「バイエルンでプレーする日本人」
ドイツの絶対的王者・バイエルンミュンヘン。
かつて宇佐美貴史選手が19歳で入団し、日本中のサッカーファンが歓喜しました。
しかし、出場したのはわずか数試合。
日本有数の天才にとって、大きな挫折となりました。
それから約10年の時を経て、新たに”バイエルンに挑戦する日本人”が現れました。
現在はセカンドチームに所属。
バイエルンミュンヘンの一員になることを目指し、日々力をつけています。
今回は、福井太智のプレースタイルと経歴ご紹介します。
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初心者の方も、サッカー通の方も、ぜひ楽しく読んでください。
福井太智ってどんな選手?
Embed from Getty Images- 名前:福井太智(ふくい たいち)
- 所属クラブ:ポルティモネンセ(バイエルン・ミュンヘンからのレンタル)
- ポジション:MF
- 背番号:8番
- 生年月日:2004年7月15日
- 身長:172cm
- 体重:67kg
- 利き足:右
バイエルンの日本人
Embed from Getty Imagesバイエルンミュンヘンは、ドイツの絶対王者。
サッカー好きなら、”絶対に知っているクラブ”の1つです。
福井選手は、18歳でバイエルンに移籍。
3部リーグ相手とはいえ、すでにトップチームデビューを果たしています。
バイエルンに所属する日本人は、これまでは宇佐美貴史選手のみ。
2人目の日本人となりました。
契約期間は2026年6月まで。
トップチームに定着している未来を、多くの人々が期待しています。
クラブユース決勝で圧巻のパフォーマンス
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— サガン鳥栖公式 (@saganofficial17) December 12, 2022
高円宮杯 JFA U-18サッカー
プレミアリーグ 2022
ファイナル MVP🏆✨㊗️
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昨日 #サガン鳥栖U18 が優勝を決めたプレミアリーグ 2022 ファイナルで見事MVPを獲得した #福井太智 選手🏆✨
太智、おめでとう‼️👏#道 #DreamRoad pic.twitter.com/d7DS85Erp7
2022年12月に行われた高円宮杯決勝戦。
3-2という激戦を制し、日本一に輝いたサガン鳥栖U-18。
10番・キャプテンとして出場した福井選手は、個人技で得点を奪うなど、圧巻のパフォーマンスしMVPを獲得。
SNSでは、
- 「バイエルンいくのも納得」
- 「一人だけレベルが違いすぎる」
- 「日本代表に入るのも時間の問題」
といったポジティブなコメントで溢れました。
福井太智のプレースタイル
福井選手のポジションはMF。
ボランチやトップ下が得意で、長短のパスを織り交ぜながらゲームメイクをする司令塔です。
また、身体の使い方が上手く、相手選手をブロックしながら巧みにボールをキープします。
近年はウイングでもプレーする機会が増え、自ら仕掛ける能力も高まっています。
(引用:サッカーダイジェストWEB)
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福井太智のこれまでの経歴
Embed from Getty Images- 久里浜FC(神奈川県)
- サガン鳥栖U-12
バルセロナアカデミー - サガン鳥栖U-15
- サガン鳥栖U-18
- サガン鳥栖
- バイエルンミュンヘン(ドイツ)
- ポルティモネンセ(ポルトガル[レンタル])
小学生時代
小学生時代、福井選手は3チームでプレーしています。
神奈川県横須賀市にある久里浜FCでサッカーを始めます。
九州への引っ越しを機に、バルセロナアカデミー福岡校でプレー。
バルセロナアカデミーでは、2013年度のチーム内MVPにも輝きました。
(バルセロナアカデミー公式HPより)
その後、サガン鳥栖U-12でプレーすることになります。
バルセロナアカデミー福岡校の卒業生には、現在アーセナル所属の冨安健洋選手もいます。
中学生時代
福井選手はサガン鳥栖U-15に昇格します。
バルセロナアカデミーの年間MVPの実力は本物で、日本代表U-15にも選出。
世代別日本代表の常連になります。
高校時代
