2023年Jリーグ開幕!
2022年11月末以来、約3ヶ月ぶりにJリーグが帰ってきました。
今シーズン、柏レイソルは新たなサッカーに挑戦。
これまで以上に”ボールをつなぐ”ことを意識し、簡単には蹴らずに後方からパスを繋ぎます。
もちろん、ミスが起きる可能性も高まります。
その反面、パスサッカーが完成に近づいた時、「観客を魅了するサッカー」を披露するでしょう。
対戦相手のガンバ大阪も注目度は抜群。
- 宇佐美貴士選手の”7番”
- 谷晃生と東口順昭のGK争い
快晴のもと、サポーターの大声援のもと、熱い戦いが繰り広げられました。
当日の様子
2022年Jリーグ最優秀育成クラブ賞
柏レイソルは、2022年Jリーグ最優秀育成クラブ賞を受賞しました。
2009年の制定以降、史上初の2年連続の受賞になりました。
今シーズンも、柏レイソルには13人のユース出身選手が在籍。(2種登録選手も含む)
13/35人という、1/3以上が柏ユース育ちになります。
「柏の育成、俺たちの宝」
今シーズンも、柏ユース出身の選手がレイソルでも、他のクラブでも躍動してくれるでしょう。
小屋松知哉 Jリーグ250試合出場
小屋松選手のJリーグ通算250試合出場のセレモニーが行われました。
この試合でも何度もキレキレのドリブルを、90分たってもプレーの精度が落ちないスタミナをみせました。
お子さんも生まれ、今年は”パパ”として昨年以上の活躍が期待できそうです。
両サポーターが煽り合い
試合前、レイソル・ガンバ両サポーターによる煽り合いがありました。
”煽り合い”といっても、悪質なものではなく、どこか同じサッカー人としてのライバル関係が感じられるもの。
私の近くで観戦していたレイソルサポーター・ガンバサポーターともに、両ゴール裏のやりとりを微笑みながら見つめていました。
スターティングメンバー
柏レイソル
- GK 守田達弥
- DF 田中隼人
- DF 川口尚紀
- MF 椎橋慧也
- MF 中村慶太
- FW 武藤雄樹
- FW 山本桜大
ガンバ大阪
- GK 東口順昭
- DF 高尾瑠
- DF 江川湧清
- MF 山本理仁
- MF 倉田秋
- MF ネタ・ラヴィ
- FW 山見大登
試合結果
「2-2」の引き分け。
後半ロスタイムにレイソルがPKを決めて追いつき、引き分けに持ち込みました。
得点者
・42分:片山瑛一(柏)
・49分:宇佐美貴士(G大阪)
・54分:ダワン(G大阪)
・90分:細谷真大(G大阪)
柏レイソル
2022年8月6日以来、6ヶ月ぶりの勝利とはいかず。
とはいえ、終盤で同点に追いつき、”勝ち点1”を拾えたことは、今後にとって大きいはずです。
- VARの介入
- 目の前のガンバサポからのプレッシャー
- 試合終了直前
勝敗を左右する状況で”ド真ん中”にPKを置きに行き、ガンバサポーターを煽り返した細谷選手。
自らPKを獲得し、きっちり決める。
「エース・細谷真大」を見せつけました。
先制点をあげた片山選手はとても硬派な選手。
危険なシーンではプロフェッショナルファールを見せ、ベテランとして堅実なプレー。
そんな片山選手が、アウトで巻いたおしゃれなゴール。
いつの間にかゴール前に顔を出す神出鬼没な男。
もしかしたら、この補強はとてつもなく大きいかもしれません。
ガンバ大阪
後半は完全にゲームを支配。
ガンバ大阪にはドリブラーが多く、レイソルは個の突破に悩むシーンも。
特に、宇佐美貴士選手(ガンバ大阪)の得点シーンはレイソルDF陣の間をスルスルと抜けていく、圧巻の個人技。
得点以外でも、試合を落ち着かせるシーン、若手に点をとらせようとする意識など、ガンバ大阪の象徴として7番がよく似合っていました。
右SB(サイドバック)の黒川選手、途中出場の山見選手も個人で打開する力があり、今後注目を集める選手かもしれません。
そして新監督のポヤトス監督について。
徳島での指導暦があり、攻撃的なサッカーを志向しています。
流れるようなパスを見せることもあり、対戦相手としてはとても脅威でした。
試合中には、判定をめぐってヒートアップする別のスタッフを何度もなだめており、非常に冷静な立ち振る舞いでした。
まとめ
天気も良く、絶好のサッカー日和。
柏駅にはキャリーケースを持って関西弁を話すサポーターも多く、Jリーグの熱さを改めて感じました。
試合の方も、サポーターの声で”3割増し”の熱さになりました。
個人的気になったのはこの2選手!
- 高嶺朋樹選手
- 中村慶太選手
今シーズンから新加入した高嶺選手は、中盤の底(アンカー)でプレー。
攻守に渡って良いプレーを見せていましたが、特に”取り切る守備”が素晴らしかったです。
相手の前に綺麗に身体を入れ、美しさを感じるほどの対人守備でした。
中村慶太選手は、2022年7/2第19節以来の出場。
怪我による長期離脱からの復帰戦となりましたが、唯一無二のテクニックを披露。
攻撃にリズムをもたらし、76分には”決まっていれば今節のベストゴール”とも言えるスーパーシュートも。
昨年の好調をもたらした、ムードメーカーが帰ってきました。
「Jリーグは本当に楽しい!」と感じる素敵な時間でしたが、余韻に浸っている場合ではありません。
来週には第2節FC東京戦。
開幕戦で浦和レッズを下した強敵ですが、次こそは勝利を!!
コメント