『背番号10番』
「10番」は、サッカーおいて特別な番号。
”チームのエース”に与えられ、世界を見ても名だたるプレーヤーが背負っています。
- メッシ
- ネイマール
- モドリッチ など
もちろん、Jリーグにおいても”10番”は特別な番号の1つです。
今回は、2024年度版 Jリーグ60クラブの”背番号10番”をご紹介します。
「もっとサッカーが楽しくなる」をテーマに、ブログを書いています。
【10分以内】で、気軽に読める記事がたくさんあります。
初心者の方も、サッカー通の方も、ぜひ楽しく読んでください。


2024年Jリーグ 10番について
10番歴ランキング
Embed from Getty Images10番は、クラブのエースともいえる番号。
”No.10”を背負った年数ランキングは以下の通りです。
順位 | 年数 | 選手名 |
---|---|---|
1位 | 17年 | 城後寿 (アビスパ福岡) |
2位 | 16年 | 新井山祥智 (ヴァンラーレ八戸[J3]) |
3位 | 15年 | 宮澤裕樹 (北海道コンサドーレ札幌) |
同一クラブで10年以上に渡って”No.10”を背負っているのは、上記3名。
大島僚太選手(川崎フロンターレ)は今季で9年目を迎えています。
2024年 新・10番
Embed from Getty Images2024年から”No.10”を背負うのは21人。
- J1:7人
- J2:8人
- J3:6人
Jリーグ60クラブのうち、1/3以上のクラブで新・10番が誕生しています。
2024年から10番を背負う選手
J1
・柴崎岳(鹿島アントラーズ)
・見木友哉(東京ヴェルディ)
・ナ サンホ(FC町田ゼルビア)
・アンデルソン ロペス(横浜F.マリノス)
・パトリック(名古屋グランパス)
・田中駿汰(セレッソ大阪)
・本田風智(サガン鳥栖)
※柴崎選手は2016年以来の”鹿島の10番”。
※見木選手は、ジェフ時代の10番を継続。
J2
・鎌田大夢(ベガルタ仙台)
・小松蓮(ブラウリッツ秋田)
・氣田亮真(モンテディオ山形)
・小森飛絢(ジェフユナイテッド千葉)
・鳥海芳樹(ヴァンフォーレ甲府)
・榎本啓吾(藤枝MYFC)
・田中雄大(ファジアーノ岡山)
・藤本憲明(鹿児島ユナイテッド)
J3
・オタボー ケネス(いわてグルージャ盛岡)
・シュビルツォク(大宮アルディージャ)
・菊井悠介(SC相模原)
・久保吏久斗(FC大阪)
・川西翔太(カマタマーレ讃岐)
・永井龍(ギラヴァンツ北九州)
日本人・外国人選手の比率
Embed from Getty Images今季、”10番を背負う外国人選手”は11名。
- J1:5人
- J2:2名
- J3:4人
『45名(日本人選手):11名(外国人選手)』
今季は、”日本人10番”が多く活躍するシーズンになりそうです。
※10番不在は4クラブです。
パリ五輪世代の10番
Embed from Getty Images「パリ五輪世代」と呼ばれる、23歳以下の選手たち。(2001年1月1日生まれ以降)
この世代で10番をつけるのは3名。
・J1:本田風智(鳥栖)
・J2:鎌田大夢(仙台)
・J3:オタボー ヘネス(盛岡)
3選手ともに、今季からチームの10番を背負っています。
※オタボー選手はナイジェリア出身で、高校生の頃から日本でプレーしています。
鎌田大夢選手は、日本代表・鎌田大地選手の弟です。
J1リーグの10番
所属クラブ | 選手名 |
---|---|
北海道コンサドーレ札幌 | 宮澤裕樹 |
鹿島アントラーズ | 柴崎岳 |
浦和レッズ | 中島翔哉 |
柏レイソル | マテウス サヴィオ |
FC東京 | 東慶悟 |
東京ヴェルディ | 見木友哉 |
FC町田ゼルビア | ナ サンホ |
川崎フロンターレ | 大島僚太 |
横浜F.マリノス | アンデルソン ロペス |
湘南ベルマーレ | 山田直輝 |
アルビレックス新潟 | – |
ジュビロ磐田 | 山田大記 |
名古屋グランパス | パトリック |
京都サンガF.C. | 福岡慎平 |
ガンバ大阪 | 倉田秋 |
セレッソ大阪 | 田中駿汰 |
ヴィッセル神戸 | 大迫勇也 |
サンフレッチェ広島 | マルコス ジュニオール |
アビスパ福岡 | 城後寿 |
サガン鳥栖 | 本田風智 |
札幌:宮澤裕樹
Embed from Getty Images- ポジション:MF
- 受賞歴:-
- 代表歴:元 U-20日本代表
2010年から10番を背負い、今年で15年目。
北海道出身で、プロ入り後は札幌一筋17年。
Jリーグ通算479試合に出場しており、”500試合出場”は射程圏内です。
鹿島:柴崎岳
Embed from Getty Images- ポジション:MF
- 受賞歴:Jリーグベスト11(2014年)
- 代表歴:元 日本代表(W杯2大会出場)
2016年以来の”鹿島の10番”に復帰。
スペインでも10番を背負った天才ゲームメーカーで、昨年夏にJリーグ復帰。
今季は、本領発揮のシーズンになるかもしれません。

