「浦和のエース」
- Jリーグ通算163ゴール(2023年10月時点)
- ACL日本人最多出場・最多得点
- 日本の全タイトルを獲得(チーム)
Jリーグ随一の実績を誇るも、W杯出場はなし。
”日本代表”との縁はありませんでしたが、誰もが認める浦和レッズのエースです。
今回は、興梠慎三のプレースタイルと経歴をご紹介します。
「もっとサッカーが楽しくなる」をテーマに、ブログを書いています。
【10分以内】で、気軽に読める記事がたくさんあります。
初心者の方も、サッカー通の方も、ぜひ楽しく読んでください。
興梠慎三ってどんな選手?
- 名前:興梠慎三(こうろき しんぞう)
- 生年月日:1986年7月31日
- 出身地:宮崎県宮崎市
- 所属チーム:浦和レッズ
- ポジション:FW/MF
- 背番号:30番
- 身長:175cm
- 体重:72kg
- 利き足:右足
日本代表歴
Embed from Getty Images- A代表:16試合0ゴール
- 世代別:北京五輪世代
2008年に日本代表に初招集。
世代別代表には、U-18から招集。
経験した大舞台は、OA(オーバーエイジ)で参加した”リオ五輪”のみ。
「代表よりもクラブで結果を残したい」というタイプの選手。
しかし、実績からは想像できない程、代表との縁は少ない選手です。
日本の全タイトルを獲得
Embed from Getty Images- Jリーグ優勝:3回
- ルヴァン杯優勝(ナビスコ杯):3回
- 天皇杯優勝:4回
- ACL優勝:2回
Jリーガーとしてとれる”全てのタイトル”を獲得。
しかも、すべて複数獲得しています。
個人タイトルは、2017年にベストイレブンを1度獲得しただけ。
MVP受賞歴があっても、不思議ではない選手です。
Jリーグ通算ゴール数
Embed from Getty ImagesJリーグ通算ゴール数は「163」。(2023年10月現在)
この数字は歴代2位で、現役ではNo.1。
ACLでの実績も十分。
- ACL最多出場:69試合(2023年10月現在)
- ACL最多ゴール:27ゴール(2023年10月現在)
どんな大会でも、”結果”を残す選手です。
学校をサボった学生時代
サッカーを始めて半年で九州選抜入り。
中学時代は、「あんまり学校に行ってない」。
鵬翔高校の試験には落ちたものの、「サッカーをするなら入学させてやる」と言われて入学。
そして、学校に行かなかった高校1年生。
「サッカーに本気じゃなかった不良少年」は、サッカーが上手すぎてプロの世界へ。
体脂肪が多くて代表落選!?
Embed from Getty Images2014年〜2018年ロシアW杯前まで日本代表を指揮した”ハリルホジッチ監督”。
監督が特に重視したのは、この2つ。
- デュエル(球際の戦い)
- 体脂肪率
代表に招集されるたびに、”体脂肪率の指摘”を受けた興梠選手でした。(参照:ゲキサカ)
ハリルが体脂肪率を指摘した4選手
・興梠慎三
・宇佐美貴士
・遠藤航
・西川周作
ローストチキン「こおろぎ」
北浦和店は3周年を迎えることとなりました👏
— ローストチキンコオロギ (@korogi_urawa) October 16, 2023
これもひとえに、ご来店いただきました皆様の支えがあったからこそと深く感謝しております。
つきましては、10/21、22の2日間、北浦和店にて半額セールを開催します🥳
皆様のご来店心よりお待ちしております🐔#ローストチキンコオロギ #3周年 pic.twitter.com/8zDvGiAHoC
興梠選手の家族は、ローストチキン屋さんを3店舗経営。
- 宮崎本店
- 浦和店
- 北浦和店
キッチンカーでの販売もあり、試合の日には”スタジアム”でも出店しています。
サポーターに牛丼を奢る
Embed from Getty Images2017年にACLで初優勝した日のこと。
朝まで飲み明かし、レッズの社長と共に浦和駅前の吉野家に降臨。
酔っ払った興梠選手は、”その場にいた全レッズサポーターの牛丼を奢った”という伝説を持っています。
2023年ルヴァン杯準決勝で勝利後、山岸祐也選手(アビスパ福岡)も店に居合わせたサポーターにひつまぶしをご馳走しています。
【山岸祐也について詳しく】
興梠慎三の着用スパイク
メーカー:ナイキ
興梠選手は、ナイキの”マーキュリアル”を着用しています。
マーキュリアルシリーズは、加速力に特化。
スピードスターに好まれる人工皮革のスパイクです。
興梠慎三のプレースタイル
Embed from Getty Images「浦和のエース」
Jリーグの中で、最も厳しい目を持つ浦和サポーター。
完全に受け入れるのは、”結果を残した選手”のみ。
興梠慎三選手は、そんな浦和サポーターに、「浦和のエース」と呼ばれる選手です。
- 現役Jリーガー最多ゴール
- 時間を作るキープ
- 連携プレーの上手さ
Jリーグ通算163ゴール。(2023年10月現在)
FWとしてもっとも重要な”ゴール”を決めることに加え、周りを使うことも抜群に上手い選手。
抜群のキープ力で時間を作り、狭いスペースではワンタッチで味方へ。
興梠慎三が1人いれば、得点数は倍増します。
興梠慎三の経歴
- 宮崎東SSS
- 宮崎市立東大宮中学校サッカー部
- 鵬翔高校サッカー部(宮崎県)
- 鹿島アントラーズ
- 浦和レッズ
- 北海道コンサドーレ札幌
- 浦和レッズ
小学生時代
小学生時代は、宮崎東SSSでプレーしています。
小学5年生の時にサッカーをスタート。
それまでは、野球少年。
身体能力とセンスが優れすぎており、サッカーをはじめて半年ほどで九州選抜に。
1学年先輩には、伊野波雅彦選手も所属していました。
せっかく野球のオーダーを組んでいるので、昨年一度お届けした二人のキャッチボール動画を再掲載!二人ともうまいです。次のホームゲームは、4/5(金)横浜F・マリノス戦。埼玉スタジアムで19:33キックオフ!
