最近、フットサル場の数が増え、フットサルというスポーツが身近な存在になりました。
フットサル場の増加に伴い、「フットサルをやってみたい」と思う人が、僕の周りでも明らかに増えています。
これは本当に素晴らしいことで、サッカー・フットサルが好きな人にとっては、気軽にボールを蹴る機会が増えました。
初心者の方にとっても、フットサルを初めやすくなりました。
運動不足の解消になるだけではなく、サッカー観戦などの趣味を持つことに繋がるかもしれません。
これは、サッカー人気・フットサル人気にとっても追い風となるはずです。
ですが、フットサル場が増えたことによるデメリットもあります。
それは、どのフットサル場を選べば良いのかわからないことです。
もちろん、予約枠のことを考えれば選択肢が多いに越したことはありません。
ですが、それぞれのフットサル場によって、あなたのチームに合うかどうかは異なります。
例えば、集まるメンバーによっても合うコートは変わります。
- 学生が多いチームなら、値段が安いコート
- 仕事終わりに集まるなら、首都圏でアクセスの良いコート
- 怪我が気になるのなら、コートの質が良いコート
- 女性が多いチームであれば更衣室が綺麗なコート
- 子供がいるなら、待合室が広いコート
ただ単に集まってフットサルをするのではなく、メンバーのことを考えてコート選びをすることで、あなたのチームは他のチームと比較した時に選ばれるチームになります。
(参照:【フットサルチームの作り方 】改善すべき点はどこ!?選ばれるチームになるための5つの方法)
フットサルコート選びをする時に大切な”7つのポイント”をしっかりとチェックし、あなたのチームに適したコートを見つけましょう。
定期的に活動するチームはもちろんですが、1回きり活動の際にも重要なポイントです。
初めてフットサルをする人にも、ポジティブな印象を持ってもらうための工夫をしましょう。
サッカー・フットサル仲間を増やすことにもつながります。
フットサルコートの費用
フットサルはできるだけ安く開催するのが一番です。
コートの値段は施設のHPにて確認できますが、そこに表示されている金額が全てではありません。
定期的な活動なのか、数回のみの活動なのかも加味することが重要です。
レンタルコートの値段
コートを借りる際の値段です。
施設のHPの「施設案内」や「レンタルコート」という項目に、下記のような料金表の掲載があります。
料金の欄にある「h」は”1時間あたり”という意味です。
例えば、土日祝に2時間コートを利用する場合、メンバーの場合18,000円、ビジターの場合24,000円かかります。
時間帯 | メンバー料金 | ビジター料金 |
平日(昼) | 8,000円/h | 11,000円/h |
平日(夜) | 9,000円/h | 12,000円/h |
土日祝 | 9,000円/h | 12,000円/h |
コート料金は、それぞれの施設によって異なります。
都心であれば、1時間あたり20,000円弱のこともあります。
アクセスや施設の充実度によって変わるので、「安いから良い」とは一概には言えません。
チーム登録費用
施設にチームとして登録をすることで、通常よりも安くコートを借りることができるシステムです。
チーム登録費用は5,000円〜10,000円のことが多く、1年間ごとの更新になります。
「レンタルコートの値段」に記載した表を再度チェックします。
時間帯 | メンバー料金 | ビジター料金 |
平日(昼) | 8,000円/h | 11,000円/h |
平日(夜) | 9,000円/h | 12,000円/h |
土日祝 | 9,000円/h | 12,000円/h |
メンバー=チーム登録をしたチームの値段
ビジター=チーム登録していないチームの値段
チーム登録をするかどうかの判断は、その施設を1年で何回利用するのかを考えてみてください。
上の表をもとに、参考例を記載します。
チーム登録をすると1回あたりの金額が3,000円安くなります。
年会費が3,000円以下の場合
1回だけの活動でも損はしません。
2回目以降の利用で、毎回3,000円安くフットサルができることになります。
年会費が10,000円の場合
1年に4回以上利用しなければ損をしてしまいます。
もし4回以上使う可能性が低いのであれば、チーム登録はしない方が良いということになります。
チーム登録をすることで、大会参加費が安くなることもあります。
レンタルコートだけではなく、自分たちはどんな使い方をするのかを総合的に考えて判断しましょう。