浦和:中島翔哉
Embed from Getty Images- ポジション:MF
- 受賞歴:-
- 代表歴:元 日本代表(2016年リオ五輪出場)
昨年夏にJリーグに復帰した”元・日本代表10番”。
強豪・ポルト(ポルトガル)でも10番を背負ったドリブラーで、打開力はワールドクラス。
”ボールは友達”を体現する、永遠のサッカー少年です。

柏:マテウス サヴィオ
Embed from Getty Images- ポジション:MF
- 受賞歴:Jリーグ優秀選手(2023年)
- 代表歴:元 U-20ブラジル代表
10番は3年目を迎える”柏のKING”。
チャンスメイク能力に秀でており、ボールを持てば”何か”起こせる選手。
『サヴィオ–細谷真大』のホットラインは、リーグ屈指の破壊力です。

FC東京:東慶悟
Embed from Getty Images- ポジション:MF
- 受賞歴:-
- 代表歴:元 日本代表(2012年ロンドン五輪出場)
FC東京の10番を背負って6年目。
”ハードワーク”を持ち味とし、パスでも魅せるMF。
監督が代わろうとも、常に指揮官に重宝される選手です。
東京ヴェルディ:三木友哉
Embed from Getty Images※今季、千葉から加入。
- ポジション:MF
- 受賞歴:-
- 代表歴:-
”ジェフの10番”から”ヴェルディの10番”へと変わり、プロ5年目にしてJ1初挑戦。
攻撃面で違いを見せれる選手で、2021年にはJ2リーグ14ゴールを記録。
J1残留への鍵となる選手の1人です。

町田:ナ サンホ
Embed from Getty Images※今季、FCソウル(韓国)から加入。
- ポジション:MF
- 受賞歴:-
- 代表歴:韓国代表(2022年W杯出場)
4年ぶりにJリーグ復帰。(2019、2020年にFC東京に所属)
韓国代表歴のある快速アタッカーで、カットインのキレ味も抜群。
町田・黒田監督の求める”球際での強さ”も兼ね備えています。
川崎フロンターレ:大島僚太
Embed from Getty Images- ポジション:MF
- 受賞歴:Jリーグベスト11(2018年)
- 代表歴:元 日本代表(ロシアW杯出場)
攻撃のリズムを作り出す天才MF。
川崎一筋で、「非売品」と言われるほどの実力を兼ね備えています。
難点は怪我の多さ。
今季は、ピッチで輝く姿をたくさん観れますように。。。

横浜FM:アンデルソン ロペス
Embed from Getty Images- ポジション:FW
- 受賞歴:Jリーグ得点王、ベスト11(2023年)
- 代表歴:-
2023年Jリーグ得点王。
Jリーグ8年目で、韓国、中国でのプレー経験もあり。(広島、札幌でもプレー)
パッと見でわかる程に身体が分厚く、フィジカルの強さは折り紙付きです。

湘南:山田直輝
Embed from Getty Images- ポジション:MF
- 受賞歴:-
- 代表歴:元 日本代表
プロ1年目に、18歳で日本代表デビューした天才MF。
ベテランになるも、童顔は変わらず。
ピッチに出れば高い技術と運動量を武器に、”湘南スタイル”を体現します。
新潟:-
昨シーズンに引き続き、2024年も10番不在です。
磐田:山田大記
Embed from Getty Images- ポジション:MF
- 受賞歴:-
- 代表歴:元 日本代表
ドイツでのプレー経験もある元・日本代表。
2011年には大卒1年目で”磐田の10番”を与えられた選手。
35歳を迎える今季も、トップ下で輝きを放ちます。
名古屋:パトリック
Embed from Getty Images※今季、京都から加入。
- ポジション:FW
- 受賞歴:Jリーグベスト11(2014年)
- 代表歴:-
Jリーグ6クラブ目となるストライカー。
強靭なフィジカルを持ち、ペナルティエリア内では”脅威”の一言。
土壇場での勝負強さを持ち、劇的ゴールも多い選手です。
SNSでは、”日本語の練習”をたびたび披露しています。
京都:福岡慎平
Embed from Getty Images- ポジション:MF
- 受賞歴:-
- 代表歴:元 U-20日本代表(2017年U-17W杯出場)
小学生の頃から京都サンガのアカデミーでプレーする生え抜き。
10番を背負ったのは21歳の頃で、今季で3年目。
ハードワークを厭わず、パスでも魅せるボランチです。
G大阪:倉田秋
Embed from Getty Images- ポジション:MF
- 受賞歴:-
- 代表歴:元 日本代表
いまや少なくなてきた”2014年の三冠メンバー”の1人。
守備的MF~FWまでこなす、”頭の良さ”が際立つ選手。
今季で、”ガンバの10番”を背負って8年目になります。
C大阪:田中駿汰
Embed from Getty Images※今季、札幌から加入。
- ポジション:DF/MF
- 受賞歴:-
- 代表歴:元 日本代表
新加入で、いきなり”No.10”に任命。
札幌では、CB(センターバック)でプレーしていましたが、元々は中盤の選手。
今季は、華麗なパスが”前目の位置”で見れるかもしれません。

