『Jリーグ 海外クラブとの業務提携』
Jリーグのクラブが”海外のクラブと提携”しているのをご存知ですか?
- 強豪からノウハウを学ぶ
- ノウハウの提供
- 別の地域へのマーケット拡大 など
業務提携を結ぶ理由は、各クラブによって異なります。
共通するのは、クラブをより強く・より人気にするという目的を持っていること。
今回は、Jリーグ 海外クラブとの業務提携についてまとめます。
※提携歴のあるクラブをまとめています。
「もっとサッカーが楽しくなる」をテーマに、ブログを書いています。
【10分以内】で、気軽に読める記事がたくさんあります。
初心者の方も、サッカー通の方も、ぜひ楽しく読んでください。
海外クラブと提携するJリーグクラブ
現在、Jリーグ各クラブは世界中のサッカークラブと提携中。
誰もが知る”ヨーロッパの強豪”と提携しているクラブもあれば、強豪の傘下に属するクラブもあります。
また、教わるばかりでなく、”アジア諸国にサッカーを教える側”としての活動を行うことも。
ここでは、”印象的な業務提携”について触れていきます。
海外の強豪との提携
Embed from Getty Images「海外との提携」と言われて、最も心が躍るのは”ヨーロッパの強豪との提携”です。
「もしかしたら、いつか有名選手が日本に来るかも!?」
そんな願望が実現したのは、2018年のこと。
約5年間に渡ってJリーグでプレーした、元・スペイン代表のイニエスタ選手。
”世界のトップ”が日本にやってきたことは、ファンはもちろん、選手にとっても嬉しい出来事でした。
2024年現在、ヨーロッパの強豪と提携を結ぶクラブは、あなたが思っている以上に多いはずです。
”有名選手”が来日することはもちろん、”将来のスタープレーヤー”が経験を積むためにJリーグでプレーする可能性もありえます。
日本のクラブと提携するヨーロッパの強豪
・マンチェスターシティ(イングランド)
・アストン・ヴィラ(イングランド)
・サウサンプトン(イングランド)
・ウォルヴァー・ハンプトン(イングランド)
・FCバルセロナ(スペイン)
・レアル・ソシエダ(スペイン)
・ベティス(スペイン)
・マジョルカ(スペイン)
・ASローマ(イタリア)
・レバークーゼン(ドイツ)
・ドルトムント(ドイツ)
・フランクフルト(ドイツ)
・ハノーファー96(ドイツ)
・1.FCケルン(ドイツ)
・ボルドー(フランス)
・アヤックス(オランダ)
・フェイエノールト(オランダ) など
このブログでは、”海外でプレーする日本人選手”についてもまとめています。
シティフットボールグループ
Embed from Getty Images世界最強クラブの1つと呼ばれるのが、”マンチェスターシティ(イングランド)”。
現在、プレミアリーグを3連覇中。
2022-23シーズンには”ヨーロッパ王者”にも輝いており、日本国内での人気も急上昇中です。
そんなシティ(愛称)は、UAE資本のクラブ。
いわゆる、「オイルマネー」というやつです。
その潤沢な資金を用いて、2008年に「シティ・フットボールグループ」を創設。
世界中に参加のクラブを持ち、全世界のサッカー情報を網羅していると言っても過言ではありません。
日本では、横浜F.マリノスがシティグループに属しています。
2014年に資本提携を開始。
中位に沈んでいたクラブは、数年間で”強豪”へと復活を遂げました。
シティ フットボールグループに属する12クラブ
・マンチェスター シティ(イングランド)
・ジローナFC(スペイン)
・パレルモFC(イタリア)
・トロワAC(フランス)
・ロンメルSK(ベルギー)
・ECバイーア(ブラジル)
・モンテビデオ シティ(ウルグアイ)
・ニューヨーク シティ(アメリカ)
・横浜F.マリノス(日本)
・深圳新鵬城足球倶楽部(中国)
・メルボルン シティ(オーストラリア)
・ムンバイ シティFC(インド)
日本資本のシント=トロイデン
Embed from Getty Images2017年にDMMグループがクラブを買収。
ヨーロッパでは初めての、日本人が経営権を持つクラブになりました。
これまでに、”20人以上の日本人選手”がシント=トロイデン(STVV)でプレー。
中には、”日本代表の主力”へと成長を遂げた選手も。
海外挑戦にあたっての”最初のクラブ”として選択する選手も多く、日本サッカー界にも大きな影響を与えています。
そんなSTVVは、現在はJリーグ5クラブと業務提携しています。
STVVと業務提携を結んでいるJクラブ
・北海道コンサドーレ札幌
・FC東京
・アビスパ福岡
