”柏から世界へ”
柏レイソルは、この言葉をテーマに活動しています。
- Jリーグを制してACLで戦おう。
- 日本にとどまらず、世界を相手に戦おう。
- 日本代表に入って活躍してほしい。
- 海外クラブへとステップアップし、世界で輝いてほしい。
”柏から世界へ”という言葉は、チームに対しても・選手に対しても向けられた言葉です。
その”柏から世界へ”を実現した選手の1人が、中山雄太選手です。
現在イングランドでプレーし、日本代表としてもプレーする中山選手。
柏レイソルというクラブで育ち、世界へと羽ばたきました。
2022年カタールW杯日本代表に選出され、直後の試合でアキレス腱断裂という大怪我を負ってしまった中山選手。
更に強くなって、ピッチに帰ってきてくれることは間違いありません。
今回は、中山雄太選手の経歴・プレースタイルと 所属しているハダースフィールドタウンFCについてご紹介します。
中山選手がプレーするプレミアシップ(イングランド2部)は、DAZN で視聴可能です。

中山雄太選手について
Embed from Getty Images- ポジション:DF/MF
- 生年月日:1997年2月16日
- 出身地:茨城県龍ヶ崎市
- 身長:181cm
- 体重:76kg
中山雄太のプレースタイル
Embed from Getty Images中山選手のプレースタイルは、主に以下の4つが強みとなっています。
- 足元の技術
- 正確な左足
- 1vs1の強さ
- ユーティリティ性
足元の技術
中山選手はたしかな足元の技術を備えています。
相手が激しいプレスをかけてきても、トラップひとつで局面を打開することができます。
パスワークを主体とする”柏ユース出身ならでは”のプレーが多く見られます。
正確無比な左足
中山選手の左足のキック精度が優れており、キックの種類も豊富です。
長い距離でも、美しい弧を描きながら味方の足にピタリと収まります。
試合前の練習でも、他の選手以上に綺麗な回転のキックを披露しています。
1vs1の強さ
中山選手は対人能力が高いことも特徴です。
股抜きで華麗に相手をかわしたかと思えば、鋭いスライディングで相手のボールを奪い、攻守ともに強さを見せています。
海外に渡ってからは身体の厚みがひと回り以上増しています。
ユーティリティ性の高さ
中山選手はユーティリティ性の高いプレーヤーです。
日本代表ではSB(サイドバック)としてプレーし、前所属先のズヴォレや柏レイソルではCB(センターバック)やボランチで出場することもありました。
高卒1年目にACLでボランチとして出場したことがあります。
中山雄太の経歴
日本代表へと上り詰めた中山選手。
ここからは、中山選手のこれまでの経歴をご紹介します。
- 北文間スポーツ少年団
- 龍ヶ崎市立愛宕中学校
- 柏レイソルU-15
- 柏レイソルU-18
- 柏レイソル
- PECズヴォレ(オランダ)
- ハダースフィールドタウンFC(イングランド2部)
プロ入り前
小学生時代
中山選手は小学1年生の時に、地元のクラブでサッカーを始めます。
お兄さん、お姉さんもサッカーをしており、兄弟や愛犬とも練習をしていたようです。
現在は、地元の”龍ヶ崎ふるさと大使”に就任しています。
中学生時代
中学時代は愛宕中学校でプレーしています。
1年生にしてAチームの公式戦に出場する程の実力で、茨城県トレセンにも選出されます。
柏レイソルU-15と試合をした際、後にCBでコンビを組む上島選手(現・柏レイソル)は、「茨城県トレセンの中にズバ抜けて上手い選手がいた」という印象を中山選手に対して持ったようです。
※引用:SOCCER DIGEST web
この練習試合をきっかけに柏レイソルにスカウトされ、中学3年生から柏の下部組織でプレーしています。
高校時代
中山選手は柏レイソルU-18に昇格します。
高校2年時にトップチームとの2種登録、高校3年時には柏ユースのキャプテンに就任するなど、エリート軍団の中でも実力を遺憾なく発揮します。
その反面、温厚さゆえに試合中の声が少ないといった課題もあったようです。
高校は、偏差値64とされる柏南高校に進学しています。
まさに”文武両道”の学生生活です。
プロ入り後
柏レイソル
Embed from Getty Images中山選手は高卒2年目にスタメンに定着し、翌年2017年にはJリーグベストヤングプレー賞を受賞しています。
- 中村航輔
- 中谷進之介
- 中山雄太
3人の”N”を中心に、柏レイソルは強固な守備を展開していました。
2015年ACLベスト16、当時アジア最強と謳われた広州恒大戦。
高卒1年目の中山選手はボランチとしてスタメン出場しています。
PECズヴォレ(オランダ)
Embed from Getty Imagesズヴォレへの移籍当初は言葉の壁にもぶつかるも、チームの主力へと成長。
中心選手として、3年半の在籍で公式戦84試合に出場しました。
ズヴォレでは、日本とオランダの両国にルーツを持つ、ファン・ウェルメスケルケン際選手と共にプレーしていました。
日本代表
Embed from Getty Images中山選手は、16歳の頃から世代別代表としてプレーしています。
2019年のコパアメリカでA代表デビューを果たし、2022年カタールW杯最終予選には6試合に出場しました。
また、2021年に行われた五輪でも主力としてチームをベスト4に導いています。
A代表出場暦(2022年8月現在)
16試合出場
ハダースフィールドタウンFCについて
Embed from Getty Images2022-23シーズンより、新たな挑戦を決断した中山選手。
新天地となるのは、イングランド2部のハダースフィールドタウンFC。
「2部でいいの?」
そんな疑問を持つ方も少なくはないはずです。
ですが、イングランド2部は非常にレベルが高く、各国リーグの平均年棒では8位にランクインするほど人気のリーグです。
ちなみに、日本のJ1リーグは24位です。
(引用:SOCCER KING)
ハダースフィールドタウンFC
Embed from Getty Images- 創立:1908年
- チームカラー:青×白
- 本拠地:ハダースフィールド
- スタジアム:カークリーズ・スタジアム(24,121人収容)
ハダースフィールドは1920年代にはプレミアリーグを3回、FA杯優勝経験もある古豪です。
現在は2部リーグに所属していますが、2017年から2019年まではプレミアリーグでプレーしていました。
本拠地・ハダースフィールドについて
Embed from Getty Imagesハダースフィールドはイングランド北部のヨークシャー州にあります。
ラグビーの発祥の地、世界最大のウールの産地として知られています。
世界三大ウールの産地
・ハダースフィールド(イングランド)
・ビエラ(イタリア)
・愛知県一宮市(日本)
ハダースフィールドで生産されたウールは英国製スーツなどにも使われており、もしかしたらあなたも着用している衣服に使われているかもしれません。
DAZNなら中山雄太の試合を見れる
Embed from Getty Images中山選手がプレーするプレミアシップ(イングランド2部)は DAZN で視聴することができます。
ハダースフィールドの試合はもちろん、来季プレミアリーグでプレーするチームの試合を毎試合チェックすることができます。

まとめ
今回は、日本代表DF中山雄太選手についてご紹介しました。
技術的な上手さだけでなく、決して手を抜かない点もサポーターから人気のある中山選手。
また、温厚な人柄もあり、移籍して5年がたった今でも柏サポーターから愛されています。
2026年W杯でスタメンとして躍動する姿を、多くのサッカーファンが心待ちにしています。
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