「守備職人」
21歳でJリーグベストイレブンを受賞。
日本代表にも定着し、大一番でスーパーミドル。
誰もが、「今後の日本代表を引っ張る」と思った選手ですが、海外でのプレーが思うようにいかず。
「終わった」とまで言われた選手が、Jリーグで再度輝きを放っています。
今回は、井手口陽介のプレースタイルと経歴をご紹介します。
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初心者の方も、サッカー通の方も、ぜひ楽しく読んでください。
井手口陽介ってどんな選手？
- 名前：井手口陽介（いでぐち ようすけ）
- 生年月日：1996年8月23日
- 出身地：福岡県福岡市
- 所属チーム：ヴィッセル神戸
- ポジション：MF
- 背番号：7番
- 身長：171cm
- 体重：71kg
- 利き足：右
日本代表歴
Embed from Getty Images- A代表：15試合2得点
- 世代別：リオ五輪出場
A代表初選出は2016年。
20歳での初招集で、W杯最終予選にもスタメン出場しています。
世代別には、小学生の頃から招集。
リオ五輪世代の中心選手で、本大会にも出場しています。
ロシアW杯出場を決定づけるゴール
Embed from Getty Images2018年ロシアW杯アジア最終予選。
”6大会連続出場”かかった大一番に、21歳の井手口選手はスタメン出場。
その期待に応え、スーパーミドルで日本の2点目に。
まさに、W杯出場を決定づけるゴールとなりました。
しかし、大会直前の監督交代も影響し、本大会のメンバーからは落選しています。
2017年Jリーグベストイレブン
Embed from Getty Images- 2016年：Jリーグ・ルヴァン杯ニューヒーロー賞（新人王）
- 2017年：Jリーグベスト11
20歳にしてJリーグ屈指のボランチに。
シーズン終了後に、海外移籍を決断しています。
井手口陽介の着用スパイク
Embed from Getty Imagesメーカー：ナイキ
井手口選手は、ナイキの”ファントム”を着用しています。
ファントムシリーズは、ボールタッチに定評があるシューズ。
シューズの表面に加工を施し、”パス・トラップ・シュート”の精度を高める人工皮革のスパイクです。
井手口陽介のプレースタイル
Embed from Getty Images「守備が際立つボランチ」
- 守備範囲の広さ
- 球際の強さ
- 隙をつく攻撃参加
井手口選手のポジションはボランチ。
小柄なですが、ガツンと当たれる選手。
守備範囲が広く、そのプレーぶりは「中盤を制圧」という言葉がしっくりきます。
キック技術も高く、パンチの効いたミドルシュートの持ち主です。
井手口陽介の経歴
- 中央FC（現・ストリートFC）
- 油山カメリアFC
- ガンバ大阪Jr.ユース
- ガンバ大阪ユース
- ガンバ大阪
- クルトゥラル レオネサ（スペイン2部）
- リーズ ユナイテッド（イングランド2部）
- ブロイター フェルト（ドイツ2部）
- ガンバ大阪
- セルティック（スコットランド）
- アビスパ福岡
- ヴィッセル神戸
小学生時代
小学生時代は、2つのクラブでプレーしています。
- 中央FC
- 油山カメリアFC
2人の兄も、ベトナムのプロクラブ所属歴やJリーグユースに所属歴あり。（参照：サッカーダイジェスト）
井手口選手自身も”ナショナルトレセン”にも選出される、地元の有名人でした。
2歳年下の冨安健洋選手との対戦経験もあり。
中学・高校生時代
中学・高校生時代は、ガンバ大阪の下部組織でプレーしています。
より高いレベルを求め、家族揃ってお引越し。
飛び級でユースに昇格し、背番号はNo.10を与えられています。
サッカーでの成長は著しかったものの、練習をサボったり、コーチに反抗的な態度をとってしまった時期も。（参照：サッカーダイジェスト）