Embed from Getty Images高校時代は、サガン鳥栖U-18でプレーしています。
高校2年時には2種登録選手として、ルヴァンカップでプロデビュー。
また、高校年代の全国大会・サニックス杯ではサガン鳥栖の初優勝に貢献。
自身も大会MVPに輝き、格の違いを見せました。
サガン鳥栖
2022年3月にプロ契約を締結。
18歳(高校3年生)にして、正式にプロサッカー選手になりました。
2022年シーズンは、ルヴァンカップ3試合に出場。
次から次へと優秀な若手を育てるサガン鳥栖において、”有望株の一人”としてサポーターから大きな期待を寄せられました。
バイエルンミュンヘン(ドイツ)
2023年1月にバイエルンミュンヘンに移籍します。
18歳の少年が、”ドイツの絶対王者”に移籍。
セカンドチーム(4部リーグ)でのプレーが中心となりますが、トップチームにも帯同。
2023年9月には、”バイエルンのトップチームデビュー”を果たしています。
ポルティモネンセ(ポルトガル)
2024年1月にポルティモネンセにレンタル移籍します。
数多くの日本人選手がプレーしていたクラブ。
与えられた背番号は”8番”。
クラブからの期待の表れです。
福井太智はトップチームでプレーできるのか
Embed from Getty Images福井選手は、2023年1月にバイエルンミュンヘンに移籍。
多くのサッカーファンによぎる不安はひとつ。
本当にバイエルンのトップチームでプレーできるの?(注・2023年9月にカップ戦に出場)
ビッグクラブへの移籍が実現しても、レンタル移籍を繰り返し、トップチームでプレーできないというケースが大半です。
有名な選手では、以下の3選手がそのケースに該当しました。
2022年の夏にガンバ大阪に復帰した食野亮太郎選手は、まさに典型的なパターン。
マンチェスターシティに加入するものの、スコットランドやポルトガルにレンタル移籍。
シティ在籍3年間で、1度もトップチームでの出場はありませんでした。
久保建英選手(レアル)、板倉滉選手(マンチェスターシティ)もトップチームではプレーできず。
日本代表選手でさえも、トップチームでのプレーは難しいです。
ただ、久保選手、板倉選手はレンタル先でのプレーが認められ、いまは別の強豪チームに所属。
ヨーロッパにいれば、日本よりも強豪クラブのスカウトに見つけてもらえる。
この点は、間違いなく海外に出ることのメリットのひとつです。
バイエルンミュンヘンの下部組織で育った選手
バイエルンミュンヘンのトップチームでプレーするのは世界トップクラスの選手のみです。
- ブンデスリーガ優勝回数:32回(10連覇中)
- ヨーロッパ王者:6回
レベルの高いドイツの中でも、群を抜いて強いチームです。
猛者ばかり集う環境で、若者が入り込む余地はあるのかと感じてしまいますが、下部組織から昇格し、レギュラーに定着した選手もいます。
ラーム
Embed from Getty Images- 2017に引退
- 元ドイツ代表
- ポジション:DF
シュバインシュターガー
Embed from Getty Images- 2019年に引退
- 元ドイツ代表
- ポジション:MF
フンメルス
Embed from Getty Images- 現・ドルトムント所属
- ドイツ代表
- ポジション:MF
トーマス・ミュラー
Embed from Getty Images- 2000年に下部組織に加入。以降バイエルン一筋。
- ドイツ代表
- ポジション:MF/FW
トニ・クロース
Embed from Getty Images- 現・レアル・マドリード所属
- ドイツ代表
- ポジション:MF
バイエルンの下部組織には世界中から”サッカーの天才”が集まってきて、この5人のような世界的プレーヤーになることを夢見て切磋琢磨しています。
アジア出身選手では、韓国のイ・ヒョンジュ選手もバイエルンBでプレーしています。
まとめ
バイエルンミュンヘンは超ビッグクラブ。
トップチーム昇格は、非常に難易度が高いことです。
それでも、福井選手がバイエルンに認められたことは紛れも無い事実です。
日本がサッカー大国になるために必要なこと。
それは、”ビッグクラブの主力”が現れることです。
2026年W杯までは、あと2年。
日本代表のメンバー表には、『福井太智(バイエルンミュンヘン)』の名前があるかもしれません。
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