10年以上日本代表としてプレーし、キャプテンも務めた吉田麻也選手。
苦しい試合の後でも矢面に立ち、メディアにもいつも誠実な対応をしています。
そんな吉田選手は、日本のトップリーグであるJリーグでプレーしたのはたったの3年。
18歳でプロ入りし、21歳の時には海外移籍を決断。
2023年で、海外のチームでプレーして14年目になります。
- オランダ:3年
- イングランド:7年半
- イタリア:2年半
- ドイツ:1年
- アメリカ:1年目
英語もペラペラで、現地のインタビューには英語で応答します。
今回は、”吉田麻也選手のプレースタイルと経歴”についてご紹介します。
「サッカーがもっと楽しくなる」をテーマに、ブログを書いています。
【10分以内】で、気軽に読める記事がたくさんあります。
初心者の方も、サッカー通の方も、ぜひ楽しく読んでください。
吉田麻也ってどんな選手?
- 生年月日:1988年8月24日
- 出身地:長崎県長崎市
- 所属クラブ:LA ギャラクシー(アメリカ)
- ポジション:DF
- 利き足:右足
- 背番号:4番(日本代表では22番)
- 身長:189cm
- 体重:87kg
内田篤人と仲良し
吉田選手は、ともに日本代表で活躍した内田篤人さんと仲良しです。
オフには一緒に出かけ、その様子をSNSに投稿。
その写真に、”サッカーファンはほっこりする”というお決まりのパターンがあったほど。
今オフには、内田さんがMCを務める「内田篤人のFOOT BALL TIME」にも出演しました。
Jリーグ選手会長に就任
2022年に、吉田選手はJリーグ選手会長に就任しました。(任期は2024年まで)
海外チームに所属する選手の就任は初めてです。
副会長には、権田修一選手(清水エスパルス)、戸嶋祥郎選手(柏レイソル)が就任。
歴代選手会長
・柱谷哲二(現サッカー解説者)
・井原正己(現・柏レイソルコーチ)
・中山雅史(現・ジュビロ磐田コーチ)
・藤田俊哉(現・JFA欧州駐在強化部員)
・佐藤寿人(現・サッカー解説者)
・高橋秀人(現・横浜FC)
W杯・五輪に3大会出場
Embed from Getty Images吉田選手はカタールW杯に出場し、3大会連続のW杯出場を果たしました。
- 2014年ブラジルW杯
- 2018年ロシアW杯
- 2022年カタールW杯
2大会連続でベスト16に進出し、カタールW杯ではキャプテンに。
また、五輪にも3大会出場。
2度もOA(オーバーエイジ)で招集され、”プレー面でもオフの面でもチームに必要な存在”です。
- 2008年北京五輪
- 2012年ロンドン五輪
- 2021年東京五輪
間違いなく、日本サッカー史上最高クラスの実績の持ち主です。
薄毛の人は”同志”
Embed from Getty Images「吉田麻也のチャレンジ&カバー」
吉田選手はラジオ番組のパーソナリティを務めています。
リスナーからの質問に吉田選手が”チャレンジすべきか・カバーすべきか”を答える番組です。
ある日、”薄毛対策”についての質問が。
吉田選手は、質問者に対して「同士と呼ぼう」と発言。
”男性ならではの悩み”を語り、大きな注目を集めました。
吉田麻也の着用スパイク
メーカー:ミズノ
吉田選手は、ミズノの”アルファ”を着用しています。
ミズノ史上、最も”軽量性”を追求したスパイク。
1歩目の蹴り出しやクッション性も兼ね備えた人工皮革のスパイクです。
※お子様向けや、フットサル用のシューズもあります。
吉田麻也のプレースタイル
Embed from Getty Images日本代表としてW杯3回、オリンピックに3回出場している吉田選手。
その実績が示すように歴代トップクラスのDFであることに疑いの余地はありません。
そんな吉田選手の強みとして、主に以下の3つをあげることができます。
- フィジカルの強さ
- 足元の技術
- 土壇場での勝負強さ
フィジカルの強さ
吉田選手は187cmという恵まれた体格を持ち、海外の選手にも当たり負けしないフィジカルを備えています。
また、空中戦でも攻守に渡って頼りになる存在です。
あまり知られていませんが、吉田選手はスピードも一流です。
プレミアリーグのトップスピードランキングでは、トップ10にランクインしたことも。
足元の技術
吉田選手はDFとは思えないほどの足元の技術を備えています。
高校時代やオランダ時代にはボランチでの出場もあり、その技術には折り紙つきです。
土壇場での勝負強さ
同点で迎えた後半ロスタイム、「誰かゴールを決めてくれ・・・」という状況で、なんとなく吉田選手が決めそうなイメージを持つ人は少なくないはずです。
吉田選手の勝負強さは何度も日本を救ってきました。
その実績ゆえに、吉田選手が前に上がると大きな期待を感じさせます。
吉田麻也のこれまでの経歴
Embed from Getty Images- 南陵FC(長崎市立仁田小学校)
- 名古屋グランパスU-15(みよし町立北中学校)
- 名古屋グランパスU-18(豊田高等学校)
- 名古屋グランパス
- VVVフェンロ(オランダ)
- サウサンプトン(イングランド)
