「ブンデスのデュエル王」
世界4大リーグの1つ・ドイツのブンデスリーガ。
そのブンデスで、2年連続でデュエル王に輝いたのが遠藤航選手です。
2023年には、”リヴァプール”にステップアップ。
日本代表の核としても活躍し、W杯・五輪には複数回出場。
ユース落選経験のある男が、日本サッカーを牽引しています。
今回は、遠藤航のプレースタイルと経歴をご紹介します。
「もっとサッカーが楽しくなる」をテーマに、ブログを書いています。
【10分以内】で、気軽に読める記事がたくさんあります。
初心者の方も、サッカー通の方も、ぜひ楽しく読んでください。
遠藤航ってどんな選手?
- 名前:遠藤航(えんどう わたる)
- 生年月日:1993年2月9日
- 出身地:神奈川県横浜市
- 所属クラブ:リヴァプール(イングランド)
- ポジション:DF/MF
- 利き足:右足
- 背番号:3番(日本代表では6番)
- 身長:178cm
- 体重76kg
遠藤はLEGENDO
A welcome worthy of a legend for @Wataru0209. ❤️#Bundesliga pic.twitter.com/flhgOWKIgH
— Bundesliga English (@Bundesliga_EN) May 16, 2022
2021-22シーズン最終節。
遠藤選手は1部残留を決める劇的ゴールをゲット。
自宅の前には、近所の子供たちからの”粋な落書き”が。
遠藤航選手は、誰もが認める「シュツットガルトの“レジェンド”です」。
4人の子供のお父さん
遠藤選手は4児のお父さん。
2016年リオ五輪には”3児のパパ”として出場しました。
お子さん達は遠藤選手にソックリ。
サッカーをプレーしている時の背格好までそっくりなのだとか。
遠藤選手のマウスピース
Embed from Getty Images Embed「あれ?口の中に何か入っている?」
試合を見ていて、気になった方も多いはず。
遠藤選手は、マウスピースを着用して試合に出場しています。
マウスピースを着用すると、競り合いで”舌を噛んでしまうリスク”が軽減。
恐怖心がなくなり、躊躇なく相手選手と競り合えます。
デュエル王を支えているのは”マウスピース”かもしれません。
通算15~20個ほどのマウスピースを作成。
合計で高級車が1台買えるくらいの金額になるそうです。(引用:FOOT BALL ZONEより)
リヴァプール月間MVP
「30歳の選手に移籍金40億円か・・・」。
日本では沸いた”遠藤航のリヴァプール移籍”も、現地では冷ややかな声も。
移籍当初は適用に苦しんだものの、数ヶ月が過ぎた頃には本領を発揮。
2023年12月には、「チーム月間MVP」を獲得。(参照:サッカーダイジェスト)
ビッグクラブのサポーターを、”結果”で認めさせました。
遠藤航の着用スパイク
メーカー:プーマ
遠藤選手は、プーマの”フューチャー”を着用しています。
フィット感に優れ、一瞬のクイックネスに優れたスパイクです。
※子供向け、フットサル向けのモデルも販売しています。
遠藤航のプレースタイル
Embed from Getty Imagesデュエルの勝率の高さ
海外では、デュエル(1vs1)の勝率が重視されます。
ヨーロッパには、体格が良く、屈強な外国人ばかり。
その中で、178cmの遠藤選手が競り合いに勝ちまくり。
ドイツ時代には、2年連続で”デュエル王”に輝いています。
ユーティリティ性の高さ
ユーティリティ性の高さも魅力のひとつ。
- ボランチ(守備的MF)
- センターバック
- サイドバック
守備的ポジションなら、どこでも高いレベルでプレーできます。
鋭い縦パス
守備的な選手ですが、実は攻撃の能力も高い選手。
中でも、前線への鋭い縦パスは正確で、状況を打開する力があります。
また、遠藤選手自身がドリブルで持ち上がり、攻撃にアクセントを加えることも多いです。
遠藤航の経歴
Embed from Getty Images- 東戸塚SC(横浜市立南戸塚小学校)
- 東戸塚中学校
- 湘南ベルマーレユース(神奈川県立金井高校)
- 湘南ベルマーレ
- 浦和レッズ
- シント=トロイデン(ベルギー)
- シュツットガルト(ドイツ)
- リヴァプール(イングランド)
南戸塚SC
小学生時代は、南戸塚SCでプレーしています。
横浜F.マリノスJr.ユースのセレクションを受けるも、3年連続で不合格となります。
幼い頃は横浜F.マリノスのファン。
スタジアムにも、頻繁に足を運んでいたようです。
南戸塚中学サッカー部
中学生時代は、南戸塚中学サッカー部でプレーしています。
中学3年時には神奈川県中体連選抜に選出され、福森晃斗選手と共にプレーしています。
高校生時代
高校時代は、湘南ベルマーレユースでプレーしていました。
- 高校2年:国体で優勝。キャプテン。
