フットサルチームの運営をしていると、どこかのタイミングで行き詰まってしまうことがあります。
これは、定期的に開催しているとマンネリ化してしまったり、もっと良いチームにするためのアイデアがなかなか出なくなってくることが原因です。
もちろん、チーム内でも工夫することはできます。
- 基礎練習を取り入れてみる
- ミニゲームを導入してみる
- 景品を用意してみる
- 飲み会を開催する
僕が運営するチームでも、こういった工夫を取り入れています。
ですが、劇的に変わったわけではありませんでした。
チームを良くするための工夫は数多く行ってきましたが、一番効果があったのは対外試合を組むことです。
フットサルをしたくて集まっている人同士の場合、フットサルをしながらも会話ができることが一番効果的です。
対外試合を組んでから、チームの仲は一気に深まり、毎週楽しく活動ができるようになりました。
早い段階で飲み会を企画しても、参加率が低いこともあります。
普段の活動を通し、「楽しい飲み会になるだろう」と思ってもらえるようになることで参加率も上がります。
対外試合にはいくつか種類があり、それぞれの良さがあります。
- 1day大会
- リーグ戦
- 練習試合
特に、練習試合は相手を見つけることが大変な反面、良い点もたくさんあります。
例えば、人数が足りない時にお互いにメンバーを集めて合同でのフットサルも開催ができます。
メンバー不足に困っているチームは多く、他チームとのツテがあるチームは非常に強いです。
練習試合は組むのが難しいだけではなく、関係性の構築も重要です。
初めましての状態で一緒にフットサルをして、「良いチームだな」と思ってもらえなければ2回目以降はありません。
これは、単純に上手い・下手の問題ではなく、練習試合前のやり取りや試合中の立ち振る舞いなどを総合して判断されます。
これまで数多くのチームとの練習試合をしてきて、今後も仲良くしてもらいたいと感じた良いチームの特徴をご紹介します。
※上から目線に映ってしまう場所もあるかもしれませんが、僕たち自身も日々心がけている内容です。
練習試合は相手を対戦相手を探すことも大変です。
メンバー集めと同様に、掲示板をうまく利用することが近道です。
(参照:【フットサルチームの作り方】メンバーがどんどん増える!フットサルチームのメンバー集め6選)
練習試合のセッティング〜練習試合前日
練習試合をする前から、戦いは始まっています。
この段階でどのような動きをするのかによって、相手チームに「練習試合が楽しみ」と感じてもらえるかどうかが決まります。
連絡をきちんとする
連絡はきちんとするに越したことはありません。
連絡とは具体的に、以下のことを指しています。
- 変更がある場合は一報いれる
- 質問にはきちんと答える
- 早めに返信をする
こういったことに関して、それぞれどんなことがあったのかを記載していきます。
変更がある場合は一報いれる
男性のエンジョイチームを対象に対戦チームを探していた時、試合当日に小さなお子さんが試合に参加していたことがありました。
相手チームからは何のアナウンスもなく、当然かのように大人に混じって試合をしていました。
よほどの天才少年でもない限り、大人に混じってプレーをすることは難しく、試合のレベルを下げてしまいます。
もちろん、子供とボールを蹴ることが嫌なわけではありません。
ですが、いつもの通りプレーができると思って練習試合を組んでいます。
当初の予定とは異なる場合は、必ず相手にも伝えましょう。
事情を知った上で参加するのかどうかで、当日の気持ちが全く違います。
また、MYルールを適用してしまうと、相手チームにも影響が及ぶことも理解しましょう。
質問にはきちんと答える
練習試合を開催するには、日程や開催場所、レベルなど様々なことを相談する必要があります。
ひとつでも欠けてしまうと、楽しいフットサルは実現しません。
例えば、日程を合わせている際に、「決まっていません」としか返答がこないことがあります。
受け取った側は、「あんまり乗り気じゃないのかな?」と感じます。
「決まっていません」→「まだ決まっていませんが、そちらのチームは何日に開催予定ですか?」
このように、練習試合の開催が実現する方に話を進めましょう。
早めに返信をする
練習試合の調整をしていると、突然連絡がこなくなることが一定数あります。
僕たちのチームにも連絡をスルーすることでいじられている人がいるので、こういった人たちの心境を分析してもらいました。
分析の結果、「試合を組むのが難しく、自己完結」とのことでした。
自分の中だけで解決すると、相手に伝えなくても満足してしまうそうです・・・。
練習試合の場合、自己完結してしまうことで相手チームにも迷惑をかけてしまいます。
- コートを予約するべきなのか
- メンバーに声をかけて良いのか
- 日程を空けておくべきなのか
最悪の場合、相手チームの代表者のメンバーからの信頼がゆらいでしまうこともあり得ます。
なるべく返信を心がけ、自己完結はしないようにしましょう。
レベルを合わせる
エンジョイ系のチームの場合、その日に集まるメンバーによってレベル差が生じるチームが多いです。
僕のチームもその典型例で、同じ大会に出ても優勝する日と最下位になる日があるくらいにチーム力が異なります。
レベル差はどのチームにも生じてしまいますが、平均的にどのくらいの実力なのかをお互いに伝えることが重要です。
チーム力が均等になるようにメンバーを集め、レベルが同じくらいだからこそ楽しく、よりレベルアップするための試合ができます。