フットサルコートの質
同じフットサルコートでも、芝の種類やコートの広さなど違うことはたくさんあります。
集めるメンバーによって、コートの種類も選ぶ必要があります。
室内コートか外のコートか
フットサルは本来は室内で行う競技です。
ただ、外のコートの方が多いことも事実です。
以下に、それぞれのコートの特徴を記載します。
雨のことを考えると、室内コートの方が間違いありません。
特に、初心者の人に雨の中でフットサルをさせるのは心情的に辛いものがあります。
ただ、コロナ対策や、予約の取りやすさでは外のコートに軍配が上がります。
初心者が多い、女性が多いなど、どんなメンバーが集まるのかを考慮しましょう。
サッカー経験者だと、「雨でも外でやりたい」という人もいることも事実です。
芝の種類
芝の種類は大きく分けて2種類あります。
ショートパイル
短い芝のコートです。
体育館に近いコートで、よりフットサルらしいプレーがしやすいです。
デメリットは、コートが固いことです。
足への負担がかかったり、転倒した時の痛みは大きくなります。
ロングパイル
長い芝のコートです。
フットサルよりも、サッカーのコートに近いです。
ボールが止まりやすいというデメリットがあります。
芝にゴムチップがまかれており、転んでも痛みは少ないです。
フットサルコートのサイズ
プロの試合など、公式ルールでは、縦幅40m×横幅20mと定められています。
これはあくまでも公式のフットサルコートのサイズです。
施設によって、コートのサイズは違います。
特に、都心のコートだと縦幅20m代×横幅14mといった小さめなコートもあります。
小さいコート=悪いコートではありません。
若いメンバーであれば、大きめのコートの方がやりがいはあります。
ただ、年齢層が高かったり、女性が多い場合は小さめなコートの方がちょうど良い場合もあります。
また、小さいコートの方がボールに触れる機会が増えたりもします。
フットサルコートへのアクセス
メンバーがコートに行きやすい場所なのかも非常に大切です。
住んでいる地域だけでなく、車の有無なども考慮する必要があります。
活動エリアを考える
参加するメンバーが集まりやすいエリアでフットサルを開催することが大切です。
- 仕事仲間とのフットサル=職場の近くのコート
- 学校の友人とのフットサル=学校の近くのコート
- 地元の友人とのフットサル=地元の地域のコート
こういった形で、集まるメンバーによって開催するエリアを考えましょう。
なるべく多くの人数が来やすいコートでの開催が望ましいです。
安いコートで開催したい気持ちもありますが、人数が集まりやすいコートの方が重要です。
駅からの距離
電車で来るメンバーが多い場合、最寄り駅からの距離を考慮しましょう。
徒歩で20分以上かかったり、バスの乗車が必要になる場合、フットサルに参加するかを悩んでしまう人も一定数います。
例えば、仕事終わりに職場の人とフットサルをする場合、職場付近での開催を検討するはずです。
その場合、職場からコートまでの所要時間を考慮しましょう。
電車だと1駅だけど、駅からのアクセスが良くないこともあります。
駐車場の大きさ
車で来るメンバーが多い場合、駅からのアクセスが良くない場所も視野に入ります。
そういったコートのメリットは、駅近のコートに比べて予約の競争率が低いことやサイズの大きなコートが多いことが挙げられます。
注意すべき点は駐車場の大きさです。
駐車場が小さい場合、メンバー間での乗り合わせが必要な場合もあります。
施設のコート数に対し、十分な台数が停められるかどうかをチェックしましょう。
駐車台数の都合で別チームとトラブルになったり、駐車場を空けるためにフットサル終了と同時に車を移動する必要があるケースもあります。
プレー外での快適さ
プレー以外の快適さも考慮すべきです。
フットサル場に到着してすぐに開始するのではなく、着替えをしたり、メンバーを待ったりといったことがあります。
特に女性が多いチームやお子さんもいるチームは、プレー外の時間を快適に過ごせるかが重要になります。
Embed from Getty Images更衣室
男性のみであれば、外でパパッと着替えてしまうこともあるかと思いますが、女性だとそうはいきません。
更衣室が綺麗かどうかや、お化粧ができるような環境かはチェックすべきポイントです。
盗難予防を考えると、コインロッカーがあるかどうかも大切です。
シャワーの有無
フットサルの後に、予定がある人もいます。
汗でベタベタの状態で、次の予定に向かいたい人はいませんよね?