それでも改心し、高校生3年でのトップ昇格を勝ち取っています。
ガンバ大阪ユースの出身選手
・宮本恒靖
・稲本潤一
・大黒将志
・家長昭博
・宇佐美貴士
・初瀬亮（1学年後輩）
・堂安律（2学年後輩） など
ガンバ大阪
Embed from Getty Images2014年にガンバ大阪に昇格します。
プロ1,2年目はJリーグU-22選抜の活動が中心で、J3リーグの試合に出場。
その後、プロ3年目の2016年に大ブレイク。
日本代表にも選出され、Jリーグ屈指のボランチへと進化を遂げます。
ガンバでの成績
・2014年：0試合0ゴール（3冠達成）
・2015年：8試合0ゴール（天皇杯優勝）
・2016年：22試合4ゴール（Jリーグ・ルヴァン杯新人王）
・2017年：30試合4ゴール（ベスト11）
ガンバ時代のチームメイト
・宇佐美貴士
・パトリック
・リンス
・倉田秋
・加地亮
・遠藤保仁
・明神智和
・今野泰幸
・東口順昭
・堂安律
・初瀬亮 など
海外クラブ
Embed from Getty Images2018年1月から海外挑戦。
3カ国でのプレーを経験しています。
- クルトゥラル レオネサ（スペイン2部）
- リーズ ユナイテッド（イングランド2部）
- ブロイター フェルト（ドイツ2部）
海外クラブでの適用に苦しみ、不遇の時期に。
2部リーグ所属だったこともあり、”井手口陽介”の名前を聞く機会が激減しました。
海外での成績
・2017-18年：5試合0ゴール（スペイン2部）
・2018-19年：0試合0ゴール（イングランド2部）
・2019-20年：7試合1ゴール（ドイツ2部）
ガンバ大阪
Embed from Getty Images2019年8月にガンバ大阪に復帰します。
復帰後すぐにスタメンに定着し、2020年には優秀選手賞を受賞。
不遇だった1年半が嘘のように、生き生きとしたプレーを見せました。
ガンバでの成績
・2019年：12試合2ゴール
・2020年：26試合4ゴール
・2021年：29試合0ゴール
ガンバ時代のチームメイト
・宇佐美貴士
・パトリック
・三浦弦太
・昌子源
・倉田秋
・遠藤保仁
・山本悠樹
・東口順昭
・渡邊千真
・小野瀬康介
・アデミウソン など
セルティック
Embed from Getty Images2021年に1月にセルティックに移籍します。
再び海外挑戦のチャンスを掴んだものの、またしても出場機会を得られず。
日本人選手が優勝に貢献するのを尻目に、ベンチを温める日々が続きました。
セルティックでの成績
・2021-22年：3試合0ゴール（2冠）
・2022-23年：0試合0ゴール
セルティック時代のチームメイト
・古橋亨梧
・前田大然
・旗手怜央
・小林友希
・岩田智輝
アビスパ福岡
Embed from Getty Images2023年2月にアビスパ福岡に期限付き移籍します。
シーズン序盤に負傷離脱するも、復帰後は中盤を制圧。
アビスパ福岡のクラブ史上初のタイトル獲得に大きく貢献しました。
福岡での成績
・2023年：21試合0ゴール（ルヴァン杯優勝）
福岡時代のチームメイト
・山岸祐也
・前寛之
・奈良竜樹
・紺野和也
・佐藤凌我
・湯澤聖人
・金森健志
・ルキアン
・ウェリントン など
ヴィッセル神戸
2024年にヴィッセル神戸に移籍します。
セルティックから完全移籍で加入。
Jリーグ3連覇に向けて、中盤を制圧します。
神戸での成績
・2024年：28試合0ゴール（J1リーグ＆天皇杯優勝）
まとめ
2018年ロシアW杯アジア最終予選で大活躍。
2023年には4度目のJリーグ優秀選手賞を受賞。
海外では思うような結果は残せませんでしたが、”刈り取り能力”はJリーグでも屈指です。
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