「J3→J1 MVP」
2022年にJリーグ制覇を成し遂げた横浜F.マリノス。
厚い選手層を誇り、「メンバーを入れ替えても同じサッカーができること」を強みとしていました。
その中で、フィールドプレーヤーでは最多のJリーグ32試合に出場。
”替えの効かない存在”が岩田智輝選手です。
J3→J2→J1とステップアップし、J1でMVPにも輝いた岩田選手。
2023年には海外移籍を決断し、更なる高みを目指します。
今回は、岩田智輝のプレースタイルと経歴をご紹介します。
2022年度Jリーグの表彰選手については、こちらをご確認ください。
【2022年度Jリーグ・最終結果】
岩田智輝について
- 名前:岩田智輝(いわた ともき)
- 生年月日:1997年4月7日
- 出身地:大分県宇佐市
- 所属クラブ:バーミンガム ユナイテッド(英国3部)
- ポジション:MF/DF
- 利き足:右足
- 背番号:24番
- 身長:178cm
- 体重:77kg
J3からJ1MVPに
2022年J1リーグMVPに輝いた岩田智輝選手。
名前の通り”輝き”を放った岩田選手ですが、実はプロ入り1年目はJ3でプレーしています。
J3でのプレー経験のある選手のMVP獲得は史上初。
現在はくすぶっている選手たちに、希望を与える活躍を見せました。
DFでのMVP獲得は、2006年の闘莉王さん以来です。
イニエスタと一触即発
2019年J1リーグ第22節 大分トリニータvsヴィッセル神戸。
激しい当たりが売りの岩田選手は、世界的名手・イニエスタにタックル。
プレー後に、一触即発の状態になりました。
イニエスタ選手は温厚な性格でも有名で、「イニエスタがキレた!」と海外でも話題に。
筋肉モリモリ
岩田選手は筋肉モリモリで、”ハマのハルク”という異名も。
週5日の筋トレの成果もあり、競り合いの強さに磨きがかかっています。
マリノスサポーターから個人チャント(応援歌)を作ってもらった岩田選手。
原曲は、『キン肉マン Go Fight!』です。
岩田智輝の着用スパイク
メーカー:プーマ
岩田選手は、プーマの”フューチャー”を着用しています。
フィット感に優れ、一瞬のクイックネスに優れたスパイクです。
※子供向け、フットサル向けのモデルも販売しています。
岩田智輝のプレースタイル
Embed from Getty Images25歳でJ1MVPに輝き、日本代表候補にも名を連ねる岩田選手。
日本屈指のファイターの岩田選手の大きな強みは以下の3つ。
- 強靭なフィジカル
- 対人能力の高さ
- ユーティリティ性の高さ
フィジカルの強さを生かし、対人守備では無類の強さを誇ります。
相手の攻撃の芽を摘み取り、ピンチを未然に防ぎます。
フィジカルの強さは攻撃面でも生かし、キープ力は日本屈指。
また、ユーティリティ性も高く、DFでもMFでも日本代表として活躍できる実力です。
岩田智輝の経歴
- 四日市南SSC(宇佐市立四日市南小学校)
- 大分トリニータU-15宇佐(宇佐市立西部中学校)
- 大分トリニータU-18(大分東明高校)
- 大分トリニータ
- 横浜F.マリノス
- セルティック(スコットランド)
- バーミンガム(英国3部)
小学生時代
小学生時代、四日市南SSCでプレーしています。
OBには西川周作選手(浦和レッズ)、松原健選手(横浜F.マリノス)も。
特に、松原選手の家は徒歩1分のご近所さんで、小さい頃から一緒にサッカーをしていました。(引用:横浜F.マリノスHPより)
中学生時代
中学生時代、大分トリニータU-15宇佐でプレーしています。
岩田選手は、大分トリニータU-15宇佐が輩出した初のJリーガーです。
高校生時代
高校生時代は、大分トリニータU-18でプレーしています。
16歳から世代別日本代表に選出され、高校3年時には2種登録で天皇杯にも出場。
ユーティリティ性はこの頃から高く、GK以外のすべてのポジションでのプレーを経験しました。
大分トリニータ
Embed from Getty Images2016年に大分トリニータに入団します。
J3でJリーグデビュー。
- プロ1年目:J3
- プロ2年目:J2
- プロ4年目:J1
5年間プレーした大分では、チームと共に順調にステップアップ。
世代別日本代表にも継続して招集されており、2019年のコパアメリカではA代表デビューも果たしています。
大分時代の成績
・2016:23試合1ゴール(J3)
・2017:12試合0ゴール(J2)
・2018:20試合0ゴール(J2)
・2019:27試合4ゴール(J1)
・2020:30試合2ゴール(J1)
横浜F.マリノス
Embed from Getty Images2021年に横浜F.マリノスに移籍します。
2年間でリーグ66試合に出場。
Jリーグ制覇、リーグMVPを獲得し、「カタールW杯日本代表に招集されるのでは・・・?」という声も囁かれるほどの存在に。
マリノスの大スポンサーである日産の車を愛用し、時折インスタにも登場しています。
マリノス時代の成績
・2021:34試合0ゴール
・2022:32試合2ゴール(Jリーグ優勝、MVP)
セルティック(スコットランド)
Embed from Getty Images2023年1月にセルティックに加入しました。(期限付き移籍)
マリノス時代の恩師・ポステコグルー監督の元への移籍。
しかし、監督が交代したこともあり、次第に出場機会は限定的に。
セルティックでの成績
・2022-23:13試合0ゴール(リーグ優勝[途中入団])
・2023-24:19試合1ゴール(リーグ優勝)
セルティックでプレーしている日本人選手
・前田大然
・古橋亨梧
・旗手怜央
・小林友希
※青文字を押すと、その選手の詳細を確認できます。
バーミンガム(英国3部)
2024年8月にバーミンガム ユナイテッドに移籍します。
契約期間は3年間。
三好康児との入れ替わりでの加入になります。(三好はドイツへ)
まとめ
『J1MVPが海外でどれだけ活躍できるのか』
2022年のJリーグMVPに輝いた岩田選手の海外挑戦は、Jリーグのレベルを知るための重要な指標になります。
カタールW杯で”死の組”で突破し、日本サッカーは確実に成長しています。
しかし、これ以上の成長には、Jリーグのレベルアップが必要です。
日本のプロサッカーがどう進んでいくべきなのか。
その答えを、岩田智輝のプレーが示してくれるずです。
カタールW杯についてまとめています。
・【カタールW杯で日本サッカーが得たものと4年後への課題】
・【カタールW杯日本代表メンバー26名について】
・【歴代W杯日本代表メンバーの所属クラブ】
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