・ファジアーノ岡山
・大分トリニータ
コンサドーレ札幌の東南アジア戦略
Embed from Getty Images年々上昇している”東南アジアのサッカー熱”。
自国のリーグはもちろん、ヨーロッパや日本サッカーの人気も抜群です。
そこに目をつけたのが、コンサドーレ札幌。
2012年に”東南アジア戦略”を開始。(参照:Jリーグ公式)
東南アジアのスタープレーヤーを獲得し、チームの人気、ひいてはJリーグの人気上昇に一役買っています。
また、選手の獲得だけでなく、東南アジアの5クラブと業務提携の実績もあります。
コンサドーレ札幌でプレーした東南アジアの選手
・レ コンビン(ベトナム)
・ステファノ(インドネシア)
・イルファン(インドネシア)
・チャナティップ(タイ)
・カウティン(タイ)
・スパチョーク(タイ)
Jリーグ同士の提携
川崎フロンターレと業務提携を締結
— 福島ユナイテッドFC (@fufc_staff) February 1, 2024
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両チームおよび選手の強化、育成を目的としており、川崎フロンターレのこれまで培われたノウハウや経験を生かすだけでなく、クラブが今後の発展を追求するなかで、多くを学ばせていただける機会と考えております。… pic.twitter.com/j1DTXXPqpx
海外のクラブと提携するクラブが多数をしめる中、”国内間での提携”をしているクラブもあります。
川崎フロンターレ(J1)×福島ユナイテッド(J3)
2024年から始まった、Jリーグ同士の業務提携。(参照:川崎フロンターレ公式HP)
早速、川崎の若手2選手が福島にレンタル移籍。
- 大関友翔
- 松長根悠仁
今後、J3リーグでずば抜けた活躍を見せる選手が登場した場合、川崎フロンターレへの移籍の可能性も高まるかもしれません。
Jリーグ 各クラブの海外提携
※提携歴があるクラブを記載しています。(すでに提携が終了している可能性もあり)
J1リーグ
北海道コンサドーレ札幌
提携クラブ | 国名 |
---|---|
シント=トロイデン | ベルギー |
ブリーラム・ユナイテッドFC | タイ |
コンケーンFC | タイ |
ジョホール・ダルル・タクジムFC | マレーシア |
アレマ・クロノスFC | インドネシア |
ドンタム・ロンアンFC | ベトナム |
鹿島アントラーズ
海外クラブとの提携情報はありません。
海外戦略の一環として、2017年にニューヨーク(アメリカ)にオフィスを設立しています。(参照:鹿島アントラーズ公式HP)
浦和レッズ
提携クラブ | 国名 |
---|---|
フランクフルト | ドイツ |
フェイエノールト | オランダ |
ムアントン・ユナイテッド | タイ |
柏レイソル
海外クラブとの提携情報はありません。
育成年代おいては、チャイナートFC(タイ)と提携しています。
FC東京
提携クラブ | 国名 |
---|---|
シント=トロイデン | ベルギー |
サイゴンFC | ベトナム |
東京ヴェルディ
提携クラブ | 国名 |
---|---|
ACアジャクシオ | フランス |
レアル・ベティス ※2024年夏から1年間。 | スペイン |
FC町田ゼルビア
提携クラブ | 国名 |
---|---|
DCユナイテッド | アメリカ |
川崎フロンターレ
提携クラブ | 国名 |
---|---|
福島ユナイテッドFC | 日本 |
横浜F.マリノス
横浜F.マリノスは、2015年に”シティ・フットボール・グループ(CFG)”に加入しています。
湘南ベルマーレ
提携クラブ | 国名 |
---|---|
ウォルヴァー・ハンプトン | イングランド |
武漢スリータウンズ | 中国 |
ノンブア・ピッチャヤFC | タイ |
ボンケットFC | カンボジア |
ダヴァオ・アギラスFC | フィリピン |
スデヴァ・デリFC | インド |
FCチャンタボリー | ラオス |
2020年に”ベルマーレ アジア フットボール アライアンス(BAFA)”を設立。
上記のアジアのクラブは、BAFAの一員です。
アルビレックス新潟
提携情報はありませんが、海外でプレーするクラブを持っています。
・アルビレックス新潟シンガポール
ジュビロ磐田
提携クラブ | 国名 |
---|---|
ムアントン・ユナイテッド | タイ |
名古屋グランパス
提携クラブ | 国名 |
---|---|
ASローマ | イタリア |
京都サンガF.C.
