「足元が光る大型GK」
J1での出場数は20試合ほど。(2024年4月時点)
お世辞にも、「経験豊富」とは言えない29歳のGKが、アジアの舞台で大活躍。
豪雨の中でビッグセーブを連発。
120分間40本以上のシュートを浴び、PKもストップ。
横浜F.マリノスを、クラブ史上初のACL決勝へと導きました。
今回は、ポープ・ウィリアムのプレースタイルと経歴をご紹介します。
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初心者の方も、サッカー通の方も、ぜひ楽しく読んでください。
ポープ・ウィリアムってどんな選手?
Embed from Getty Images- 名前:ポープ・ウィリアム(ミドルネーム:良郎)
- 生年月日:1994年10月21日
- 出身地:東京都日野市
- 所属チーム:横浜F.マリノス
- ポジション:GK
- 背番号:1番(ACLでは42番)
- 身長:192cm
- 体重:89kg
- 利き足:右
日本代表歴
- A代表:なし
- 世代別:U-19(2012年)、U-21(2014年)
日本×アメリカのハーフ
- 父:アメリカ人
- 母:日本人
ポープ選手は、日本人とアメリカ人のハーフ。
姉と共に母子家庭で育ち、3人で苦難を乗り越えてきました。(参照:サッカーダイジェスト)
逆境を乗り越え、プロサッカー選手に。
サッカー選手になってからも、苦難の連続。
その様子は、ポープ選手のnoteに記されています。
・ポープ選手のnote
https://note.com/poppwilliam1021/n/n9bf5e395f5ea
7クラブでプレー
Embed from Getty Images2013年にプロ入り。
2024年時点で、”7クラブ”でのプレー経験があります。
レギュラーの座を掴んだのは、2020年の岡山時代から。
プロ8年目から流れが変わり、12年目の現在はJ1強豪の守護神。
試合に出れない時期は決して短くなく、逆境を乗り越えてゴールマウスを守っています。
ポープ・ウィリアムの着用スパイク
Embed from Getty Imagesメーカー:アディダス
ポープ選手は、アディダスの”コパ”を着用しています。
とても柔らかく、ボールタッチのしやすさが特徴の天然皮革のスパイクです。
ポープ・ウィリアムのプレースタイル
Embed from Getty Images「技術を兼ね備える大型GK」
サッカーという競技において、最も身長が求められるポジション。
192cmの身長は、一種の才能です。
長い手足を生かし、ビッグセーブを連発。
足元の技術も兼ね備え、後方から鋭いパスも入れられる。
攻撃にも一役買える大型GKです。
ポープ・ウィリアムの経歴
- 大和田SC
- 東京ヴェルディJr.ユース
- 東京ヴェルディユース
- 東京ヴェルディ
- FC岐阜(レンタル)
- 川崎フロンターレ
- 大分トリニータ(レンタル)
- ファジアーノ岡山(レンタル)
- 大分トリニータ
- FC町田ゼルビア
- 横浜F.マリノス
小学生時代
小学生時代は、大和田SCでプレーしています。
東京都八王子市を拠点とするサッカークラブ。
ボランティアコーチが指導するクラブながらも、都大会ベスト8にも進出した実績を持ちます。
中学・高校生時代
中学生時代は、東京ヴェルディの下部組織でプレーしています。
- 東京ヴェルディJr.ユース
- 東京ヴェルディユース
高校2年生からベンチ入りを果たし、3年生からは守護神の座に定着。
その間、2度のタイトルを獲得。
・クラブユース
・プレミアリーグEAST
2012年には、U-19日本代表にも選出されています。
東京Vユース時代のチームメイト
・小林祐希(2学年先輩)
・竹内涼真(俳優・1学年先輩)
・中島翔哉(同期)
・前田直輝(同期)
・畠中槙之輔(1学年後輩)
・安西幸輝(1学年後輩)
東京ヴェルディ
2013年に東京ヴェルディに昇格します。
念願のトップチーム入りを果たすも、出場したのは1試合のみ。
契約は2017年まででしたが、最後の2年は他クラブにレンタル移籍。