- 高校3年:二種登録でJ1で6試合出場
高校生ながらもプロの試合に出場し、リオ五輪世代の注目選手になります。
湘南ベルマーレ
Embed from Getty Images2011年に湘南ベルマーレに昇格します。
J1で2年間、J2で3年間プレー。
ほとんどの期間をレギュラーとして過ごします。
2014年には圧倒的な強さでJ2を制覇。
J2で”勝ち点101”という記録は、未だに破られる気配すらありません。
湘南時代の成績
・2010:6試合1ゴール(J1[二種登録])
・2011:34試合1ゴール(J2)
・2012:32試合7ゴール(J2)
・2013:17試合3ゴール(J1)
・2014:38試合7ゴール(J2)
・2015:31試合4ゴール(J1)
湘南でのチームメイト
・坂本紘司
・田原豊
・永木亮太
・ハングギョン
・岩尾憲
・武富孝介
・中川寛斗
・山田 直輝
・坪井 慶介 など
湘南を離れてから10年近くたった今でも、湘南サポーターから愛されています。
浦和レッズ
Embed from Getty Images2016年に浦和レッズに移籍します。
浦和ではACLを制し、アジアの頂点に輝きました。
日本代表にも常に選出され、2018年ロシアW杯のメンバーに名を連ねています。
浦和時代の成績
・2016:27試合0ゴール(ルヴァン杯優勝)
・2017:16試合2ゴール(ACL優勝)
・2018:16試合2ゴール
浦和でのチームメイト
・阿部勇樹
・西川周作
・宇賀神友弥
・那須大亮
・槙野智章
・柏木陽介
・森脇良太
・武藤雄樹
・李忠成
・興梠慎三
・関根貴大
・伊藤涼太郎
・ラファエル シルバ
。マウリシオ
・ズラタン など
シント=トロイデン(ベルギー)
Embed from Getty Images2018年7月に、シント=トロイデンに移籍します。
ロシアW杯メンバーに選出されながらも出場機会がなく、”自身の実力不足”を感じての海外移籍。
ベルギーでは、デビュー戦で初ゴールを記録。
日本人選手が多くプレーするチームの中でも、特に大きなインパクトを残しました。
シント=トロイデン時代の成績
・2018-19:17試合2ゴール
・2019-20:3試合0ゴール(途中退団)
シント=トロイデンで共にプレーした日本人選手
・鎌田大地
・冨安健洋
・関根貴大
・木下康介
・小池裕太
シュツットガルト(ドイツ)
Embed from Getty Images2019年8月に、シュツットガルトに移籍します。
チームの1部復帰に貢献し、キャプテンとしてチームを牽引。
ブンデスのデュエル王に二年連続で輝き、重要な局面でのゴールも印象的。
チームを退団した直後の試合、スタンドからは”遠藤選手へのメッセージ”が掲げられました。
「私たちの色(クラブ)のために戦い献身してくれた4年間!どうもありがとう、ワタル!」#VfB #遠藤航 @wataru0209 pic.twitter.com/FIzctQuQBx
— VfB Stuttgart_JP (@VfB_JP) August 21, 2023
シュツットガルトでの成績
・2019-20:21試合1ゴール(ドイツ2部[途中加入])
・2020-21:33試合3ゴール(ドイツ1部)
・2021-22:33試合4ゴール(ドイツ1部)
・2022-23:32試合5ゴール(ドイツ1部)
リヴァプール(イングランド)
2023年8月にリヴァプールに移籍します。
移籍金は、最大40億円。
移籍当初は”現地サポーターからの懐疑的な目”があったものの、プレーで信頼を獲得。
2023年12月には、チームの月間MVPを獲得しています。
いま、日本人選手が”ビッグクラブのスタメン”に近づいています。
日本代表
Embed from Getty Imagesこれまでに、W杯・五輪に2大会ずつ出場。
2016年リオ五輪では、主将としてチームを牽引。
2021年東京五輪にはOA(オーバーエイジ)として出場し、ベスト4入り。
A代表には2015年の湘南ベルマーレ時代に初招集。
2018年のロシアW杯メンバーに選出されるも、残念ながら出場はなし。
その悔しさをバネに海外挑戦を決断し、今では不動のレギュラーに定着しました。
まとめ
日本代表の心臓・遠藤選手。
今でこそ輝かしい活躍を見せていますが、幼い頃はセレクションで何度も落選。
苦い経験もたくさん味わいました。
ただ、遠藤選手は「セレクションに落ちたことは挫折ではなかった」と述べています。
”今なにをすべきか”を理解し、正しい努力を行ってきた遠藤選手。
結果、”デュエル王”に辿り着きました。
2026年W杯で目指すのは”ベスト8以上”。
中心には、遠藤航の姿があるでしょう。
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