後の予定があっても参加しやすいように、シャワーのついているコートを探しましょう。
シャワーが1つだと順番待ちになってしまいます。
2~3つ完備されているコートが望ましいです。
トイレの数、綺麗さ
トイレの数が十分にあるかは重要です。
特に、個室が大行列になってしまうと、プレー時間が少なくなってしまうこともあります。
また、仮設トイレのみの施設もあります。
特に女性からは、綺麗なトイレがある施設でプレーしたいという要望があるはずです。
トイレに関しては、前もって調べることは難しいです。
一度行ってみてトイレをチェックしてみたり、電話で聞いたりしてみましょう。
待合室
施設内に待合室が設けられているコートもあります。
一緒にフットサルをするメンバーが集まる場所になったり、プレー後にくつろいだりすることができます。
また、室内にあることが多く、お子さんや見学者が待合室で過ごしたり、暑い日の退避場所になったりもします。
特に夏は気温も高く、熱中症のリスクもあります。
少しでも体調が悪いと感じた時に、待合室があるかどうかは大きなリスクを避けることにもつながります。
コンビニ、自動販売機
フットサル場の近くや敷地内に、コンビニや自動販売機があるかどうかは重要です。
到着前に飲み物の用意はしていても、時間に余裕がなかったり、用意していた飲み物を飲み終わってしまったりすることはよくあります。
そんな時に、追加で購入できるかどうかはメンバーの満足度にも大いに影響します。
以前、車を使わないと飲み物を買えないようなコートもありました。
しっかりと用意をしても、思っていた以上に暑かったりすることはあります。
水分が不足して体調が悪くならないよう、すぐに購入できるような環境は大切です。
備品のレンタルの有無
フットサルの当日までにウェアやシューズの用意ができなかったり、持参するのをうっかり忘れてしまったりということもあるかと思います。
そんな時のお助けとして、施設側で備品のレンタルをしてくれることもあります。
シューズレンタル
特に初心者の場合、どんなフットサルシューズが良いのかわからないこともあるはずです。
そんな時は、シューズのレンタルを利用しましょう。
1足あたり500円で貸し出ししている施設が多いです。
サイズによってはすでに借りられてしまっていることもあります。
男性であれば26-27cm、女性であれば22-23は欠品になっていることもあります。
ウェアのレンタル
サッカーウェアのレンタルです。
ウェアのみでなく、ウェア・パンツの上下セットでのレンタルも行っています。
仕事帰りのフットサル時に利用する方が多いです。
ソックスやすねあてはレンタルではなく、販売をしている施設が多いです。
「フットサルに何を用意したら良いかわからない・・・」という方は、こちらの記事を参考にしてください。
(参照:【フットサル初心者必見】「何を持っていけばいいの?」に解決!フットサルに必要な”5つの持ち物”)
また、通販でウェアを買い揃えたい方はゼビオがおすすめです。
(参照:【安い・豊富な品揃え・ゆっくり見れるの3拍子】スポーツショップのゼビオが万能すぎる件について)
対外試合
チームとして活動している場合、「試合もしたい」という要望はいずれ出てきます。
その際に、施設側で対外試合が組めるような仕組みを設けているかどうかをチェックしましょう。
1day大会
1day大会とは、1日完結型の大会です。
エントリーしたチームと、優勝をかけて試合を行います。
前述した、チーム登録をしていることで、大会の参加費も安くなることがあります。
1day大会はカテゴリー分けされていて、自分たちに合った大会に参加することで楽しむことができます。
(参照:【フットサルを楽しむために】1day大会はレベル選びが大切!大会参加前に知っておきたい大会カテゴリーについて)
リーグ戦
月に1回など、定期的に参加チームが集まって試合をします。
3ヶ月や半年の期間で、優勝チームが決定することが多いです。
リーグ戦は、競技志向のチームの参加が多いです。
マッチング
施設が、「他のチームと試合がしたい」というチーム同士を引き合わせてくれるシステムです。
大会に参加しているチームであれば、チームのレベルについても把握してくれています。
レベルの均衡のとれたチーム同士での試合を組むことが可能です。
スタッフさんと仲良くなれそうか
スタッフさんとの仲が良いと、個サルやクリニックといったレンタルコート以外のイベントにも楽しく参加することができます。
僕自身もスタッフさんと仲良くしてもらっているコートがいくつかありますが、居心地がとても良いです。
より楽しい活動のためにも、良いスタッフさんが在籍しているフットサル場を見つけましょう。
「いつも使ってくれているから」という理由で、柔軟な対応をしてもらえることがあります。
これは、飲食店やその他のお店でもありますよね。
まとめ
コート選びは、フットサルをする上で最重要と言っても過言ではありません。
メンバー集めも重要ですが、アクセスによって集まる人数が増えたり、快適にプレーができたりといったこともあります。
一緒にフットサルをするメンバーのことを考え、最適なコートを選ぶことは楽しい活動の最初の1歩目になります。
コート選びの段階でメンバーのことを考えていれば、「どんな工夫をすれば良いのか」もわかるようになります。
そうすれば、どんなレベルが良いのか、当日はどんな活動内容にすれば良いのか等、アイデアはどんどん湧き出てきます。
適切なコート選びができれば、当日の楽しさは保証されるも同然。
あなたへの信頼もうなぎ登りです。
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