「中盤で戦うファイター」
童顔な見た目とは裏腹に、ピッチに入れば闘志をむき出しにして戦う三竿健斗。
23歳という若さで常勝・鹿島アントラーズのキャプテンに就任し、ピッチ外でもチームをまとめあげました。
日本で培った自信を胸に、ポルトガルでの挑戦を決断。
4年後の、2026年W杯を見据えていることは間違いありません。
今回は、三竿健斗のプレースタイルと経歴についてご紹介します。
三竿健斗ってどんな選手?
- 名前:三竿健斗(みさお けんと)
- 生年月日・1996年4月16日
- 出身地:東京都武蔵野市
- 所属クラブ:鹿島アントラーズ
- ポジション:MF/DF
- 利き足:右足
- 背番号:6番
- 身長:181cm
- 体重:73kg
兄の”三竿雄斗”もJリーガー
三竿健斗選手の兄・”三竿雄斗選手”もJリーガーです。
兄弟揃って東京ヴェルディユース出身で、プロ入り後は鹿島アントラーズで2年間共にプレーしています。
2023年は、京都サンガF.Cでプレーします。
三竿兄弟は揃って4月16日誕生日で、ちょうど5歳差です。
帰国子女で勉強も得意
三竿選手は”サッカーエリート”が在籍することでも有名な”東京ヴェルディ下部組織”に小学生の頃から在籍しています。
サッカー漬けの毎日で、勉強する時間なんてないのかと思いきや、勉強もできてしまうのが三竿選手。
中学・高校は立教大学の附属校に通っており、”サッカーでも勉強でもエリート”です。
また、幼少期にはカナダに住んでいたことがあり、英語もペラペラ。
サンタクララ入団会見では、流暢な英語を披露しています。
奥様は日テレの後藤陽菜アナ
三竿選手の奥様は、日本テレビアナウンサーの後藤陽菜さんです。
2021年に結婚し、2022年末には女の子のパパママに。
ちなみに、後藤さんは学生時代に陸上部に所属しており、100m12.69秒という記録を持つ元アスリートです。
三竿健斗の着用スパイク
Embed from Getty Imagesメーカー:ナイキ
三竿選手は、ナイキの”ティエンポ”を着用しています。
ティエンポシリーズは、革の柔らかさとクッション性が特徴のスパイク。
ナイキの中で唯一の天然皮革のシリーズで、幅も広めなスパイクです。
※子供向け、フットサル用のシューズもあります。
三竿健斗のプレースタイル
Embed from Getty Images「インテンシティの高い選手」
三竿選手を初めて日本代表に招集したハリルホジッチ監督の代名詞でもある「インテンシティ」。
三竿選手はプレー強度が高く、まさにハリル好みの選手です。
- 球際の強さ
- 攻撃の起点になる縦パス
- キャプテンシー
守備に強みを持つ選手ですが、ボールをとった後の動きも一級品です。
また、鹿島史上最年少の23歳でキャプテンに就任し、3年間全う。
チームをまとめあげる熱さを持っており、その熱さをチームに伝播させます。
三竿健斗の経歴
- 横河武蔵野FCジュニア(武蔵野市立大野田小学校)
- 東京ヴェルディジュニア
- 東京ヴェルディジュニアユース(立教池袋中学校)
- 東京ヴェルデイユース(立教池袋高校)
- 東京ヴェルディ
- 鹿島アントラーズ
- CDサンタ・クララ(ポルトガル)
- ルーヴェン(ベルギー)
- 鹿島アントラーズ
小学生時代
小学生時代は、横河武蔵野FCジュニアでプレーしています。
横河武蔵野は三鷹駅付近に拠点を構える強豪チームで、出身Jリーガーは10人以上。
幼い頃からレベルの高い環境に身を置き、高学年になると東京ヴェルディジュニアへとプレーの場を移します。
小池龍太選手(現・横浜F.マリノス)は横河武蔵野ジュニアの同期です。
東京ヴェルディ下部組織
Embed from Getty Images小学校高学年から、東京ヴェルディの下部組織でプレーしています。
- 東京ヴェルディジュニア
- 東京ヴェルディジュニアユース
- 東京ヴェルディユース
緑色のユニフォームを着て順調にステップアップをした三竿選手ですが、小学生時代は実は鹿島ファン。
特に好きな選手は岩政大樹さん(現・鹿島アントラーズ監督)、内田篤人さんだったようです。
高校生になると世代別日本代表にも招集されるようになり、2013年U-17W杯にも出場しています。
高校3年時には2種登録選手としてトップチームに帯同しています。
東京ヴェルディ
Embed from Getty Images2015年に東京ヴェルディに昇格します。
高卒1年目にして、J2で39試合に出場。
中盤で大車輪の活躍を見せ、1年でJ1へのステップアップを果たします。
東京V時代の成績
・2015:39試合0ゴール(J2)
鹿島アントラーズ
Embed from Getty Images2016年に鹿島アントラーズに加入します。
加入1年目はチームがJリーグ、天皇杯の2冠を成し遂げる中、公式戦わずか10試合の出場に。
それでも、2年目にはボランチのレギュラーに抜擢され、21歳にしてA代表デビューも飾ります。
2018年にはACLを制覇し、アジアの頂点に。
2020年からキャプテンに就任。
鹿島史上最年少となる23歳でキャプテンを任され、時に口論になりながらもチームをまとめあげていきました。
鹿島時代の成績
・2016:4試合0ゴール(J1リーグ、天皇杯優勝)
・2017:26試合1ゴール
・2018:26試合0ゴール(ACL優勝)
・2019:28試合0ゴール
・2020:30試合1ゴール
・2021:34試合0ゴール
・2022:33試合2ゴール
CDサンタ・クララ(ポルトガル)
2022年12月にCDサンタ・クララに移籍します。
1月13日には早速デビューし、中村航輔選手との日本人対決も実現しました。
英語が喋れる上に、チームには田川亨介選手も在籍。
適応も早く、2023-24シーズンは”三竿健斗活躍”のニュースが数多く届きそうです。
サンタ・クララでの成績
・2022-23:17試合0ゴール(途中加入)
サンタクララには、守田英正選手も所属していました。
ルーヴェン(ベルギー)
2023年7月にルーヴェンに移籍します。
ポルトガルでの半年間で、ヨーロッパでも評価は急上昇。
契約期間は、2025年6月まで。
鹿島アントラーズ
2024年7月に鹿島アントラーズに移籍します。
逆転優勝を狙う古巣への復帰。
佐野海舟が抜けた穴を、補ってあまりある活躍が期待されています。
まとめ
26歳で初の海外挑戦となった三竿健斗選手。
「移籍するのが遅い」という声もあります。
たしかに、21歳で日本代表デビューしている選手に、海外からのオファーが届かないはずがありません。
もっと早い段階での海外移籍も決断できたでしょう。
ただ、常勝軍団で”タイトル奪還”を目指して戦った日々も、大きな財産となっているはずです。
ポルトガルで踏み出した新たな1歩は、日本代表復帰への足がかりとなります。
コメント