『2026年W杯アジア最終予選』
2026年W杯アジア最終予選が2024年9月から始まります。
日本代表のグループは”グループC”。
最終予選まで勝ち進んだ国ばかりなので、強いチームばかりです。
現在7大会連続でW杯に出場している日本代表。
これまでの大会を振り返ると、”ギリギリの戦い”もたくさんありました。
当然、今大会も難しい試合はあるでしょう。
しかし、今の日本代表は”史上最強”。
W杯出場というノルマに加え、「圧倒的な強さを見せること」も期待されています。
今回は、”2026年W杯アジア最終予選の組み合わせ”についてご紹介します。
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初心者の方も、サッカー通の方も、ぜひ楽しく読んでください。
グループCの特徴
グループCに入った国は、上記の画像の通り。
最終予選なので、弱い国なんていません。
それでも、「けっこう強い国多いな・・・」という印象です。
2022年カタールW杯出場国が最多
Embed from Getty Images前回、2022年W杯開催国はカタール。
開催国枠のカタールを含めると、アジアからは”6カ国”が出場しました。
そのうち、3カ国がグループC。
その事実だけで、”強敵揃いのグループ”ということはご理解いただけるでしょう。
・グループA:2カ国(カタール、イラン)
・グループB:1カ国(韓国)
・グループC:3カ国(日本、サウジアラビア、オーストラリア)
2026年W杯は、3カ国共同開催です。
・アメリカ
・カナダ
・メキシコ
サウジ・豪州とまた同じ組
Embed from Getty Images※黄色がオーストラリア、緑がサウジアラビア。
以下は、2022年W杯アジア最終予選での日本代表のグループの結果です。
2022年W杯アジア最終予選グループB
・1位:サウジアラビア(W杯出場)
・2位:日本(W杯出場)
・3位:オーストラリア(PO→W杯出場)
・4位:オマーン
・5位:中国
・6位:ベトナム
”4/6カ国”が、今大会も同じグループに入りました。
特に気になるのは、サウジアラビアとオーストラリア。
サウジアラビアは、3大会連続で同じ組。
2018年ロシア大会、2022年カタール大会ともに、2位以内でフィニッシュ。
日本と共に、W杯本大会に出場しています。
さらに驚きなのは、オーストラリア。
なんと、”5大会連続”で同じ組”。
2006年にオーストラリアがAFC(アジアサッカー連盟)に加入して以降、全大会で同じグループです。
ちなみに、直近2大会は3位でプレーオフへ。
他地域との戦いを制し、5大会連続でW杯に出場中です。
日本との時差は少なめ
Embed from Getty Images”日本との時差”を調べると、全体的に少なめ。
- オーストラリア:約1時間
- 中国:約1時間
- インドネシア:約2時間
- サウジアラビア:約6時間
- バーレーン:約6時間
中東の2カ国とは6時間の時差がありますが、他の3カ国は1~2時間ほど。
真夜中の試合(日本時間)になるのは、2試合だけになるでしょう。
アウェーの試合でも、多くの人がリアルタイムでの観戦ができそうです。
ただ、デメリットも。
現在の日本代表メンバーは、ほとんどが海外組。
ヨーロッパからの移動距離は長くなるため、移動の負担は大きくなるかもしれません。
治安は問題なし
Embed from Getty Imagesアジア二次予選では、”不戦勝”を経験した日本代表。
そもそも、”平壌(北朝鮮)での開催”は、サポーター的にも少し心配でした。
北朝鮮以外にも、情勢不安を抱える国が集結していた二次予選のグループB。
最終予選では、いわゆる”やばめの国”がないことは安心です。
サウジアラビア代表のマンチーニ監督
Embed from Getty Images「マンチーニ」と聞くと、往年のサッカーファンなら”ピクリ”と反応してしまいますよね。
インテルやラツィオといった名門で指揮をとったイタリア人監督。
2010-2011シーズンには、マンチェスターシティの奇跡の逆転優勝を演出した、あのマンチーニです。
