『柏レイソルが獲得した歴代タイトル』
柏レイソルは、日立製作所を親会社とするサッカークラブ。
Jリーグ開幕2年目となる1995年にJリーグに加盟。
これまでに3度のJ2降格経験があるものの、すべて1年でJ1に復帰。
”昇格1年目でのJ1制覇”を成し遂げた初めてのクラブです。
今回は、柏レイソルのタイトルの歴史をご紹介します。
「もっとサッカーが楽しくなる」をテーマに、ブログを書いています。
【10分以内】で、気軽に読める記事がたくさんあります。
初心者の方も、サッカー通の方も、ぜひ楽しく読んでください。
柏レイソルが獲得したタイトル(優勝)
大会 | 優勝回数 | 年度 |
---|---|---|
Jリーグ | 1回 | ・2011年 |
ルヴァン杯 (旧・ナビスコ杯) | 2回 | ・1999年 ・2013年 |
天皇杯 | 1回 | ・2012年 |
柏レイソルがこれまでに獲得したタイトルは4つ。(ゼロックス杯、J2は除く)
ユニフォームの左袖には”4つの赤い星”が刻まれています。
1999年:ヤマザキナビスコ杯
準決勝で、DFホン・ミョンボ(元・韓国代表)がイエロー覚悟で相手の攻撃をストップ。
累積警告で出場停止となり、守備の要を欠いての決勝戦でした。
決勝の相手は、鹿島アントラーズ。
大野敏隆が先制点を奪うも、後半17分・19分に立て続けに失点。
敗戦ムードが漂う中、終盤のパワープレーで渡辺毅が同点弾。
延長戦でも決着がつかず、”PK戦”の末、初タイトルを手にしています。
決勝戦
vs鹿島アントラーズ@国立競技場(旧)
2-2(PK勝ち)
監督:西野朗
当時の所属選手
・下平隆宏
・加藤望
・渡辺毅
・薩川了洋
・南雄太
・吉田宗弘
・萩村滋則
・酒井直樹
・北嶋秀朗
・大野敏隆
・明神智和
・ホン ミョンボ
・バデア など
2011年:J1リーグ
Embed from Getty ImagesJ2からJ1に復帰したシーズン。
3月11日に東日本大震災が発生。
大幅なスケジュール変更の中、快進撃を見せたのが柏レイソル。
8敗を喫するも、連敗は1度もなし。
”誰が出ても活躍する”、スタメンの予想がとても難しいチーム。
Jリーグ史上初の”昇格 即 優勝”を成し遂げました。
監督:ネルシーニョ
当時の所属選手
・大谷秀和
・栗澤僚一
・菅野孝憲
・増嶋竜也
・近藤直也
・酒井宏樹
・橋本和
・北嶋秀朗
・工藤壮人
・田中順也
・林陵平
・水野晃樹
・レアンドロ ドミンゲス
・ジョルジ ワグネル など
2012年:天皇杯
Embed from Getty Images2回戦では”U-18との兄弟対決”が実現。
順調に勝ち上がるも、準々決勝・準決勝で決勝点をあげた工藤壮人が決勝戦は出場停止。
決勝・ガンバ大阪戦の試合前には、工藤がゴール裏に駆けつけ、サポーターを鼓舞。
その甲斐もあってか、ゴール裏のボルテージは最高潮に。
柏サポーターの目の前でのコーナーキックから、渡部博文が決勝点。
2008年天皇杯決勝戦のリベンジを果たしました。
決勝戦
vsガンバ大阪@国立競技場(旧)
1-0
監督:ネルシーニョ
決勝戦にメンバー入りした選手
・菅野孝憲
・那須大亮
・増嶋竜也
・渡部博文
・橋本和
・レアンドロ ドミンゲス
・茨田陽生
・水野晃樹
・大谷秀和
・ジョルジワグネル
・澤昌克
・桐畑和繁
・福井諒司
・藤田優人
・アンヨンハ
・栗澤僚一
・山中亮輔
・田中順也
2013年:ヤマザキナビスコ杯
Embed from Getty ImagesACL出場クラブのため、ナビスコ杯には決勝トーナメントからの参加。
準決勝1stレグの横浜F.マリノス戦では、柏が誇る2人の左利きが大暴れ。
- 田中順也
- ジョルジ ワグネル
決勝戦の相手は浦和レッズ。
押し込まれる展開の中で、試合中に骨折していた藤田優人が決死のクロス。
工藤壮人が頭で合わせ、前半に先制。
虎の子の1点を守り切り、”3年連続のタイトル”を獲得しています。
試合後、負傷欠場となったキムチャンス(元・韓国代表)のユニフォームを着ている工藤の姿が印象的でした。
決勝戦
vs浦和レッズ@国立競技場(旧)
1-0
監督:ネルシーニョ
決勝戦にメンバー入りした選手
・菅野孝憲
・藤田優人
・谷口博之
・近藤直也
・渡部博文
・レアンドロ ドミンゲス
・栗澤僚一
・茨田陽生
・ジョルジ ワグネル
・クレオ
・工藤壮人
・稲田康志
・増嶋竜也
・太田徹郎
・小林祐介
・狩野健太
・澤昌克
・田中順也
柏レイソルが準優勝となった大会