そのまま、育ちのクラブを退団しています。
東京Vでの成績
・2013年:0試合0ゴール(J2)
・2014年:1試合0ゴール(J2)
・2015年:0試合0ゴール(J2)
東京V時代のチームメイト
・高原直泰
・巻誠一郎
・西紀寛
・中島翔哉
・前田直輝
・畠中槙之輔
・安西幸輝 など
FC岐阜
2016年にFC岐阜にレンタル移籍します。
J2リーグの開幕戦こそスタメン出場を果たすも、その後の定位置はセカンドGK。
クラブも20位で、降格がちらつくシーズンになりました。
岐阜での成績
・2016年:4試合0ゴール(J2)
岐阜時代のチームメイト
・高木義成
・田中パウロ淳一
・田代雅也
・風間宏矢 など
川崎フロンターレ
2017年に川崎フロンターレに移籍します。
3年間の在籍で、クラブはJリーグ2連覇を達成。
その間、ポープ選手の出場数は0。
東京V時代と同様に、最後の1年(2019年)は他クラブにレンタル移籍。
そのまま、川崎を退団しています。
川崎での成績
・2017年:30試合0ゴール(J1優勝)
・2018年:27試合5ゴール(J1優勝)
川崎時代のチームメイト
・中村憲剛
・家長昭博
・小林悠
・森本貴幸
・狩野健太
・谷口彰悟
・登里享平
・板倉滉
・大島僚太
・守田英正
・三笘薫
・田中碧
・旗手怜央
・チョン ソンリョン
・エウシーニョ など
大分トリニータ
2019年に大分トリニータにレンタル移籍します。
3年ぶりに公式戦に出場あるも、リーグ戦では出番なし。
カップ戦のみの出場で、レンタル期間を終えます。
大分での成績
・2019年:0試合0ゴール(J1)
大分時代のチームメイト
・高木駿
・小島享介
・鈴木義宜
・伊藤涼太郎
・オナイウ阿道
・岩田智輝 など
ファジアーノ岡山
Embed from Getty Images2020年にファジアーノ岡山にレンタル移籍します。
プロ8年目で、ついに正GKに定着。
リーグ戦は17位で終えますが、失点の少なさではトップ10入り。
その活躍が高く評価され、2度目の大分への移籍が実現します。
岡山での成績
・2020年:40試合0ゴール(J2)
岡山時代のチームメイト
・上田康太
・濱田水輝
・白井永地
・上門知樹
・赤嶺真吾 など
大分トリニータ
Embed from Getty Images2021年に大分トリニータに完全移籍します。
2年前は高木駿選手の牙城を崩せなかったものの、この年は熾烈なポジション争いを展開。
J1デビューも実現し、その様子はポープ選手のnoteにも記されています。
大分での成績
・2021年:14試合0ゴール(J1)
FC町田ゼルビア
2022年にFC町田ゼルビアに完全移籍します。
- サイバーエージェントの資本
- 黒田監督の就任(元・青森山田高校監督)
- 日本では珍しい”効率的な戦術”
J2とは思えぬ、大きな話題を集めるクラブの守護神に。
その戦い方には賛否両論の声が集まりましたが、結果的には圧倒的な強さでのJ2リーグを優勝しています。
町田での成績
・2022年:17試合0ゴール(J2)
・2023年:31試合0ゴール(J2優勝)
町田時代のチームメイト
・チョン テセ
・長谷川アーリアジャスール
・佐野海舟
・宇野禅斗
・藤尾翔太
・平河悠
・バスケス バイロン
・太田宏介 など
横浜F.マリノス
Embed from Getty Images2024年に横浜F.マリノスに完全移籍します。
マリノスデビューは、2月のACLラウンド16。
正GKに定着し、リーグ戦・ACLともにフル稼働ています。
横浜FMでの成績
・2024年:25試合0ゴール(J1、ACL準優勝)
まとめ
GKといポジションは、サッカーの中では異質。
試合に出場できるのはたったの1人で、途中交代の機会もほとんどなし。
”経験”がものを言うポジションで、選手としての寿命は最も長いポジションです。
J1のスタメンに定着した年齢は29歳。
遅咲きかもしれません。
でも、まだまだ長く活躍できる年齢です。
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