— 浦和レッズオフィシャル (@REDSOFFICIAL) April 3, 2019
■試合情報→https://t.co/soM72kgOGG
#興梠慎三 #岩波拓也 #urawareds #キャッチボール pic.twitter.com/O7iMZxK8ju
中学生時代
中学生時代は、宮崎市立東大宮中学校サッカー部でプレーしています。
小学生時代のチームメイトがほぼ同じ学校に進学。
みんな、”学校に行かない”。
試合には行き、圧勝。
小学生時代のチームメイトが九州選抜や県選抜ばかりだったので、練習しなくても強いチームでした。
高校生時代
高校生時代は、鵬翔高校サッカー部でプレーしています。
サボっている中、”監督に頼まれて”練習試合に参加。
サボっていた1年生がAチームの試合に出て、いきなりハットトリック。
高校2年・3年と2年連続で選手権で全国へ。
当たり前のようにプロの道へと進みます。
鵬翔高校から、2年連続で鹿島に入団者を輩出しています。
・2004年:増田誓志
・2005年:興梠慎三
鹿島アントラーズ
Embed from Getty Images2005年に鹿島アントラーズに移籍します。
サッカーに愛された快速MFといえど、鹿島の中盤の層は厚く。
2年目にFWにコンバートし、これが大成功。
- Jリーグ3連覇
- ナビスコ杯優勝2回
- 天皇杯優勝2回
毎年のようにタイトル獲得。
背番号は、元日本代表の柳沢敦さんの「13番」を引き継いでいます。
Embed from Getty Images鹿島での成績
・2005年:8試合0ゴール
・2006年:10試合0ゴール
・2007年:22試合6ゴール(Jリーグ優勝、天皇杯優勝)
・2008年:29試合8ゴール(Jリーグ優勝)
・2009年:32試合12ゴール(Jリーグ優勝)
・2010年:30試合8ゴール(天皇杯優勝)
・2011年:31試合4ゴール(ナビスコ杯優勝)
・2012年:30試合11ゴール(ナビスコ杯優勝)
鹿島時代のチームメイト
・柳沢敦
・小笠原満男
・本山雅志
・中田浩二
・内田篤人
・大迫勇也
・柴崎岳
・マルキーニョス など
浦和レッズ
Embed from Getty Images2013年に浦和レッズに移籍します。
「ミシャ監督の元でサッカーがしたい」という想いを持ち、「鹿島から浦和への禁断の移籍」。(参照:Sportiva)
シーズン前は、この移籍を受け入れられないサポーターもいたものの、”結果”で認めさせるのが興梠慎三。
気づけば、加入後”8シーズン連続2桁得点”。
興梠選手のチャント(応援歌)には、「浦和のエース」というワードが含まれています。
浦和での成績
・2013年:33試合13ゴール
・2014年:34試合0ゴール
・2015年:34試合0ゴール
・2016年:34試合0ゴール(ルヴァン杯優勝)
・2017年:34試合0ゴール(ACL優勝、ベスト11)
・2018年:34試合0ゴール(天皇杯優勝)
・2019年:33試合0ゴール(ACL準優勝)
・2020年:34試合0ゴール
・2021年:32試合0ゴール(天皇杯優勝)
興梠選手は、浦和サポーターが集まる居酒屋「力」の常連です。
北海道コンサドーレ札幌
2022年に、北海道コンサドーレ札幌にレンタル移籍します。
ミシャ監督からのラブコールを受け続け、ついに再会が実現。
そして、まさかの寮生活。
快適な生活のために、自腹で新しい洗濯機を買ったり、若手への指導も行った1年間。(参照:サッカー批評)
タイトル獲得は叶わなかったものの、公私共に大きな役割を果たしています。
札幌での成績
・2022年:21試合5ゴール
浦和レッズ
Embed from Getty Images2023年に浦和レッズに復帰します。
復帰後、ACL決勝1stレグで決勝ゴール。
「浦和で引退したい」という願いを持って復帰していますが、37歳となった今もまだまだ浦和の戦力です。
まとめ
- サッカーをはじめて半年で九州選抜
- 学校に行かなかった中学生時代
- 監督に頼まれて参加した練習試合
- 全タイトル獲得
- 吉野家でサポーターに牛丼をおごる
学生時代から、数々の伝説を残し、まるで漫画のようなサッカー人生。
誰もが羨む才能を持ち、プロ選手も驚く技術を持つ選手です。
興梠慎三選手の生い立ちをもっと詳しく知りたい方は、「鈴木啓太さんのYouTube」もご覧になってみてください。
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