一方的に点を入れられて「楽しい」と感じるチームはほとんどありません。
同じくらいのレベルになるよう、チームの代表同士ですり合わせをしましょう。
ドタキャンをしない
ドタキャンをするチームは一定数あります。
特に、雨の日にドタキャンをするチームが多いです。
チーム運営をしていると、メンバーが急に来れなくなってしまうことはあります。
ですが、予約をしているチームには施設にコート代を支払う義務が発生しています。
自分たちのチームの都合でドタキャンをする場合は、そのチームと試合を組める可能性はなくなるということを把握するべきです。
万が一起きてしまった場合は、適切な対応をしましょう。
- 謝罪をする
- 参加できるメンバーだけで参加する
- コート代を半額支払うことを申し出る
苦しい時に相手のことを考えた行動をすることで、あなたのチームは誠実なチームに映るはずです。
予約を取る側のチームは、約束した日程をすぐに抑えましょう。
のんびりしていて予約枠が埋まってしまったということも、何度も見ています。
練習試合当日
さぁ、勝負の練習試合当日です。
チーム全体の行動によって、今後も継続して一緒にフットサルができるかどうかが決まります。
挨拶をする
まず、代表者同士は試合前に挨拶をしましょう。
試合をしてくれることに感謝しつつ、当日はどんな風に試合を回していくのかを話し合いましょう。
また、自分たちがどんな集まりでできたチームなのかなど、チームについて話すのもオススメです。
チームのメンバーも、挨拶をするように心がけましょう。
同じコート内にいる人たちは試合をする人たちなので、「よろしくお願いします」と一言挨拶をしましょう。
挨拶ができるかどうかで、印象は雲泥の差が出ます。
また、遅刻は絶対にしないようにしましょう。
遅刻魔がいる場合、開始時間に遅刻魔を抜いて5人は集められるようにしましょう。
楽しくプレーをする
プレーをしているのを見るだけで、チーム仲がなんとなくわかります。
みんなが笑顔でプレーしているチームは、雰囲気が良く映ります。
また、試合中にしっかりと声が出ているチームには圧倒されてしまいます。
学生時代の強いチームもそうでしたが、試合中の声がよくでています。
ユニフォームが揃っているチームは、それだけで話題作りにもなります。
チームによって選ぶ色やデザインが違い、チームの雰囲気とマッチしていることも多いです。
(参照:【チームでユニフォームを揃えよう】”teammax”のユニフォームオーダーが素晴らしかった件)
フェアプレーを心がける
フットサルは接触の多いスポーツです。
プレーをしている中で、相手選手と接触することはあります。その際、後ろから足をかけてしまったり、肘を入れてしまったりすることは避けましょう。
当日の雰囲気にもよりますが、ファールになりそうなプレーは控えることが無難です。
ファールをしてしまった場合は、すぐに謝罪しましょう。
チームのメンバーが謝らない場合は、自分が代わりに謝るくらいの気持ちが必要です。
参加費を用意していく
当日の参加費はすぐに払えるようにしておきましょう。
タイミングは日によって異なりますが、練習試合後に雑談をしつつ参加費を支払うことが多いです。
以前、今はお金がないというチームもありました。
後日振り込んでもらいましたが、善意でコート代を立て替えてくれている人に対して失礼な行為です。
参加費が払えなければ、プレーをする資格はありません。
練習試合後
練習試合自体が終わったからといって、全てが完了したわけではありません。
今後も付き合いを継続してもらうためには、むしろ試合後の動きも大切です。
お礼の挨拶をする
試合後にお礼をするのはもちろんですが、解散した後にLINEやメールでお礼の挨拶をしましょう。
こういった細かい配慮ができる相手だと、「丁寧な人たちだな」と感じます。
丁寧すぎることも、ダラダラと連絡をとり続ける必要もありません。
当日のお礼を一言するだけで印象は良くなります。
次の練習試合の約束
再度練習試合を組みたいと感じたチームには、自ら再戦の希望を伝えましょう。
当日の活動後や、お礼メールを送る際に伝えることで話はスムーズに進みます。
「鉄は熱いうちに打て」という言葉があるように、楽しいという記憶が鮮明に残っているうちに再戦の提案をしましょう。
再度練習試合を組むために素早く動いてくれる傾向があります。
まとめ
初めてのチームと練習試合をする場合、良い印象を持ってもらえるかどうかが今後を左右します。
その上で鍵を握るのは、代表者(窓口になる人)です。
連絡をとる人の対応が良ければそれに比例して、チームの印象が良くなります。
反対に、対応が悪かったり話がすれ違ってしまう場合は試合へのモチベーションも下がってしまいます。
例えば、私生活でも似たようなことは経験しています。
お店でも、素敵な店員さんがいるとそのお店の印象も良くなりますよね。
反対に、態度の悪い店員さんがいると、「そのお店には2度と行きたくない」と感じたこともあるはずです。
また、メンバーに1人でもマナーの悪い人がいると、チーム全体の印象も悪くなってしまいます。
対外試合の場合、メンバーを選ぶことも重要です。
こういった配慮を重ねていくうちに、定期的に練習試合が組めるチームが増えていきます。
今よりも良いチームを目指し、フットサル仲間を増やしていきましょう。
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