「タイ代表監督」
活躍の場は東南アジアに移し、2023年にはタイ代表監督に就任。
かつては、J1の優勝監督になった後に、”給食センターで勤務”したことも。
他とは一線を画す、”異色のキャリア”の持ち主です。
今回は、石井正忠監督の経歴をご紹介します。
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石井正忠ってどんな監督？
Embed from Getty Images- 名前：石井正忠（いしい まさただ）
- 生年月日：1967年2月1日
- 出身地：千葉県市原市
- ポジション：DF・MF
- 身長：179cm
- 体重：71kg
- 利き足：右
タイ代表監督
2023年11月にタイ代表監督に就任。
2020年にタイに渡り、2クラブを指揮。
そこでの功績が高く評価され、代表監督に抜擢されました。
タイ代表監督を務める2人目の日本人。
1人目は、西野朗さんです。
現役・監督時代の主要タイトル
Embed from Getty Images現役・監督時代ともに、Jリーグの主要3タイトルを獲得。
これらはすべて、”鹿島在籍時”に獲得したものになります。
現役時代
・Jリーグ：1996年
・ナビスコ杯：1997年
・天皇杯：1997年
監督時代
・Jリーグ：2016年
・ルヴァン杯：2015年
・天皇杯：2016年
決勝でのレアル・マドリード戦
Embed from Getty Images2016年クラブW杯で、日本勢初の決勝戦に進出した鹿島アントラーズ。
レアルマドリード（スペイン）を相手に、柴崎岳選手が2ゴール。
”2-2で延長戦”までもつれこんだことを覚えていますでしょうか？
この時、鹿島を率いていた監督こそが”石井監督”です。
当時のレアル・マドリードのメンバー
・C ロナウド
・ベンゼマ
・モドリッチ
・ベイル
・セルヒオラモス
・ぺぺ
・マルセロ
・クロース
・ナバス など
給食センター勤務
Embed from Getty Images2018年シーズン終了後、監督業は一旦お休み。
約1年間、”鹿嶋市の給食センター”で勤務しています。
もちろん、「元・Jリーガー」という履歴書を持って面接も受けています。（参照：日刊ゲンダイ）
土日には家族と出かけることに加え、1人でサッカー観戦にも。
偉大な監督でありながらも、”サポーター目線”を学ぶ、どこまでも謙虚な方です。
カブトムシ
【石井監督からのお知らせ！】明日クラブハウスにお越しで、ご希望の方にカブトムシをプレゼント！3ケース限定です。ショップ店頭でお問い合わせください！#antlers #kashima
— 鹿島アントラーズ (@atlrs_official) August 27, 2015
石井監督自ら、仕分けしていました。ご希望の方はぜひ！ pic.twitter.com/YWB71uaCE1
「サポーターにカブトムシをプレゼント」。
そんな聞いたこともないサービスをサラッとこなすのが、石井監督が愛される理由。
タイには、カブトムシの飛来量が多いのだとか。
近々、「タイサポーターへのカブトムシをプレゼント企画」が行われるかもしれません。
金崎夢生との衝突
Embed from Getty Images石井監督といえば、”金崎夢生ブチギレ事件”。（参照：サッカーダイジェスト）
選手交代を告げられた金崎夢生選手が、石井監督に対して激昂。
中継にもしっかり映っていたこともあり、大きな話題になりました。
石井正忠の現役時代
- 市原緑高校サッカー部
- 順天堂大学サッカー部
- NTT東日本（現・大宮アルディージャ）
- 住友金属（現・鹿島アントラーズ）
- 鹿島アントラーズ
- アビスパ福岡
高校時代は、地元の市原緑高校でプレーしたのち、順天堂大学に進学。
1987年に実業団入りしています。
鹿島アントラーズ
Embed from Getty Images1993年に鹿島アントラーズの一員として、Jリーガーに。
前身の住友金属には、ジーコと同じく1991年に入団しています。
ユーティリティ性が高く、複数のポジションでプレーしていました。
鹿島での成績
・1993年：22試合2ゴール
・1994年：30試合1ゴール
・1995年：30試合0ゴール
・1996年：1試合0ゴール（Jリーグ優勝）
・1997年：11試合0ゴール（ナビスコ杯・天皇杯優勝）
鹿島でのチームメイト
・ジーコ
・ジョルジーニョ
・アルシンド
・ビスマルク
・秋田豊
・名良橋晃
・柳沢敦
・鈴木貴之 など
アビスパ福岡
2000年にアビスパ福岡に移籍します。
在籍は1シーズンのみ。
31歳での引退を決断しています。
福岡での成績
・1998年：1試合0ゴール
福岡でのチームメイト
・中払大介
・山下芳輝
・篠田善之 など
石井正忠の指導者歴
鹿島アントラーズ
Embed from Getty Images- 1999年：鹿島アントラーズ入り
- 2015年：鹿島アントラーズ監督
ユースのコーチやフィジカルコーチを経て、2015年7月に監督に就任。
指揮した2年間で獲得したタイトルは3つ。
特に、2016年クラブW杯での躍進は目覚ましいものがありました。
鹿島時代に指導した選手たち
・柴崎岳
・小笠原満男
・本山雅志
・曽ヶ端準
・ダヴィ
・鈴木優磨
・昌子源
・植田直通
・西大伍
・三竿健斗
・町田浩樹
・安部裕葵 など
大宮アルディージャ
Embed from Getty Images2017年11月に大宮アルディージャの監督に就任します。
”残り3節”での古巣復帰。
崖っぷちの状況での就任で、チームは惜しくもJ2降格。
”1年でのJ1復帰”を目指すも、5位でシーズンを終えています。
大宮時代に指導した選手たち
・江坂任
・瀬川祐輔
・大前元紀
・播戸竜二
・マテウス
・ムルジャ
・茨田陽生
・奥抜侃志 など
タイでの監督歴
2019年12月にサムットプラカーンシティFCの監督に就任。（参照：タグマ）
このチームでは、坂井達弥選手（元・日本代表）や小野悠斗選手（小野裕二の弟）らを指導。
その後、2021年12月にブリーラムユナイテッドFCの監督に就任しています。
ブリーラムは、タイの強豪として知られ、ACLの常連。
2シーズン指揮し、”2年連続で3冠”という偉業を成し遂げています。
2023年11月に、タイ代表監督に就任。
今後、W杯予選等で日本と対戦することがあるかもしれません。
まとめ
「給食センター勤務」という異色のキャリアを持つ名将。
確かな実績と暖かい人柄で、タイでの人気も絶大。
日本のみならず、アジアサッカーの発展に大きく貢献する監督です。
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