「Jリーグ屈指の苦労人」
小・中・高校と、全国大会とは無縁。
無縁どころか、程遠いところにいた選手。
大学時代は”練習生”からスタートし、進路が決まったのは大学4年の12月。
「下から這い上がった」という言葉が、よく似合うJリーガーです。
今回は、瀬川祐輔のプレースタイルと経歴をご紹介します。
「もっとサッカーが楽しくなる」をテーマに、ブログを書いています。
【10分以内】で、気軽に読める記事がたくさんあります。
初心者の方も、サッカー通の方も、ぜひ楽しく読んでください。
瀬川祐輔ってどんな選手?
- 名前:瀬川祐輔(せがわ ゆうすけ)
- 生年月日:1994年2月7日
- 出身地:東京都大田区
- 所属チーム:川崎フロンターレ
- ポジション:MF/FW
- 背番号:33番
- 身長:170cm
- 体重:67kg
- 利き足:右足
就職活動も行なった大学時代
Embed from Getty Images高校までは”普通のチーム”にいた選手。
大学時代は”練習生”から始まり、レギュラーになったのは4年の夏前。
プロ入りを視野に入れつつも、就職活動に勤しんだ選手。
飲料メーカーから内定をもらい、悩んだ末に”Jリーガー”に。
「安定」を選んでいたら、”Jリーガー・瀬川祐輔”は誕生していませんでした。
愛犬家友達の山岸祐也
群馬に同期入団した山岸祐也選手。
大学時代は、揃って”オファーはJ2のザスパのみ”。
そんな2人は、現在J1の主力選手。(2023年現在)
犬好きの同期は、”出世”を重ねています。
江坂任の後を追う
- 大卒で群馬へ
- 1年で大宮へ移籍
- 柏に移籍
まるで”江坂任を追う”かのようなキャリアで、4年半共にプレー。(参照:Number)
2023年ACLでは、ピッチ上での再会を果たしています。
瀬川祐輔の着用スパイク
着用メーカー:アンブロ
瀬川選手は、アクセレイターを着用しています。
カンガルー皮革の柔らかいアッパー。
そして、スパイク内の温度を適温に保つ「GAINA(ガイナ)」という素材が使われています。
瀬川祐輔のプレースタイル
Embed from Getty Images「俊敏なハードワーカー」
- 身体能力の高さ
- 全力守備
- 勝負強さ
170cmと小柄な選手ですが、抜群の身体能力を持った選手。
”無理が効く選手”で、「それ触れるの!?」というシーンは多々。
前線からのプレスも厭わず、”追って・追って・追いまくる”。
勝負強さも兼ね備えており、「点が欲しい時」に決められる男です。
瀬川祐輔の経歴
- 雪谷FC
- 日本大学第二中学サッカー部
- 日本大学第二高校サッカー部
- 明治大学サッカー部
- ザスパクサツ群馬
- 大宮アルディージャ
- 柏レイソル
- 湘南ベルマーレ
- 川崎フロンターレ
小学生時代
小学生時代は、雪谷FCでプレーしています。
決して”全国区”のチームではありませんが、瀬川選手はズバ抜けた能力を持っていました。
中学・高校生時代
中学・高校生時代は、日本大学第二中学・高等学校サッカー部でプレーしています。
「大学までつながっている」という理由もあり、日大二高に進学。(参照:サッカーダイジェスト)
全国大会には縁遠く、都大会では1・2回戦敗退。
今でこそ”守備を頑張る”瀬川選手ですが、当時は「守備をしたことがなかった」のだとか。
大学生時代
大学生時代は、明治大学サッカー部でプレーしています。
大半がスポーツ推薦で入部する中、瀬川選手は”指定校推薦”で入学。
”パーマをかけた練習生”からスタートし、6月に正式入部。(参照:明スポ)
1年生からトップチーム入りを果たすも、日の目を浴びたのは大学4年の6月。
急成長を遂げ、12月に滑り込みでプロ入りが決まります。(参照:湘南ベルマーレ公式HP)
明治大学時代の同級生
・和泉竜司(現・名古屋グランパス)
・山越康平(現・東京ヴェルディ)
・高橋諒(現・ファジアーノ岡山) など
ザスパクサツ群馬
Embed from Getty Images2016年にザスパクサツ群馬に入団します。
J2リーグ開幕戦で、2ゴール1アシスト。
ぎりぎりでプロ入りが決まった選手が、1年を通して主力として躍動しました。
群馬での成績
・2016年:42試合13ゴール(J2)
大宮アルディージャ
Embed from Getty Images2017年に大宮アルディージャに移籍します。
2度の負傷の影響もあり、試合に絡めたのはシーズンの半分程度。
しかし、”全力プレー”が持ち味の瀬川選手の人気は高く、すぐにチャント(応援歌)が作られます。
原曲は、ももクロの「走れ!」。
大宮での成績
・2017年:16試合2ゴール(J1)
柏レイソル
Embed from Getty Images2018年に柏レイソルに移籍します。
ACLに向けての補強をする柏に、江坂任選手と共に移籍。
過密日程に苦しみ、”豪華メンバー”を揃えながらもチームはJ2降格。
9得点と孤軍奮闘した瀬川選手は、翌年もチームに残留して1年でJ1に復帰。
4年間プレーした柏のスタジアムでは、「18・SEGAWA」のユニフォームを着たサポーターが大勢いました。
柏での成績
・2018年:25試合9ゴール(J1)
・2019年:40試合8ゴール(J2)
・2020年:19試合2ゴール(J1)
・2021年:18試合2ゴール(J1)
湘南ベルマーレ
2022年に湘南ベルマーレに移籍します。
開幕戦でいきなり”古巣・柏”と対戦。
試合後には、インスタのアイコンを「柏サポーターを背景に、湘南ユニの自分」に変更。
FWのレギュラーとして、前線からの守備で”湘南スタイル”を体現しました。
湘南での成績
・2022年:32試合3ゴール(J1)
川崎フロンターレ
Embed from Getty Images2023年に川崎フロンターレに移籍します。
開幕当初は出場時間が短かったものの、徐々に川崎のスタイルにフィット。
”選手の海外移籍”に苦しむチームにとっての救世主になりたいところ。
まとめ
”サッカーエリート”が多いJリーグにおいては異質な存在。
だからこそ、瀬川選手の”泥臭さ”は際立ちます。
試合を重ねていくたびに、「そんなプレーできたの!?」が増えていく選手。
30歳が近づいた今も、「上達」の2文字が消える気配はありません。
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