夏に入ると、テレビでも連日「今日もうだるような暑さが〜」といった、暑さに関してのニュースを報道します。
10年前と比べると猛暑日の日数も増え、最高気温も確実に上がっています。
こういった気温の上昇は、特定の地域だけではなく、日本全体で起きています。
Embed from Getty Images私はエンジョイ系のフットサルチームを運営して約10年になります。
チームを作ろうと思う程サッカー・フットサルが大好きで、学生時代もサッカー部に所属していました。
それだけ好きなサッカーでも、練習当日にあまりにも暑いと「この中で練習かぁ・・・」と思ってしまいます。
あなたも同じような感情を抱いていませんか?
暑いという感情だけで済むのなら良いのですが、最も怖いのは熱中症です。
実際に熱中症になる人は増加傾向にあり、「外出は控えるように」といった警告がある日も。
そんな中でサッカー・フットサルのような激しい運動をするには、チーム全体で徹底した熱中症対策が必要になります。
今回は、夏場のサッカー・フットサルの練習時に気をつけたい7つのことをご紹介します。
フットサルチームの作り方に関する記事も書いています。
これからチームを作る予定の方、より良いチーム作りを考えている方はぜひ読んでみてください。
夏場のサッカー・フットサルで気をつけること (個人編)
炎天下でサッカー・フットサルをプレーする際の対策は、チームの代表者がすれば良いだけではありません。
各メンバーがしっかりとした知識を持ち、正しい対策をする必要があります。
熱中症に関しての知識をつける
- 熱中症はどんな時になりやすいか
- 熱中症になるとどうような症状が現れるか
「ただの体調不良だと思ったら、実は熱中症だった」ということも十分にあり得ます。
初期の段階ですぐに対応できるよう、しっかりと知識をつけることが重要です。
全日本病院協会による「熱中症について」がわかりやすいので、是非ご一読ください。
水分補給を行う
夏場は特に水分補給を意識的に行いましょう。
水分とミネラルを同時に補給するためにはスポーツドリンクが良いと言われます。
ただ、過剰に摂取すると太りやすくなってしまう懸念もあるため、水とスポーツドリンクを両方持参することがオススメです。
2時間の活動の際は、水1ℓ+スポーツドリンク1ℓを持参するようにしています。
体調を整える
寝不足や睡眠不足など、体調不良時は熱中症になりやすいとされています。
仕事や飲み会など、理由はそれぞれかと思います。
ただ、夏場のスポーツの前日は早めに寝て、コンディションを整えるようにしましょう。
新型コロナウイルスの観点からも、体調不良時のスポーツは避けることが無難です。
熱中症対策グッズを持参する
いま話題のモバイルファンやアイスリングなどの熱中症対策グッズを持参しましょう。
休憩中に少しでも体から熱を逃すことで、熱中症になるリスクは低くなります。
熱中症対策グッズに関しては、こちらの記事をチェックしてください。
夏場のサッカー・フットサルで気を付けること (チーム編)
夏場にサッカー・フットサルを楽しむためには、チームとしての取り組みも重要です。
ここからは、チームを運営するあなたが中心となり、体調不良者を出さないための工夫をご紹介します。
人数を多めに集める
フットサルは1チーム5人で成立するスポーツですが、交代で入る選手も重要です。
夏場はより多めに交代できる選手を集めるようにし、休憩時間を長めにとれるようにしましょう。
- 自チームのみで開催する場合→15人
- 対外試合の場合→9人ゴレイロ以外の4人が途中で交代できる
自分達のチームだけでフットサルをする場合
自分達のチームだけで開催する場合は、15人集めることも目標にしましょう。
15人集まると、3チームで回すことができ、1チームは休憩できるようになります。
対外試合の場合
対外試合の場合は、8~9人集めることを目標にしましょう。
ゴレイロ(キーパー)以外の人が途中で交代できるので、体力を十分に温存できます。
休憩時間を長めに確保する
Embed from Getty Images暑い日は、休憩時間を長めにとることも重要です。
メンバーが熱中症対策グッズを用意したとしても、休憩時間を確保しなければ無意味になってしまいます。
当日のメンバーを事前にチェックする
チームとして活動している場合、メンバー個々の実力や体力などを把握しているはずです。
その日集まったメンバー内の、走れるメンバーの割合を把握するようにしましょう。
体力面に不安のあるメンバーが多い時は、休憩を多めにしてみましょう。
疲労度合いをチェックする
休憩時間にどのように過ごしているかを見るようにしましょう。
ボールを蹴っていたり、立って過ごしているメンバーが多い場合はすぐにプレーを再開しても問題ないはず。
座り込んでいたり、辛そうに見えるメンバーが多い時は、いつもよりも長めに休憩とりましょう。
PK戦の時間をとるなど、休憩が必要となるメニューを導入することでダラダラしてりすることもなくなります。
コート選び
Embed from Getty Images近年、フットサルコートは増加傾向にあります。
色々な選択肢がある中で、最も重要視されるのはコートの料金です。
もちろん安いに越したことはありませんが、値段とコートの質は比例することが多いです。
フットサルコート選びには、【フットサルコート選び】もチェックしてみてください。
涼しい場所があるか
休憩中に涼める場所があるか確認しましょう。
外のコートなら日陰の場所。
室内であれば風通しの良い場所があるかどうかが重要です。
冷房の効いた部屋はあるか
もし体調不良者が出た際に、暑さから逃げられる冷房付きの部屋があるかどうかを確認しましょう。
熱中症になってしまった際は、涼しい部屋に連れて行けるかどうかが大切です。
民間のコートの場合、事務所や更衣室は涼しくなっていることが多いです。
冷房完備のコートを探す
フットサルは外のコートが大半です。
そんな中、室内で冷房付きという夢のようなコートも存在します。
値段が相場より高かったり、コートが狭かったりという点もありますが、夏場だけは冷房完備のコートでの活動がベストのように感じます。
数は多くありませんが、各地域に数コート存在しています。
ぜひあなたの地域に冷房完備のフットサルコートがあるか調べてみてください。
まとめ
今回は夏のサッカー・フットサルのチーム活動で気を付けることをご紹介しました。
チーム運営は考えるべきことが多く、想像していた以上に難しいはずです。
それに加え、夏は暑さ対策も加わります。
ですが、暑い中でもサッカー・フットサルをしたいという欲は湧いてきます。
この記事を読んで、少しでも多くのチームに”安全にサッカー・フットサルを楽しんでもらえたら”と思います。
また、チームメイトの協力を得るためにも、ぜひこの記事を読んでもらって、チーム全体で安全に楽しめる環境づくりをしていってください。
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