性も強みです。
1学年先輩の満田誠選手(広島)のように、プロ1年目から代表に絡む活躍を見せたいところです。
背番号:40 落合陸(おちあい りく)
Embed from Getty Images- 生年月日:1999年5月23日
- 出身地:埼玉県
- ポジション:MF
- 身長:175cm
- 体重:72kg
- 所属暦
・柏レイソルU-18
・VONDS市原
・東京国際大学
1年間の”浪人生活”を経てプロ入りを果たした苦労人。
2022年には二種登録選手としてルヴァン杯4試合に出場しています。
大学時代に”肉体改造”を行い、すぐにでもプロで活躍する準備はできています。
小・中・高に渡ってレイソルユースの10番を背負ってきました。
背番号:45 山本桜大(やまもと おうた)
- 生年月日:2004年6月4日
- 出身地:広島県
- ポジション:MF/FW
- 身長:175cm
- 体重:68kg
- 所属暦
・柏レイソルU-18
レイソルにはU-12から所属。
2022年のクラブユースでは6得点をあげて得点王に輝きました。
得点以外の能力にも優れた”万能型ストライカー”です。
背番号:43 モハマド・ファルザン佐名(もはまど ふぁるざん さな)
- 生年月日:2004年6月30日
- 出身地:千葉県
- ポジション:MF
- 身長:175cm
- 体重:63kg
- 所属暦
・柏レイソルU-18
レイソルにはU-12から所属。
1年生時からプレミアリーグに登録され、3年時には10番を背負いました。
得意のドリブルで相手DF陣を切り裂きます。
背番号:47 オウイエ・ウィリアムズ
- 生年月日:2004年4月19日
- 出身地:神奈川県
- ポジション:FW
- 身長:187cm
- 体重:77kg
- 所属暦
・日本体育大学柏高校
土屋匠選手に続き、2人目の日体大柏からの入団選手。
高校2年まではDFで、FWにコンバートしてからまだ1年。
ナイジェリア人とのハーフで、身体能力の高さは折り紙付きです。
オウイエ選手について詳しく知るには、柏レイソルOBのYouTuber・那須大輔チャンネルの密着動画もご覧ください。
日本の高校を卒業しているので、Jリーグでは”日本人”としてプレー可能です。
まとめ
今年も、数多くの優秀な選手たちが柏レイソルに加入することになりました。
既存の戦力とどんな連携を見せるのか。
また、ますます熾烈になる”ポジション争い”にも注目が集まります。
思い返してみると、レイソルがJ1制覇した2011年は、「誰が出場するのか予想できない」ほど激しいポジション争いが展開されました。
”誰が出ても勝てるチーム”になることで、優勝への道筋が見えてくるはずです。
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