イタリア代表監督を務めている最中に、突如辞任。
2023年夏に、サウジアラビア代表監督に就任しています。
グループCの監督たち
Embed from Getty ImagesグループCにおいて、”世界で最も有名な監督”は、先に述べたマンチーニでしょう。
そして、前回大会でW杯ベスト16に導いた森保一監督をはじめ、実績のある監督が勢揃いです。
監督名 (国名) | 主な経歴 |
---|---|
森保一 (日本代表) | ・2022年W杯ベスト16 ・サンフレッチェ広島監督(優勝3回) ※日本史上初、4年以上の代表監督。 |
アーノルド (オーストラリア代表) | ・2022年W杯ベスト16 ・元・サンフレッチェ広島(選手時代) ※森保監督とは元チームメイト |
マンチーニ (サウジアラビア代表) | ・マンチェスターシティ監督 ・インテル監督 ・イタリア代表監督 ※プレミア、セリエA、EURO優勝経験あり。 |
ピッツィ (バーレーン代表) | ・バレンシア監督 ・チリ代表監督 ・サウジアラビア代表監督 ※2016コパアメリカ優勝監督。 |
イバンコビッチ (中国代表) | ・ハノーファー96監督 ・ディナモ ザグレブ監督 ・イラン代表 ・オマーン代表 ※アジアのクラブでの指導歴も豊富。 |
シン テヨン (インドネシア代表) | ・U-23韓国代表監督 ・韓国代表監督 ※選手・監督時代ともにACL優勝歴あり。 |
2026年W杯に出場する条件
・1位、2位→W杯出場
・3位、4位→プレーオフ(アジア4次予選)
・5位、6位→敗退
今回のW杯から、出場国が増加。(32カ国→48カ国)
それに伴い、アジアの出場枠も増加しています。
『4.5枠→8.5枠』
最終予選で、1位か2位に入ればW杯出場が決定。
3位と4位はプレーオフに進出します。(実質、アジア4次予選)
早い話、”1位か2位に入ること”が最重要事項です。
グループCの顔ぶれ
W杯出場経験があるのは4カ国。
アジア内で”強豪”とされる国が3カ国も同居し、近年力をつけている新興国もあり。
なかなか難しいグループに入ったことは間違いありません。
では、それぞれどんな実績を持つ国なのか(サッカーにおいて)。
ここからは、グループCの顔ぶれをついて見ていきます。
日本
Embed from Getty Images・FIFAランク:17位(2024年6月時点)
・W杯出場回数:7回(7大会連続)
・22年大会の成績:本大会出場(ベスト16)
・24年アジア杯の成績:ベスト8
我らが日本代表。
韓国、イランと共に、”アジア最強格”の1つです。
さらに現在はヨーロッパでプレーする選手ばかり。
ビッグクラブでプレーする選手も増えており、間違いなく”史上最強”です。
だからこそ、アジア杯ベスト8敗退は大誤算。(某週刊誌による悪影響もありました。)
「W杯ベスト8以上」という目標のためにも、アジアで圧倒的な強さを見せたいところ。
オーストラリア
Embed from Getty Images・FIFAランク:23位(2024年6月時点)
・W杯出場回数:6回(5大会連続)
・22年大会の成績:本大会出場(ベスト16)
・24年アジア杯の成績:ベスト8
・日本との戦績:11勝7敗9分(2024年6月時点)
W杯での最高成績はベスト16。(2006年、2022年)
アジアでは指折りの強豪です。
2006年ドイツW杯では”悪夢の逆転劇”を味わった相手ですが、近年は状況が一変。
”フィジカルを活かした戦術”から”パスサッカー”に転換したこともあり、苦手意識を払拭しています。
直近10試合は”6勝1敗3分”。
2014年、2022年の2大会は、オーストラリア戦でW杯出場を決めています。
Jリーグプレーするオーストラリア代表選手
・ミッチェル デューク(FC町田ゼルビア)
サウジアラビア
Embed from Getty Images・FIFAランク:56位(2024年6月時点)
・W杯出場回数:6回(2大会連続)
・22年大会の成績:本大会出場(GL敗退)
・24年アジア杯の成績:ベスト16
