『レアル・マドリードで育った日本人』
9歳でカンテラ(下部組織)に入団。
狭き門を突破し、着実にステップアップしてきた中井卓大選手。
現地での評価も非常に高く、「マドリーの宝」として紹介されることもありました。
「トップチーム昇格」or「他クラブへの移籍」。
日本とスペインで、大きな関心が寄せられています。
今回は、中井卓大選手のプレースタイルと経歴をご紹介します。
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初心者の方も、サッカー通の方も、ぜひ楽しく読んでください。
中井卓大ってどんな選手?
- 名前:中井卓大(なかい たくひろ)
- 生年月日:2003年10月24日
- 出身地:滋賀県大津市
- 所属クラブ:CFラージョ・マハダオンダ(スペイン3部)
- 背番号:16番
- ポジション:MF
- 身長:182cm
- 体重:70kg
- 利き足:右
9歳でスペインへ
中井選手は、9歳でスペインに渡りました。
- 2012年 レアル・マドリードファンデーションキャンプ(日本開催)
- 2013年 チャレンジキャンプinスペイン
2度のキャンプで好プレーをみせ、最終テストの後にレアルマドリードへの入団が決まりました。
レアル・マドリードのカンテラ入団は日本人初。
トップチーム昇格が実現すれば、当然日本人初の快挙です。
マルセロも驚くテクニック
カンテラの練習場に姿を表した元ブラジル代表のマルセロ選手(現・オリンピアコス所属)。
当時11歳の中井選手は、トップチームのレギュラーSB(サイドバック)にドリブルを披露します。
足に吸い付くようなボールタッチに、「うそだろ!?」という反応を見せたマルセロ選手。
世界最高のSBを驚かせたテクニックは、今でも磨かれ続けています。
スペインの至宝”ラウール”が監督
Embed from Getty Images現在、レアル・マドリード カスティージャ(Bチーム)に所属する中井選手。
カスティージャの監督として指揮をとるのは、元スペイン代表ラウール・ゴンザレス。
Embed from Getty Imagesレアル・マドリード、スペイン代表の7番をつけて、数々のゴールをあげた名選手。
- レアル・マドリード:550試合228ゴール
- シャルケ:66試合28ゴール
- スペイン代表:102試合44ゴール など
そんな名選手に教わっていることに、昔からの日本人サッカーファンは大歓喜です。
中井卓大の愛称は”ピピ”
Embed from Getty Images中井卓大選手の愛称は”ピピくん”。
理由は、「ピーピー泣いてしまうから」。
幼い頃、すぐに泣いてしまうことから家族からピピくんと呼ばれ、いつしか定着。
ちなみに、お姉さんとは普段から一緒に出かけるほどの仲良しです。
中井卓大のプレースタイル
Embed from Getty Images中井卓大選手のポジションはMF。
主に”ボランチ”など中央のポジションでのプレーを得意としています。
- 卓越したテクニック
- キープ力の高さ
- サッカーIQの高さ
180cmを超える長身で、中盤でゲームのリズムを作り出します。
レアル・マドリードの天敵バルセロナの”ブスケツ選手”のようなプレースタイルで、中盤に安心感をもたらします。
課題とされているのはスピードとプレー強度。
この課題が克服された時には、間違いなくトップチーム入りできる逸材です。
レアルマドリード下部組織について
日本ではAZUL FOOTBALL CLUB(滋賀県)に所属し、9歳でカンテラ(下部組織)に入団した中井選手。
現在は”カスティージャ”にまで登り詰めました。
「カスティージャって何?」
って思う方もいますよね。
レアルマドリードの下部組織は、おおまかに7つのカテゴリーに分かれています。
- トップチーム
- カスティージャ
- フベニールA
- フベニールB
- フベニールC
- カデーテA
- カデーテB
- インファンティルA
- インファンティルB
- アレビンA
- アレビンB
- ベンハミンA
- ベンハミンB
- プレベンハミン
”プロサッカー選手”という括りになるのは、トップチームとカスティージャの2チーム。
優秀な選手であれば飛び級があり、もちろん昇格できずに退団する選手も大勢います。
中井選手は現在カスティージャに所属しており、スペイン3部リーグでプレーしています。
レアルマドリードの下部組織出身選手
レアルマドリードのカンテラへの入団は非常に狭き門です。
その難関を突破し、プロ契約を結んでいるのは本当に素晴らしいことです。
ただ、日本のサッカーファンが期待しているのは、”トップチーム昇格”。
そして、”トップチームのスタメン定着”です。
『トップチーム昇格=偉業』、『スタメン定着=伝説』
そんな扱いになることは間違いありません。
では、レアルマドリードのカンテラが輩出した選手にはどんな選手がいるのか。
カンテラが輩出した名選手を10人ご紹介します。
ラウール・ゴンザレス
Embed from Getty Images- 現・レアル・マドリード フベニール監督
- 元スペイン代表
- FW
グティ
Embed from Getty Images- アルメニア(スペイン2部 )監督(2019年)
- 元スペイン代表
- ポジション:MF
カシージャス
Embed from Getty Images- レアルマドリードのフロント入り
- 元スペイン代表
- ポジション:GK
エトー
Embed from Getty Images- カメルーンサッカー連盟会長
- 元カメルーン代表
- ポジション:FW
カルバハル
Embed from Getty Images- レアルマドリード所属
- スペイン代表
- ポジション:DF
マルコス・アロンソ
Embed from Getty Images- バルセロナ所属
- スペイン代表
- ポジション:DF/MF
フアン・マタ
Embed from Getty Images- ガラタサライ(トルコ)所属
- 元スペイン代表
- ポジション:MF
サラビア
Embed from Getty Images- パリサンジェルマン(フランス)所属
- スペイン代表
- ポジション:FW
モラタ
Embed from Getty Images- アトレティコ・マドリード所属
- スペイン代表
- ポジション:FW
ハキミ
Embed from Getty Images- パリサンジェルマン(フランス)所属
- モロッコ代表
- ポジション:DF
幼少期では他チームでプレーし、カスティージャ(Bチーム)からレアルマドリードに加入する選手もいます。
・ヴィニシウス
・ロドリゴ
・ウーデゴー(アーセナル)
まとめ
9歳でレアルマドリードに入団し、日本・スペインで注目され続けてきた中井選手。
入団から約10年。
順調なステップアップを続けたものの、”レアルのトップチーム”への壁は非常に高いです。
レンタル移籍したとはいえ、「レアルへの復帰」は既定路線。
昇格が実現すれば、日本サッカーの歴史が大きく動きます。
そして、パリ五輪・W杯で日本代表のキーマンとして躍動する未来も待っているでしょう。
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