- サンプドリア(イタリア)
- シャルケ04(ドイツ)
- LA ギャラクシー(アメリカ)
南陵FC
小学生時代は、南陵FCでプレーしています。
小学生の頃から身長が高く、大型FWとして長崎市選抜でもプレーしています。
吉田選手のご実家は、離島から高校に通えない子供たち向けの宿を経営しています。
中学・高校生時代
中学・高校生時代は、名古屋グランパスユースでプレーしています。
- 名古屋グランパスU-15
- 名古屋グランパスU-18
中学から親元を離れ、兄と共に名古屋での生活を開始。
名古屋U-18では元日本代表の秋田豊さんの指導を受け、センターバックとして飛躍的な成長を遂げます。
高校3年時のクラブユースでは全国2位になり、個人ではU-18日本代表に選出されます。
名古屋グランパス
Embed from Getty Images2007年に名古屋グランパスに昇格します。
1年目から19試合に出場。
2年目以降はストイコビッチ監督の元、センターバックのレギュラーとして活躍。
Jリーグのみでなく、ACLなどのカップ戦でもゴールを奪う活躍をみせます。
名古屋時代の成績
・2007:19試合0ゴール
・2008:22試合1ゴール
・2009:30試合4ゴール
プロ入り時の入団会見では、お笑い芸人タカアンドトシさんの「欧米か!」を披露しました。
VVVフェンロ(オランダ)
Embed from Getty Images2009年夏に、VVVフェンロ(フェーフェーフェーフェンロ)に移籍します。
フェンロでは、本田圭佑さんや大津祐樹選手、カレンロバートさんらと共にプレー。
2年目以降はレギュラーを獲得し、日本代表にも定着します。
フェンロ時代の成績
・2009-10:0試合0ゴール(途中加入)
・2010-11:20試合0ゴール
・2011-12:32試合5ゴール
・2012-13:2試合0ゴール(途中退団)
サウサンプトン(イングランド)
Embed from Getty Images2012年夏に、サウサンプトンに移籍します。
出場機会に恵まれないシーズンがありながらも、7年半の間イングランドでプレー。
プレミアリーグでプレーした日本人の中で、最長の期間を過ごしました。
サウサンプトンでは、世界最高のDFといわれるファンダイク(現・リヴァプール)やサディオ・マネ(現・バイエルンミュンヘン)と共にプレーしています。
サウサンプトン時代の成績
・2012-13:32試合0ゴール
・2013-14:8試合1ゴール
・2014-15:22試合1ゴール
・2015-16:20試合1ゴール
・2016-17:23試合1ゴール
・2017-18:24試合2ゴール
・2018-19:17試合0ゴール
・2019-20:8試合0ゴール
サンプドリア(イタリア)
Embed from Getty Images2019年冬に、サンプドリアに移籍します。
移籍後すぐにレギュラーに定着し、守備の固いイタリアでも吉田選手は高く評価されました。
イタリアでは2年半プレーし、チームのセリエA残留に貢献します。
サンプドリアでの成績
・2019-20:14試合0ゴール
・2020-21:32試合1ゴール
・2021-22:26試合2ゴール
過去には、柳沢敦さん(元・鹿島など)もサンプドリアでプレーしています。
シャルケ04(ドイツ)
Embed from Getty Images2022年夏に、シャルケに移籍します。
1部昇格に貢献した板倉滉選手との入れ替わりで加入。
守備に奮闘するも、チームは1年での2部リーグ降格が決定。
それに伴い、吉田選手の去就にも注目が集まっています。
シャルケでの成績
2022-23:29試合0ゴール
LAギャラクシー(アメリカ)
2023年8月にLAギャラクシーに移籍します。
かつて、数々の名プレーヤーが所属クラブ。
・ベッカム
・洪明甫
・イブラヒモビッチ
・ジェラード など
下位に沈むチームを、後方から支えます。
日本代表
Embed from Getty Images吉田選手は、日本代表として120試合に出場しています。(2022年9月時点)
この数字は、遠藤保仁選手、長友佑都選手、井原正巳さんに次ぐ、4番目に多い出場数です。
W杯には2回出場しています。
- 2014年ブラジル大会
- 2018年ロシア大会
また、オリンピックには3度出場し、日本人サッカー選手では最多です。
- 2008年北京オリンピック
- 2012年ロンドンオリンピック(オーバーエイジ)
- 2020年東京オリンピック(オーバーエイジ)
まとめ
10年以上わたって「日本代表」・「海外クラブ」プレーした吉田選手。
海外でプレーしながらも、Jリーグ選手会長に就任するなど、”日本サッカーへの貢献”は計り知れません。
- W杯出場回数:3回
- 五輪出場回数:3回
日本有数の経験値を持つ男が、今後どんなサッカー人生を歩むのか。
ピッチでも、ピッチ外でも、大きな働きをすることは間違いありません。
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