「29歳からボランチ」
”知念慶”といえばFW。
長年Jリーグを見ている人なら、”ウンウン”と頷いてくれるでしょう。
しかし、2024年にポジションをコンバート。
攻撃的な位置にいた選手が、守備的なMFとしてプレーしています。
しかも、今までで1番輝いているように見えるのだから驚きです。
今回は、知念慶のプレースタイルと経歴をご紹介します。
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【10分以内】で、気軽に読める記事がたくさんあります。
初心者の方も、サッカー通の方も、ぜひ楽しく読んでください。
知念慶ってどんな選手?
- 名前:知念慶(ちねん けい)
- 生年月日:1995年3月17日
- 出身地:沖縄県島尻郡南風原町
- 所属チーム:鹿島アントラーズ
- ポジション:MF/FW
- 背番号:13番
- 身長:177cm
- 体重:73kg
- 利き足:右
日本代表歴
- A代表:なし
- 世代別:なし
知念高校の知念
Embed from Getty Images知念選手は知念高校の出身。
「知念高校の知念」です。
大学時代には、そのことでいじられたようですが・・・。
”知念”という苗字は、沖縄県ではとても多い苗字。
日本に約2万人といるとされる知念さんのうち、大半は沖縄県民。
知念選手としては、「いじられる意味がわからなかった」のだとか。
男の中の男
男らしい男。
いや、”漢(おとこ)”。
「鹿島の男」に選ばれた知念選手。
燃えたぎる背景も、よく似合います。
ボランチへのコンバート
Embed from Getty Images2024年J1リーグ開幕戦。
「知念がボランチやってる!!」
それまでは、FWとしてプレーしていた知念選手。
見慣れぬポジションでのプレーに、多くのサッカーファンを驚かせました。
しかも、バッチリ中盤で戦えているのがスゴイ!
知念慶の着用スパイク
メーカー:プーマ
知念選手は、プーマの”フューチャー”を着用しています。
フィット感に優れ、一瞬のクイックネスに優れたスパイクです。
※子供向け、フットサル向けのモデルも販売しています。
知念慶のプレースタイル
Embed from Getty Images「FW→ボランチへ」
- 身体能力の高さ
- 献身的な守備
- 球際での強さ
177cmと、プロの中では大柄ではありません。
それでも、身体能力が高く、陸でも空中でも戦える。
そして、献身的な守備でも貢献してくれるFW。
その特徴を見て、コンバートしたのが”ポポヴィッチ監督(鹿島)”。
結果的に、ボランチへの転向は大当たり。
デュエルでは高い勝率を誇り、中盤を制圧しています。
知念慶の経歴
- 北丘FC
- 南風原中学校サッカー部
- 沖縄県立知念高校サッカー部
- 愛知学院大学サッカー部
- 川崎フロンターレ
- 大分トリニータ(レンタル)
- 川崎フロンターレ
- 鹿島アントラーズ
小学生・中学生時代
小学生時代は、沖縄県内のクラブ・部活でプレーしています。
- 北丘FC
- 南風原中学校サッカー部
兄の影響で、小学1年生の頃にサッカーを開始。
幼い頃のポジションはDF。
プロを目指していたわけではなく、”遊びの延長線上”といった感覚だったようです。(参照:川崎フロンターレ公式HP)
兄は、強豪・那覇西高校の出身です。
高校生時代
高校生時代は、知念高校サッカー部でプレーしています。
「家から近い」という、流川楓(スラムダンク)のような、伊東純也のような理由で進学。
1年でAチーム入りし、2年時には総体(県大会)で準優勝。
全国大会には出場できず、大学に進学します。
大学生時代
大学生時代は、愛知学院大学サッカー部でプレーしています。
「関東だと埋もれてしまう」という理由で、中部地方の大学へ。
さらには、”練習生”からのスタート。
そんな逆境を跳ね除け、大学2年時には東海選抜に選出。
プロも視野に入ってきたものの、「川崎からの練習オファーを承諾しない」という珍しいエピソードも。
理由は、「無理だと思ったから」。(参照:川崎フロンターレ公式HP)
たしかに、当時の川崎は恐ろしいほど強く・上手かったですよね。
川崎フロンターレ
Embed from Getty Images2017年に川崎フロンターレに入団します。
知念選手が加入したシーズンにJリーグ初優勝。
翌年は2連覇を達成。
Jリーグの歴史を遡っても”最強クラス”のチームの中でも、しっかりと戦力として機能していました。
ただ、スタメン出場数は1/3程度(リーグ戦)。
3年間プレーした後、1年間のレンタル移籍を決断します。
川崎での成績
・2017年:4試合1ゴール(J1優勝)
・2018年:27試合4ゴール(J1優勝)
・2019年:21試合5ゴール(J1)
川崎時代のチームメイト
・中村憲剛
・家長昭博
・小林悠
・谷口彰悟
・山根視来
・登里享平
・大島僚太
・脇坂泰人
・守田英正
・三笘薫
・旗手玲央
・田中碧
・レアンドロ ダミアン
・ジェジエウ など
大分トリニータ
Embed from Getty Images2020年に大分トリニータにレンタル移籍します。
FW陣の中では最多の15試合に先発出場。
3ゴールと物足りない数字だったものの、守備面での貢献度は絶大。
当時、昇格2年目の大分は、11位というまずまずの成績でシーズンを終えています。
大分での成績
・2020年:29試合3ゴール(J1)
大分時代のチームメイト
・三平和司
・町田也真人
・高山薫
・島川俊郎
・岩田智輝
・高木駿 など
川崎フロンターレ
Embed from Getty Images2021年に川崎フロンターレに復帰します。
復帰後の2シーズンは、優勝(2021年)と2位(2022年)。
チームの成績は最高に近いものの、ポジション争いは満足のいく結果にならず。
”レアンドロダミアンの控えを、小林悠と争う”という構図を崩すことはできませんでした。
川崎での成績
・2021年:22試合4ゴール(J1優勝)
・2022年:29試合7ゴール(J1)
鹿島アントラーズ
Embed from Getty Images2023年に鹿島アントラーズに移籍します。
移籍初年度はCF・左SHでのプレーが中心。
そして、”完全なる主力”に定着したのは2024年のこと。
ボランチに転向し、Jリーグでも屈指の活躍を見せています。
鹿島での成績
・2023年:21試合5ゴール(J1)
まとめ
プロ8年目にして、とうとう掴んだ”絶対的な主力”という立ち位置。
それは、デビューした頃には想像もできない”ボランチ”で実現しました。
この先のサッカー人生は、ボランチとして生きていくのか。
それとも、FWでもう1勝負するのか。
今後は、”知念慶がピッチのどこにいるのか”にも注目です。
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