・日本との戦績:10勝5敗1分(2024年6月時点)
2022年W杯アジア最終予選では、グループ首位突破。(日本は2位突破)
本大会では、のちに優勝するアルゼンチンに1-0で勝利。
さらに、指揮をとるのは名将・マンチーニ。(元・イタリア代表監督)
間違いなく、グループCの3強の1つです。
国内リーグも、”ワールドクラスの補強”で世界中で話題に。
圧倒的な資金力を元に、”移籍市場の主役”をヨーロッパから奪ってしまったのは驚きです。
バーレーン
Embed from Getty Images・FIFAランク:81位(2024年6月時点)
・W杯出場回数:なし
・22年大会の成績:2次予選敗退
・24年アジア杯の成績:ベスト16
・日本との戦績:9勝2敗(2024年6月時点)
W杯出場歴こそないものの、大陸間プレーオフには2回進出。
2024年アジア杯ではベスト16に進出するなど、着実に力をつけています。(ベスト16で日本に敗戦)
指揮をとるのは、ピッツィ監督。(2024年7月時点)
バルセロナでもプレーした元・スペイン代表で、1998年W杯に出場。
監督としては、2016年コパアメリカでチリ代表を優勝に導いています。
中国
Embed from Getty Images・FIFAランク:88位(2024年6月時点)
・W杯出場回数:1回(2002年)
・22年大会の成績:最終予選敗退
・24年アジア杯の成績:GL敗退
・日本との戦績:15勝11敗9分(2024年6月時点)
人口約14億人の経済大国。
サッカー人気も高く、多額の資金を投じるも成果には結びついておらず。
とはいえ、2022年W杯のアジア最終予選では韓国を相手に勝利。
油断は禁物です。
インドネシア
Embed from Getty Images・FIFAランク:134位(2024年6月時点)
・W杯出場回数:1回(1938年)
・22年大会の成績:2次予選敗退
・24年アジア杯の成績:ベスト16
・日本との戦績:11勝7敗9分(2024年6月時点)
”オランダ領東インド”として、1938年W杯に出場。
それ以降は表舞台から遠ざかっていますが、現在急速に成長中。
オランダからの帰化戦略が功を奏し、アジア内での立ち位置が変わってきています。
ちなみに、U-23アジア杯2023ではU-23韓国代表に勝利し、ベスト4に進出しています。
Jリーグプレーするオーストラリア代表選手
・ジャスティン ハブナー(セレッソ大阪)
アジア最終予選(グループC)の試合日程
日時 | 対戦相手 | 開催地 |
---|---|---|
(2024年) 9月5日 | 中国 | 埼玉スタジアム |
9月10日 | バーレーン | バーレーン |
10月10日 | サウジアラビア | サウジアラビア |
10月15日 | オーストラリア | 埼玉スタジアム |
11月14日 | インドネシア | インドネシア |
11月19日 | 中国 | 中国 |
(2025年) 3月20日 | バーレーン | 未定(日本) |
3月25日 | サウジアラビア | 未定(日本) |
6月5日 | オーストラリア | オーストラリア |
6月10日 | インドネシア | 未定(日本) |
アジア最終予選を観る方法
Embed from Getty ImagesW杯アジア最終予選は、”DAZN”で観戦できます。
地上波での放送については、情報が公開され次第こちらに追記します。
まとめ
約10ヶ月におよぶ長い戦い。
「なんとなく勝てそう」ではありますが、難しいのがアジアの戦いです。
対戦相手はもちろんのこと、天候や食事といった環境面への適応も必須。
私たちには見えないところでも、選手たちは戦っています。
我々にできることは、日本代表を応援することのみ!
スタジアムでも、テレビでも、選手たちに声援を送りましょう。
その先に、”W杯8大会連続出場”が待っているはずです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
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