
サッカーの本場ヨーロッパで、多くの日本人が活躍しています。
その中でも、トップリーグで最も大きなインパクトを残している選手の1人が鎌田大地選手です。
日本代表に招集されるものの、なかなか定着できない時期もあった鎌田選手。
ヨーロッパで活躍をし続け、オフシーズンには”強豪クラブへの移籍”も噂されるようになりました。
そして、チームスタッフやサポーターからは「移籍しないでくれ!」と頼まれるほどの存在です。
そんな鎌田選手のこれまでの経歴とプレースタイルについて掘り下げていきます。
鎌田選手がプレーするドイツ・ブンデスリーガは スカパー で見ることができます。
詳しくは、【ブンデスリーガを見るならスカパー】をチェックしてみてください。
鎌田大地について
Embed from Getty Images- 名前:鎌田大地(かまだ だいち)
- 所属クラブ:フランクフルト(ドイツ)
- ポジション:MF
- 背番号:15
- 生年月日:1996年8月5日
- 出身地:愛媛県伊予市
- 身長:184cm
- 体重:76kg
鎌田選手は「ビッグマウス発言」で話題になることもあります。
先輩に対しても遠慮することなく、”本音をズバッと伝える”ことも多いと言われています。
また、ABEMAのインタビューでは、「日本代表内で問題児キャラになっている」ことについても言及していました。
鎌田大地の弟もプロサッカー選手
鎌田選手には、5歳年下の弟がいます。
なんと、弟さんもプロサッカー選手です。
- 名前:鎌田大夢(かまだ ひろむ)
- 所属クラブ:ベガルタ仙台
- ポジション:MF
- 背番号:32
- 生年月日:2001年6月23日
- 出身地:愛媛県伊予市
- 身長:168cm
- 体重:60kg
奥さんが美人で話題に
Embed from Getty Images海外移籍前のJリーグ最後の試合、当時所属していたサガン鳥栖で鎌田選手の退団セレモニーが行われました。
その際、観客の前に登場した”鎌田選手の奥さん”に多くの話題が集まりました。
ネットには「かわいい!」、「美人!」というコメントが多数。
鎌田選手のセレモニーで、”奥さんが主役の座を奪ってしまう勢い”の注目ぶりでした。
「鎌田大地」と検索すると、予測変換では「嫁」、「奥さん」というワードが出てきます。
鎌田大地のプレースタイル
Embed from Getty Imagesイギリアメディアが発表した攻撃的MFトップ10では、10位にランクインした鎌田選手。
デ・ブライネやベルナルド・シウバなど、ワールドクラスのメンバーに囲まれてのランクインは、名実共に世界的プレーヤーと言えます。
そんな鎌田選手の大きな強みは、以下の3点です。
- 観客を魅了するテクニック
- 得点に絡める選手
- 大舞台での強さ
観客を魅了するテクニック
鎌田選手の一番の特徴はテクニックの高さです。
ボールが足に吸い付いているかのようなボールタッチを披露します。
ドリブルでは相手の重心の逆をつき、スルスルと複数人をかわしてチャンスを作り出します。
「見ていて楽しい。」
鎌田選手は、観客にワクワクを与える”ファンタジスタ”です。
ゴールに絡める選手
鎌田選手はゴール・アシストの多さも特徴です。
Jリーグデビュー当初から、「なんでそれを通せるの?」というパスを連発し、注目を集めました。
海外移籍後はシュートの意識が強くなり、バイエルン・ミュンヘンやアーセナルといった強豪相手にもゴールを決めています。
キックが上手い、ドリブルが上手いでは終わりません。
その技術を、ゴールに繋げる力があります。
大舞台での強さ
2021-22シーズンに、鎌田選手はヨーロッパリーグ(EL)で優勝を経験しています。
ELには2シーズン出場し、23試合11得点。
大舞台で”約2試合に1点”という驚異的なスタッツを残しています。
今期はCLに初出場し、早速得点を決めています。
ヨーロッパリーグとは
ヨーロッパの強豪クラブのみが出場できる大会。
チャンピオンズリーグ(CL)に次いでレベルが高いです。
鎌田大地の経歴
- キッズFC(伊予市立伊予小学校)
- ガンバ大阪ジュニアユース(岸和田市立北中学校)
- 東山高校
- サガン鳥栖
- フランクフルト
シント=トロイデン(レンタル移籍)
アマチュア時代
小学生時代
小学生時代は、愛媛県伊予市のキッズFC(現・ゼブラキッズFC)でプレーしています。
愛媛県で優勝経験もある強豪チームで、OBにはサンフレッチェ広島の東俊希選手もいます。
中学生時代
中学時代は、ガンバ大阪ジュニアユースでプレーしています。
