『レッドブルが経営する5つのサッカークラブ』
2024年2月中旬に報じられた驚きのニュース。
「レッドブルが大宮アルディージャを買収か!?」(参照:スポニチ)
レッドブルといえば、誰もが知る飲料メーカー。
「翼を授ける」といえば、パッと浮かぶはずです。
Embed from Getty Imagesレッドブルは、スポーツクラブ経営でも有名。
サッカーでは、”ドイツ5部リーグのクラブ”を買収し、”8年でブンデスリーガ2位”にまで導いた実績もあります。
そんな企業が大宮を買収したら、どんな未来が待っているのか・・・。
今回は、”レッドブルが経営する5つのサッカークラブと大宮の買収”についてご紹介します。
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レッドブルが経営するサッカークラブ
Embed from Getty Imagesレッドブルは、2005年にサッカー界に参入。
ザルツブルグ(オーストリア)の買収を皮切りに、現在は5つのクラブを所有しています。
・2005年:レッドブル ザルツブルグ(オーストリア)
・2006年:ニューヨーク レッドブルズ(アメリカ)
・2009年:RBライプツィヒ(ドイツ)
・2011年:FCリーフェリング(オーストリア2部)
・2019年:レッドブル ブラガンチーノ(ブラジル)
世界各国のクラブを経営しており、中にはCL(チャンピオンズリーグ)に出場する強豪クラブも。
RBライプツィヒ(ドイツ)
2009年、5部リーグ在籍時にクラブを買収。
わずか8年でブンデスリーガへとのし上がり、ブンデス初挑戦で2位に。
以降、毎年のように優勝争いを繰り広げる強豪クラブです。
歴代所属選手
・キミッヒ(ドイツ代表)
・ケディラ(元・ドイツ代表)
・ナビ ケイタ(ギニア代表)
・ファン ヒチャン(韓国代表)
・ヴェルナー(ドイツ代表)
・フォルスベリ(スウェーデン代表)
・シャビ シモンズ(オランダ代表) など
レッドブル ザルツブルグ(オーストリア)
2005年に買収した、レッドブル初のサッカークラブ。
リーグ戦10連覇中で、CL(チャンピオンズリーグ)の常連クラブ。
2019-20シーズンには、”ハーランド・南野拓実・ファンヒチャン”の3トップが有名に。
Embed from Getty Images歴代所属選手
・ハーランド(ノルウェー代表)
・サディオ マネ(セネガル代表)
・ウパメカノ(フランス代表)
・ナビ ケイタ(ギニア代表)
・ファン ヒチャン(韓国代表)
・宮本恒靖(元・日本代表)
・三都主アレサンドロ(元・日本代表)
・南野拓実(日本代表)
・奥川雅也(元・U-20日本代表) など
FCリーフェリング(オーストリア2部)
Embed from Getty Images2011年に買収したオーストリア2部のクラブ。
実質的にはザルツブルグのセカンドチームで、若手選手が多く在籍しています。
歴代所属選手
・ウパメカノ(フランス代表)
・ファン ヒチャン(韓国代表)
・奥川雅也(元・U-20日本代表) など
ニューヨーク レッドブルズ(アメリカ)
2006年に買収したMLS(アメリカ)のクラブ。
2010年代には優勝争いを繰り広げており、ベテランの一流選手が多く在籍。
現在は、中位でシーズンを終えることが多いです。
歴代所属選手
・ローター マテウス(元・ドイツ代表)
・ジョルカエフ(元・フランス代表)
・ティエリ アンリ(元・フランス代表)
・ジュニーニョ ベルナンプカーノ(元・ブラジル代表)
・ライト=フィリプス(元・イングランド代表)
・ケーヒル(オーストラリア代表)
・フォルスベリ(スウェーデン代表)
・木村光佑(日本) など
レッドブル ブラガンチーノ(ブラジル)
2019年に買収したブラジルのクラブ。
長年下部リーグでプレーしていましたが、レッドブル参入のシーズンに1部リーグに昇格。
かつては、辛口コメントでお馴染みのセルジオ越後さんもプレーしていたクラブです。
歴代所属選手
・セルジオ越後(日系ブラジル人)
・呂比須ワグナー(元・日本代表)
・アントニオ カルロス ザーゴ(元・鹿島監督) など
※呂比須氏、ザーゴ氏は監督としての在籍。
大宮アルディージャ買収の噂
2024年シーズンより、J3リーグで戦う大宮アルディージャ。
「J1残留ラインのコントローラー」とも言われたクラブで、J1在籍は10シーズン以上。
そんなクラブのJ3降格は、大きな話題になりました。
そのタイミングで、更に大きな話題となったのは”レッドブルの大宮買収”の噂。
ここからは、大宮買収が実現した場合に起こりうることを考えてみます。
あくまでも、”可能性”の話です。
強くなる可能性
Embed from Getty Images元々の親会社は”NTT東日本”。
大きな後ろ盾を持ちながらも、2023年にJ3降格が決定しました。
「大きな変化を加える」には、絶好のタイミングかもしれません。
レッドブルは、売上高の1割をスポーツビジネスに割いています。(参照:ビジネスジャーナル)
特に、ライプツィヒ(ドイツ)は「成金の象徴」として嫌われ者だった時期も。(参照:footballista)
多額の資金を適切なところに使ってくれることは、容易に想像できます。
新たな資本が入って強くなったJクラブ
・ヴィッセル神戸→楽天
・横浜F.マリノス→シティグループ
・FC町田ゼルビア→サイバーエージェント
世界とのコネクション
Embed from Getty Imagesすでに5つのクラブの経営権を持つレッドブル。
となれば、「大宮の有望な選手は海外へ」という未来も。
特に、2023年に高校生にしてレギュラーの座を掴んだ”市原吏音選手”はその筆頭候補。
ネガティブな見方をすると”戦力の流出”になりますが、選手からすれば”海外が近づくクラブ”に映るはず。
”海外志向の強い有望選手”が毎年加入するという、良いサイクルができる可能性があります。
それは、トップチームだけでなく、ユースチームにも言えること。
奥抜侃志選手のように、大宮で育って海外に渡り、日本代表入りを果たす選手が現れるかもしれません。
クラブに起きる変化
Embed from Getty Images良い変化もあれば、残念な変化も付き物。
これまでのクラブとは、全く違うクラブになる可能性もあります。
クラブ名の変更
レッドブル資本のクラブのほとんどに、”レッドブル”という名称が入っています。
規定の関係で名称を入れられなかったドイツでは、”RBライプツィヒ”というチーム名に。
※RB=レッドブル
クラブカラーの変更
レッドブル資本のクラブは、すべて”赤・白ベース”のユニフォーム。
そして、前面には”雄牛のマーク”。
現在は”オレンジ”をクラブカラーとする大宮アルディージャ。
もしかしたら、「赤くなる可能性」もあるのかもしれません。
過去を遡ると、ヴィッセル神戸も”白黒→クリムゾンレッド”へと変更しています。
まとめ
”これまでの大宮”を愛するサポーターからすると、複雑な話かもしれません。
ただ、1人のJリーグファンとしては、海外資本の参入は興味深い話題です。
しかも、”ヨーロッパでの成功”を経験している”レッドブル”。
まだ決まった話ではないので、続報を楽しみにしましょう。
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