「ユース落選を経験した日本代表選手」
日本代表は、”日本サッカーの頂点”です。
メンバー入りのハードルは非常に高く、Jリーグで活躍しても、今となっては海外で活躍しても選出されるとは限りません。
そんな日本のトップが集う日本代表。
順当にエリート街道を歩んできた選手もいれば、数々の挫折を味わってきた選手も大勢います。
この記事では、幼い頃に”挫折”を経験し、反骨心で日本代表まで上り詰めた選手たちに注目します。
今回は、ユース落選を経験した日本代表選手たちをご紹介します。
※五輪でプレーした海外組の選手も含めて紹介しています。
「もっとサッカーが楽しくなる」をテーマに、ブログを書いています。
【10分以内】で、気軽に読める記事がたくさんあります。
初心者の方も、サッカー通の方も、ぜひ楽しく読んでください。
ユース入団を逃した選手たち
伊東純也
中学入学時に横浜F.マリノスJr.ユースのセレクションを受験し、不合格。
地元のクラブチームに入団し、 高校・大学を経由してプロ入り。
その後、日本代表のエースとして2022年カタールW杯に出場しています。
遠藤航
横浜F.マリノスJr.・Jr.ユースのセレクションを3年連続で受け、不合格。
※伊東選手と同じセレクションを受験。
中学時代は部活でプレーし、高校から湘南ベルマーレユースでプレーしています。
ブンデスリーガの”デュエル王”で、日本代表のキャプテン。
2023夏に、移籍金50億円でリヴァプール(イングランド)に移籍しました。
守田英正
中学入学時にガンバ大阪Jr.ユースを受験し、不合格に。
中学・高校と部活でプレーし、全国大会に初めて出場したのは大学時代。
現在はポルトガル3強とされるスポルティングCPでプレーしています。
古橋享梧
中学進学時に京都サンガF.C.のセレクションを受験し、不合格に。
中学時代はクラブチームでプレーし、フットサルの全国大会で優勝。
高校・大学を経てプロ入りし、「J2→J1→ヨーロッパ」とステップアップ。
2022-23シーズンには、スコットランドリーグMVP・得点王に輝きました。
堂安律
ガンバユースが産んだ”日本代表10番”も、意外にもユースのセレクション落選経験あり。
小学4年時にセレッソ大阪Jr.のセレクションで落選。
「セレッソからのオファーを1秒で断る」ことを誓い、反骨心を持ってぐんぐん成長。
結果、中学入学時には4クラブからのオファーが届いています。
- ガンバ大阪
- セレッソ大阪
- ヴィッセル神戸
- 名古屋グランパス
小林悠
2017年JリーグMVP & 得点王。
伸び悩んでいた中学生時代に、2クラブの練習・セレクションに参加。(参照:小林悠選手のnote)
- 川崎フロンターレU-18
- 湘南ベルマーレU-18
結果は、どちらも不合格。
高校・大学を経由し、プロへの道を掴み取っています。
ユースへの昇格を逃した選手たち
中村俊輔
Embed from Getty Images元・日本代表の10番。
世界指折りのフリーキッカーは、高校進学時にユースに昇格できず。
マリノスJr.ユースから桐光学園高校(神奈川県)に進学し、選手権で準優勝。
高卒で”マリノスに復帰”し、JリーグMVPには2度輝いています。
本田圭佑
Embed from Getty Images元・日本代表の本田圭佑さんも、ユース昇格を逃した選手の1人。
中学時代にガンバ大阪Jr.ユースでプレーし、高校時代は星稜高校(石川県)へと進学しています。
後に、日本代表のエースとして、W杯3大会連続ゴールを記録。
イタリアの名門ACミランでは、背番号10番を背負った選手です。
鎌田大地
中学時代にガンバ大阪Jr.ユースでプレー。
当時から高い技術には定評があったものの、守備強度などの課題もあり、ユースへの昇格を逃しています。
その後、高校サッカーで全国大会に出場し、プロ入り後は即主力に定着。
2023-24シーズンは、セリエAのラツィオ(イタリア)でプレーします。
林大地
中学時代は、ガンバ大阪Jr.ユースでプレー。(鎌田選手の1学年後輩)
当時は試合になかなか絡めず、ユースへの昇格を逃しています。
その後、高校・大学を経由してプロ入り。
東京五輪には滑り込みでメンバー入りし、スタメン選手としてベスト4進出に貢献。
2023-24シーズンは、ニュルンベルグ(ドイツ2部)でプレーします。
上田綺世
※写真の右側が上田選手。
中学時代は、鹿島アントラーズノルテでプレー。
身長などの体格面を理由に、ユースへの昇格を逃しています。
大学生時代には、日本代表としてコパアメリカに出場。
その後、法政大学サッカー部を退部し、鹿島アントラーズへの復帰を果たします。
2023-24シーズンは、フェイエノールト(オランダ)に移籍し、CLにも挑みます。
前川黛也
父・前川和也も元・日本代表GK。
サンフレッチェ広島Jr.ユースでプレーし、高校進学時にユースに昇格できず。
高校・大学経由でヴィッセル神戸に加入。
まだ出場こそありませんが、日本代表に招集されるGKになりました。
佐々木翔
イギリスと日本のハーフ。
小・中学校時代にマリノスのアカデミーでプレーし、ユースに昇格できず。
全国区とは言えない公立高校でプレーし、大学経由でプロ入り。
対人守備が強く、森保一監督からの信頼も厚い選手です。
ユースを退団した選手
中村敬斗
小学生時代に柏レイソルJr.に入団。
当時の柏ユースは”パスサッカー”を指向しており、「もっとドリブルがしたい」という理由で退団。
退団後は三菱養和でプレーし、17歳でガンバ大阪に入団。
2023-24シーズンはスタッド ランス(フランス)に移籍し、伊藤純也選手とチームメイトになります。
ユース落選を経験したJリーガー
入団を逃した選手たち
ユース昇格を逃した選手たち
選手名(現所属) | 所属していたユースチーム |
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戸嶋祥郎(柏レイソル) | 浦和レッズJr.ユース |
杉岡大暉(湘南ベルマーレ) | FC東京U-15深川 |
小泉佳穂(浦和レッズ) | FC東京U-15むさし |
※坂本達裕(コヴェントリー[英2部]) | FC東京U-15むさし |
近藤友喜(横浜FC) | 名古屋グランパスU-15 |
まとめ
プロサッカー選手の少年時代は、”天才”と言われてきたケースが多いです。
- 順調に”エリート街道”を歩む選手
- ”反骨心”を持ち、より大きな成長を遂げる選手
少年時代は、いわば通過点。
大切なのは、大人になった時にどんな選手になっているかです。
挫折を経験している選手が活躍する姿は、まだ花が開いていないサッカー少年・少女に夢を与えます。
そして、自身の現状に不満を持つ大人にとっても、勇気を与える存在です。
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