大阪にある祖母の家に住み、J下部組織のレベルの高い環境で腕を磨きました。
当時の鎌田選手は身長が150cmほどで、さらに怪我をしがちな3年間。
AチームとBチームをいったりきたりの存在で、ユースへの昇格も逃してしまいます。
ジュニアユースの同期には、セルティックに所属する井手口陽介選手がいます。
高校時代
高校時代は、京都府の東山高校に進学します。
1年生の頃から出場機会を得ていた鎌田選手。
冬の選手権への出場は逃しますが、高校2年生にしてプレミア得点王になるなど、その才能を開花させます。
東山高校の福重監督は、鎌田選手のお父さんの大学時代の後輩です。
お父さんもMFとしてプレーしていました。
プロ入り後
サガン鳥栖
Embed from Getty Images鎌田選手は高卒でJ1サガン鳥栖に入団し、1年目の5月にはJリーグ初出場初ゴールを記録しています。
ルーキーイヤーからレギュラーの座を掴み、2年半の在籍でJ1で65試合に出場しています。
Jリーグでの活躍もあり、U-22の日本代表にも選出されるようになりました。
フランクフルト(ドイツ)
ドイツ・ブンデスリーガのフランクフルトに移籍します。
Jリーグから4大リーグへの移籍となりましたが、リーグ戦への出場は3試合にとどまります。
1年プレーした後、1年間ベルギーにレンタル移籍することになります。
シント=トロイデン(ベルギー)
Embed from Getty Images鎌田選手は、日本人が多くプレーするシント=トロイデンへ移籍します。
レギュラーポジションを掴み、24試合で12ゴールという実績を持って、ドイツへと帰還します。
2018-19シーズンに所属していた日本人選手
・鎌田大地
・遠藤航(現・シュツットガルト)
・冨安健洋(現・アーセナル)
・関根貴大(現・浦和レッズ)
・木下康介(現・水戸ホーリーホック)
フランクフルト(ドイツ)
Embed from Getty Images2019-20シーズンに、1年間の武者修行から復帰すると、レギュラーの座を確保。
ヨーロッパリーグに2年連続で出場し、強豪相手にハットトリックを記録する活躍も。
2021-22シーズンにはヨーロッパリーグで優勝し、22-23シーズンはチャンピオンズリーグに挑戦中です。
長谷部誠選手と共に、2人の日本人がフランクフルトの地で躍動しています。
2022-23シーズンの放映権については、こちらにまとめています。

日本代表
Embed from Getty Imagesヨーロッパでプレーする日本人の中で、トップクラスの結果を残している鎌田選手。
当然、カタールW杯への出場も期待されます。
鎌田選手は2019年に日本代表に初選出されています。
アジア最終予選での出場はありませんでしたが、所属クラブで大活躍。
結果的に、カタールW杯では3試合で先発出場しました。
フランクフルトについて
Embed from Getty Images- 創立:1899年
- クラブカラー:赤・黒
- 本拠地:フランクフルト
- スタジアム:ドイチェ・バンク・パルク
フランクフルトはブンデスリーガで一桁順位につけることが多い中堅クラブです。
2021-22シーズンはヨーロッパリーグで優勝するなど、強豪チームの仲間入りを果たしました。
これまで通算5人の日本人選手がプレーしています。
- 高原直泰
- 稲本潤一
- 乾貴士
- 長谷部誠
- 鎌田大地
フランクフルトは女子サッカーチームも有名です。
また、サッカー以外にも10以上のスポーツチームがあります。
フランクフルトの街について
Embed from Getty Imagesフランクフルトはドイツ中部に位置します。
人口は約75万人で、ドイツ国内で5番目に多いです。
ヨーロッパ有数の経済都市で、高層ビルが立ち並んでいます。
観光名所として、「レーマー広場」が有名です。
レーマー広場は木組の家が立ち並んでおり、この広場では優勝パレードなどが行われます。
日本からの直行便もあり、日本からも行きやすい場所です。
まとめ
カタールW杯での活躍が期待される鎌田選手。
初挑戦のチャンピオンズリーグでもMOM(マン・オブ・ザ・マッチ)に輝く試合もあり、その評価を存分に高めています。
ヨーロッパでも通用する実力を代表でも発揮する時、日本代表の攻撃の質はワンランク高いものになるはずです。
日の丸を背負い、私たちを「あっ!」と驚かせるようなプレーを見せてくれることを多くのサッカーファンが待っています。
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