大会 | 回数 | 年度 |
---|---|---|
※ Jリーグ | 1回 | 2000年 |
ナビスコ杯 (ルヴァン杯) | 1回 | 2020年 |
天皇杯 | 1回 | 2008年 |
2000年:Jリーグ
当時のJリーグは2ステージ制。
2ndステージのレイソルは絶好調で、8連勝で2位に浮上。
首位アントラーズとの勝ち点差は”1”。
最終節は、まさかの鹿島との直接対決。
「勝てば優勝」というシチュエーションでしたが、スコアレスドロー。
チャンピオンシップ出場を逃しました。
最終結果はシーズン3位ですが、年間勝ち点はレイソルが1位。
「2ステージ制でなければ・・・」と悔やまれるシーズンでした。
監督:西野朗
当時の所属選手
・下平隆宏
・加藤望
・渡辺毅
・薩川了洋
・南雄太
・萩村滋則
・酒井直樹
・北嶋秀朗
・大野敏隆
・明神智和
・玉田圭司
・ホン ミョンボ
・ファン ソンホン など
2008年:天皇杯
J2時代に就任し、J1復帰へと導いた石﨑監督が天皇杯を最後に退任。
フランサの天才的なテクニックと、ガンガン仕掛ける若手が融合したレイソルは、「イシさん(監督)を漢にする」をテーマに決勝戦に進出。
決勝戦の相手はガンバ大阪。
延長戦終了間際に、途中出場の播戸竜二が決勝ゴール。
レイソルは、PK戦目前での失点に泣きました。
決勝戦
vsガンバ大阪@国立競技場(旧)
0-1
監督:石崎信弘
決勝戦にメンバー入りした選手
・菅野孝憲
・村上佑介
・古賀正紘
・小林祐三
・大谷秀和
・太田圭介
・栗澤僚一
・山根巌
・アレックス
・菅沼実
・ポポ
・南雄太
・鎌田次郎
・石川直樹
・藏川洋平
・李 忠正
・フランサ
・北嶋秀朗
2020年:ルヴァン杯
Embed from Getty Images新型コロナウイルス拡大の影響で、大幅にレギュレーション変更。
- グループステージ:各チームと総当たり(各チーム3試合)
- 決勝トーナメント:1発勝負
更に、クラブスタッフにコロナ陽性者が出てしまったこともあり、決勝戦も延期。
年明けの1月4日に開催。
決勝戦の相手はFC東京。
先制点を許すも、瀬川祐輔が混戦の中から同点弾。
しかし、後半にアダイウトンのトーキックで失点。
エース・オルンガが封じ込まれ、レイソルにとって初の新国立競技場は苦い思い出になりました。
決勝戦
vsFC東京@国立競技場(新)
1-2
監督:ネルシーニョ
決勝戦にメンバー入りした選手
・キム スンギュ
・川口尚紀
・大南拓磨
・山下達也
・古賀太陽
・大谷秀和
・ヒシャルジソン
・クリスティアーノ
・瀬川祐輔
・江坂任
・オルンガ
・滝本晴彦
・染谷悠太
・三丸拡
・三原雅俊
・神谷優太
・仲間隼斗
・呉屋大翔
2023年:天皇杯
Embed from Getty Imagesリーグ戦では”降格枠1”に救われたシーズン。
しかし、天皇杯では決勝戦に進出。
決勝戦の相手は、川崎フロンターレ。
ボール支配率こそ劣るものの、チャンスの多さは圧倒的にレイソル。
延長戦を含む計120分を戦い抜くも1点が遠く、決着の行方はPK戦に。
GK松本健太が2回のPKストップを見せるも、10人目のキッカーで決着。
またしても、新国立で涙を流すことになりました。
決勝戦
vs川崎フロンターレ@国立競技場(新)
0-0(PK:7-8)
監督:井原正巳
決勝戦にメンバー入りした選手
・松本健太
・古賀太陽
・立田悠悟
・片山瑛一
・土屋巧
・高嶺朋樹
・椎橋慧也
・小屋松知哉
・山田康太
・マテウス・サヴィオ
・細谷真大
・佐々木雅士
・三丸拡
・川口尚紀
・戸嶋祥郎
・仙頭啓矢
・武藤雄樹
・山本桜太
ACLでの成績
Embed from Getty Images- 2012年:ベスト16
- 2013年:ベスト4
- 2015年:ベスト8
- 2018年:GL敗退
柏レイソルは、通算4回ACLに出場。
そのうち、3回決勝トーナメントに進出し、最高成績は2013年のベスト4。
選手・サポーターともに、「ACLへの想い」はとても高いクラブです。
Embed from Getty Imagesまとめ
2023年までに獲得したタイトルは4つ。
これは、Jリーグ8位タイの数字です。
そして、12月9日には天皇杯決勝戦が待っています。
柏サポーターの想いはひとつ。
「5つ目の星を勝ち取り、アジアへ」。
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