神戸:大迫勇也
Embed from Getty Images- ポジション:FW
- 受賞歴:JリーグMVP、得点王(2023年)
- 代表歴:元 日本代表(W杯2大会出場)
昨季はハンパねぇ活躍を見せ、”個人タイトル3冠”を達成。
チームも優勝し、文句なしのMVP。
34歳を迎える今季も、国内No.1ストライカーは健在です。

広島:マルコス ジュニオール
Embed from Getty Images※昨季夏に、横浜FMから加入。
- ポジション:MF
- 受賞歴:Jリーグ得点王、ベスト11(2019年)
- 代表歴:元 U-20ブラジル代表
マリノス時代に引き続き、広島でも”10番”に。
ゴール前での落ち着きが印象的で、「ゴールにパスをする」という言葉通りのシュート技術。
クリリンに風貌が似ていて、ゴールパフォーマンスは”ドラゴンボール”。
福岡:城後寿
Embed from Getty Images- ポジション:MF/FW
- 受賞歴:-
- 代表歴:元 U-21日本代表
”アビスパの10番”は17年目。
高卒からアビスパでプレーし、今季で在籍20年目。
”Mr.アビスパ”は、サポーターにとっても特別な存在です。
鳥栖:本田風智
Embed from Getty Images- ポジション:MF
- 受賞歴:-
- 代表歴:元 U-21日本代表
今季から”10番”を背負う22歳。
中盤でハードワークし、ゴール前にも顔を出せる選手。
得点数が増えれば、”パリ五輪出場”も現実味を帯びてきます。

J2リーグの10番
チーム名 | 選手名 |
---|---|
ベガルタ仙台 | 鎌田大夢 |
ブラウリッツ秋田 | 小松蓮 |
モンテディオ山形 | 氣田亮真 |
いわきFC | 有馬幸太郎 |
水戸ホーリーホック | 前田椋介 |
栃木SC | 森俊貴 |
ザスパ群馬 | 佐藤亮 |
ジェフユナイテッド千葉 | 小森飛絢 |
横浜FC | カプリーニ |
ヴァンフォーレ甲府 | 鳥海芳樹 |
清水エスパルス | カルリーニョス |
藤枝MYFC | 榎本啓吾 |
ファジアーノ岡山 | 田中雄大 |
レノファ山口 | 池上丈二 |
徳島ヴォルティス | 杉本太郎 |
愛媛FC | 松田力 |
V・ファーレン長崎 | – |
ロアッソ熊本 | 伊東俊 |
大分トリニータ | 野村直輝 |
鹿児島ユナイテッド | 藤本憲明 |
J2リーグでは、8名の選手が新10番に。
特に注目を集めるのは、ジェフ千葉の小森飛絢選手。
J1複数クラブからオファーがあったと噂される中、残留を決意しています。
Embed from Getty ImagesJ3リーグの10番
チーム名 | 選手名 |
---|---|
ヴァンラーレ八戸 | 新井山祥智 |
いわてグルージャ盛岡 | オタボー・ケネス |
福島ユナイテッドFC | 森晃太 |
大宮アルディージャ | シュビルツォク |
YSCC横浜 | 山本凌太郎 |
SC相模原 | 菊井悠介 |
松本山雅FC | – |
AC長野パルセイロ | 山中麗央 |
カターレ富山 | マテウス レイリア |
ツエーゲン金沢 | 嶋田慎太郎 |
アスルクラロ沼津 | 佐藤尚輝 |
FC岐阜 | 庄司悦大 |
FC大阪 | 久保吏久斗 |
奈良クラブ | 山本宗太郎 |
ガイナーレ鳥取 | 世瀬啓人 |
カマタマーレ讃岐 | 川西翔太 |
FC今治 | マルクス・ヴィニシウス |
ギラヴァンツ北九州 | 永井龍 |
テゲバジャーロ宮崎 | – |
FC琉球OKINAWA | 富所悠 |
J3リーグでは、6名の選手が新10番に。
最注目は、大宮のシュビルツォク選手。
ポーランド代表歴のある31歳のFWで、J1にいてもトップクラスの助っ人外国人。
”J3の生態系”を破壊しかねない選手です。
Embed from Getty Imagesまとめ
サッカーをプレーする人にとって、10番は特別。
小さい頃に、1度は憧れる番号です。
10番はエースの証。
相手からのマークを跳ね除け、”違いを作れる選手”ばかりです。
2024年に、”10番をつける選手たち”に注目してみてください。
蹴り道ブログでは、『サッカーの背番号の意味』についての記事も書いています。
こちらも、是非読んでみてください。


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