提携クラブ | 国名 |
---|---|
AFCボーンマス | イングランド |
明記されていませんが、複数の若手選手が”ロンドリーナFC(ブラジル)”にレンタル移籍しています。
ガンバ大阪
提携クラブ | 国名 |
---|---|
アヤックス | オランダ |
チョンブリFC | タイ |
セレッソ大阪
提携クラブ | 国名 |
---|---|
BGパトゥム・ユナイテッド | タイ |
ヴィッセル神戸
提携クラブ | 国名 |
---|---|
FCバルセロナ | スペイン |
アストン・ヴィラ | イングランド |
サンフレッチェ広島
提携クラブ | 国名 |
---|---|
1.FCケルン | ドイツ |
アビスパ福岡
提携クラブ | 国名 |
---|---|
ボルドー | フランス |
シント=トロイデン | ベルギー |
杭州緑城 | 中国 |
ポートFC | タイ |
サガン鳥栖
提携クラブ | 国名 |
---|---|
アヤックス | オランダ |
J2リーグ
J2リーグで海外提携の情報が出ているのは8クラブです。
ベガルタ仙台
提携クラブ | 国名 |
---|---|
バンコクFC | タイ |
水戸ホーリーホック
提携クラブ | 国名 |
---|---|
ハノーファー96 | ドイツ |
ソンラム・ゲアン | ベトナム |
横浜FC
提携クラブ | 国名 |
---|---|
UDオリヴェイレンセ | ポルトガル |
清水エスパルス
提携クラブ | 国名 |
---|---|
サウサンプトン | イングランド |
マジョルカ | スペイン |
ファジアーノ岡山
提携クラブ | 国名 |
---|---|
シント=トロイデン | ベルギー |
徳島ヴォルティス
提携クラブ | 国名 |
---|---|
レアル ・ソシエダ | スペイン |
V・ファーレン長崎
提携クラブ | 国名 |
---|---|
レバークーゼン | ドイツ |
大分トリニータ
提携クラブ | 国名 |
---|---|
シント=トロイデン | ベルギー |
サントスFC | ブラジル |
J3リーグ
J3リーグで海外提携の情報が出ているのは5クラブです。
いわてグルージャ盛岡
提携クラブ | 国名 |
---|---|
ドルトムント | ドイツ |
福島ユナイテッドFC
提携クラブ | 国名 |
---|---|
川崎フロンターレ | 日本 |
松本山雅FC
提携クラブ | 国名 |
---|---|
レアル・ソルトレーク | アメリカ |
クラブ・レオン | メキシコ |
ゲイラン・インターナショナル | シンガポール |
FC今治
提携クラブ | 国名 |
---|---|
浙江FC | 中国 |
ギラヴァンツ北九州
提携クラブ | 国名 |
---|---|
プノンペン・クラウンFC | カンボジア |
まとめ
サッカークラブは、裏方の努力が必要不可欠。
強豪へと近づくために、クラブ内では様々な施策を行なっています。
その1つが、今回ご紹介した”海外クラブとの提携”。
今後も、様々な地域のクラブとの関係性が構築されていくでしょう。
このブログでは、”Jリーグの60クラブ”についてもまとめています。
J1~J3のクラブを都道府県別に紹介しているので、ぜひそちらもご覧になってください!
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