「オランダ出身のSB(サイドバック)」
高校卒業後に、自身のルーツ・オランダへ。
練習生からスタートし、オランダ1部リーグの主力へとステップアップ。
異国の地で、10年以上のプロキャリアを築く日本人選手です。
今回は、ファン・ウェルメスケルケン際のプレースタイルと経歴をご紹介します。
「もっとサッカーが楽しくなる」をテーマに、ブログを書いています。
【10分以内】で、気軽に読める記事がたくさんあります。
初心者の方も、サッカー通の方も、ぜひ楽しく読んでください。
ファン・ウェルメスケルケン際ってどんな選手?
- 名前:ファン・ウェルメスケルケン際
- 生年月日:1994年6月28日
- 出身地:オランダ
- 所属チーム:川崎フロンターレ
- ポジション:DF
- 背番号:31番(ACLでは52番)
- 身長:178cm
- 体重:72kg
- 利き足:右
オランダと日本のハーフ
『オランダ人の父×日本人の母』
出身は、オランダ・マーストリヒト。
2歳までオランダで過ごし、高校卒業まで日本で過ごしています。
トップ昇格・大学進学の道を断ち、欧州へと渡りました。
リオ五輪世代
Embed from Getty Images際選手は、”リオ五輪世代”の選手。
2016年には、U-23日本代表にも選手。
当時は、”日本と欧州のサッカーの違い”に戸惑ったようです。(参照:KING GEAR)
リオ五輪世代の選手
・遠藤航
・南野拓実
・室屋成
・浅野拓磨
・植田直通
・大島僚太
・中村航輔
・井手口陽介 など
5ヶ月の無所属期間
Embed from Getty Images2022-23シーズン終了後、次のチームが見つからず。
半年間にわたって”無所属”の状態が続きました。
シーズン開幕後の2023年10月に、NECナイメヘンの入団テストに合格。(参照:ゲキサカ)
また、ズヴォレでは中山雄太選手と共にプレーしていました。
進学校出身
Embed from Getty Images際選手の出身校は、”山梨県北杜市立甲陵高校”。
”偏差値は60台後半”の進学校です。
オランダに渡った時は、英語もオランダ語も喋れなかった状態。
クラブでプレーしながら”現地の大学”に通い、語学を習得しています。(参照:KING GEAR)
ファン・ウェルメスケルケン際の着用スパイク
着用メーカー:MIZUNO(ミズノ)
際選手が着用するのはミズノのスパイク。
”モレリアNEO”シリーズを着用しています。
とても軽く、素足感覚を追求した天然皮革のスパイクです。
ファン・ウェルメスケルケン際のプレースタイル
Embed from Getty Images「総合値の高いSB」
- 対人プレーでの強さ
- キープ力
- ロングスロー
本職は”右SB”ですが、左SBでも難なくプレー。
海外生活が長いこともあり、攻守ともに”対人能力”が高いです。
相手のプレスをくらっても、クリアせずに”パスをつなげる選手”。
ロングスローも完備する、優秀なSBです。
ファン・ウェルメスケルケン際の経歴
- ヴァンフォーレ八ヶ岳
- ヴァンフォーレ甲府Jr.ユース
- ヴァンフォーレ甲府ユース
- ドルトレヒト(オランダ)
- SCカンブール(オランダ)
- PECズヴォレ(オランダ)
- SCカンブール(オランダ)
- 川崎フロンターレ
小学生時代
小学生時代は、ヴァンフォーレ八ヶ岳でプレーしています。
友人に誘われ、小学2年生の時にサッカーをスタート。
所属していたクラブは、ヴァンフォーレ甲府の提携クラブです。
中学・高校生時代
中学・高校生時代は、ヴァンフォーレ甲府の下部組織でプレーしています。
- ヴァンフォーレ甲府Jr.ユース
- ヴァンフォーレ甲府ユース
トップチームの練習にも参加していた有望株。
トップ昇格の道もある中、「オランダに挑戦してみたい」という想いが強く、欧州行きを決断。(参照:KING GEAR)
ユースの1学年後輩には、太田修介選手も在籍していました。
ドルトレヒト(オランダ)
Embed from Getty Images2013年に、ドルトレヒトに入団しています。
最初の2年間は”アマチュア契約”。
2015年のトップチームデビューでは、宮市亮選手との対決が実現。
そのシーズンに2部リーグに降格するも、翌シーズンにはレギュラーに定着します。
ドルトレヒトでの成績
・2014-15年:1試合0ゴール(1部リーグ)
・2015-16年:31試合1ゴール(2部リーグ)
・2016-17年:31試合0ゴール(2部リーグ)
・2017-18年:1試合0ゴール(2部リーグ・途中退団)
SCカンブール(オランダ)
Embed from Getty Images2017年8月にSCカンブールに移籍します。
オランダ5年目を迎え、心身ともに大きく成長。
監督に対しても”発言できる選手”になり、チームの精神的支柱に。(参照:footballista)
カンブールでの成績
・2017-18年:27試合0ゴール(2部リーグ・途中入団)
・2018-19年:38試合1ゴール(2部リーグ)
PECズヴォレ(オランダ)
Embed from Getty Images2019年7月にPECズヴォレに移籍します。
- 右SB:ファン・ウェルメスケルケン祭
- 左SB:中山雄太(CBでもプレー)
オランダで”日本人コンビ”が躍動。
1部リーグの主力としてプレーするも、右膝負傷による長期離脱も経験。
21-22シーズン終盤に復帰するも、チームは2部に降格しています。
ズヴォレでの成績
・2019-2020年:18試合0ゴール(1部リーグ)
・2020-21年:22試合0ゴール(1部リーグ)
・2021-22年:7試合0ゴール(1部リーグ)
SCカンブール(オランダ)
Embed from Getty Images2022年8月にSCカンブールに移籍します。
前年に1部リーグ9位にランクインした”古巣”に復帰。
更なる躍進を期して加入するも、またしても2部リーグに降格。
際選手は、右SBのスタメンとしてプレーしました。
カンブールでの成績
・2022-23:24試合1ゴール(1部リーグ)
NECナイメヘン
Embed from Getty Images2023年10月にNECナイメヘンに入団します。
シーズン開幕時は所属チームが見つからず、半年間は無所属。
入団テストを経て、正式に加入。
試合にもしっかりと絡んでいます。
川崎フロンターレ
2024年に川崎フロンターレに移籍します。
プロになってから、初めて日本のクラブでのプレー。
国内リーグ・カップ戦に加え、ACLでも頂点を目指します。
まとめ
チームが2部に降格しても、”個人では1部に残れた選手”。
悔しさもあったはずですが、”選手として高い評価”を受けていることの証です。
2024年には、初のJリーグ挑戦。
生まれ育った国に、自身の名前を轟かせます。
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