『エルサルバドル』
中米に位置する国・エルサルバドル。
多くの日本人にとっては馴染みの少ない国ですが、一部の界隈からは大きな注目を集める国でもあります。
- 治安の悪さが世界トップクラス
- ビットコイン(暗号資産)を法定通貨に
そんな国・エルサルバドルは、「キリンカップ2023」でサッカー日本代表と対戦。
「どんな国なの?」と思う方も多いはず。
そこで今回は、エルサルバドルの特徴・サッカーについてご紹介します。
エルサルバドルについて
Embed from Getty Images- 国名:エルサルバドル
- 首都:サンサルバドル
- 地域:中米
- 国土面積:21,040㎢(四国と同じくらい)
- 人口:約650万人
- 公用語:スペイン語
- 名産:コーヒー豆
熱帯地域に属するエルサルバドル。
はっきりとした雨季と乾季に分かれており、平均気温は23~25℃という1年中温かい国です。
「陽気で勤勉な人」が多い反面、貧しさゆえの治安の悪さが有名です。
エルサルバドルの治安
Embed from Getty Images”治安の悪さ”で有名なエルサルバドル。
2014〜2018年の5年間にわたって「世界No.1の殺害事件発生率」という不名誉な記録も。(参照:外務省海外安全情報)
現在は大幅な治安の改善を実現しましたが、それでも大小問わず事件の多い国です。
法定通貨はビットコイン(暗号資産)
Embed from Getty Images2021年9月に、エルサルバドルは”ビットコイン”を法定通貨に。
世界で初めて「暗号資産(仮想通貨)を法定通貨にした国」になりました。
その背景には、国内には雇用が少なく、海外からの仕送りには”多額の手数料がかかる”という事情が。
とはいえ、値段の上がり下がりが激しく、投機目的として購入されることも多い暗号資産。
暗号資産界隈からは、”超注目の国”なっています。
エルサルバドルの観光名所
Embed from Getty Images太平洋に面し、山などの自然も多いエルサルバドル。
治安の悪さが目立つ国ですが、”安全な場所”を選べば問題なく観光もできます。
ここでは、特に有名な「2つの観光スポット」をご紹介します。
ホヤ・デ・セレン遺跡
Embed from Getty Imagesエルサルバドル唯一の世界遺産。
古代マヤ文明の村の集落で、1400年以上前の火山噴火で埋没。
2018年には、人骨が発見されています。(参照:AFP.BB NEWS)
ロザリオ協会
Embed from Getty Images首都・サンサルバドルにある教会。
特徴は、壁一面に貼られた”ステンドグラス”。
日の光が入ると、室内には”自然光の虹”が降り注ぎます。
エルサルバドルのサッカー
Embed from Getty Images- FIFAランク:75位(2023年6月現在)
- W杯出場回数:2回
- W杯最高成績:GL敗退
- 国内リーグ:プリメーラ・ディビシオン
エルサルバドル代表がW杯に出場したのは2回。
・1970年メキシコW杯
・1982年スペインW杯
どちらも3敗でGL(グループリーグ)敗退し、1982年大会以降はW杯から遠ざかっています。
日本代表との対戦成績
Embed from Getty Images日付 | 結果 | 得点者 | 開催地 |
---|---|---|---|
2019/6/9 | ⚪︎ 2-0 | 永井謙佑 永井謙佑 | 宮城 |
2023/6/15 | 豊田 |
『通算戦績:1勝0敗』
日本代表は、2019年6月9日にエルサルバドル代表と初対戦。
永井謙佑選手の2ゴールで、2-0の勝利をおさめました。
この試合では、久保建英選手が日本代表デビュー。
18歳ながらも、堂々たるプレーを見せした。
まとめ
”治安の悪さ”が目立ってしまっているエルサルバドル。
2023年5月には、多数の”偽チケット”が影響し、サッカーの試合で群衆事故も起きました。
中米エルサルバドルの首都サンサルバドルのサッカー競技場で20日、詰め掛けたファンが折り重なって倒れる事故があり、当局によると12人が死亡、500人以上が負傷しました。(AFP時事) https://t.co/Qcq406cblL
— 時事ドットコム(時事通信ニュース) (@jijicom) May 22, 2023
しかし、事件の数は確実に減り、治安の改善に向かっていることも事実。
先陣を切って、「暗号資産を法定通貨に定める」など、今後注目を浴びる国になるかもしれません。
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