フットサルの大会と聞くと、「上手くないと参加できない」と思っていませんか?
私はエンジョイ系のフットサルチームを運営して、8年目になります。
学生の頃にもサークルを作り、フットサルやソサイチの大会に参加していました。
学生時代も含めると、フットサルのチームの運営歴は10年以上になります。
活動内容としては、フットサルコートをレンタルして仲間内で楽しむこともあれば、施設等が運営する大会に参加することもあります。
特に、ワンデー大会には今でもよく参加しています。
ワンデー大会
一日で完結する大会。
レベル分けがされていて、当日集まったチーム同士で優勝を争います。
楽しいはずのワンデー大会ですが、参加してみて痛い目に遭ったことがある方は大勢いるはずです。
- 想像以上にレベルが高い
- プレーが荒い
- 喧嘩になりそうになる
長年サッカー・フットサルをしている方であれば、「あるあるだよね〜」という言葉が返ってきます。
ただ、大会初参加で嫌な目に遭ってしまうとビックリするはずですし、「大会はもういいかな」と感じてしまう人もいるでしょう。
大会レベルのコントロールやフェアプレーへの意識について、表上はどこの施設でも注意書きをしています。
ですが、実際の対応については施設によって大きく分かれます。
きちんと注意をする施設もあれば、黙認してしまう施設もあります。
というのも、フットサル場も利益をあげなくてはいけません。
日頃から大会に参加してくれるチームであれば、大きくでることはできず、注意しにくいといった事情もあるはずです。
ワンデー大会でのフットサルを楽しむために
ワンデー大会でフットサルを楽しむためには、3つの項目をチェックする必要があります。
ワンデー大会のレベル
施設によって呼び方は異なりますが、基本的に5つのレベルに分かれています、
レベル | 目安 |
---|---|
オープン | どんな方でも参加OK |
SB(スーパービギナー) | 経験者が中心のチーム |
UB(ウルトラビギナー) | チームの半数が経験者のチーム |
エンジョイ | 初心者が中心のチーム |
MIX | 男女ミックスのチーム(女性のゴールは2点の場合もあり) |
上記のようなレベル分けがされていることが多いです。
ですが、正直こういったレベル分けは目安に過ぎません。
記載されているレベルに合わせたのに、初心者中心の大会に、数チーム経験者のみのチームがいたことは何度もあります。
反対に、自分たちのチームレベルが抜けていて、相手に気遣いながらのプレーになったこともあります。
私たちのチームは強いチームではありません。
それでも、こういったことが起きてしまいます。
これは施設側ではなかなか防ぐことができません。
というのも、その施設に初参加のチームの場合、当日までレベルが読めないためです。
ワンデー大会の参加費
ワンデー大会の相場は、地域にもよりますが15,000円〜20,000円ほどです。
この金額は施設にメンバー登録をしているチームの金額で、ビジターチームの場合は2~3割値段が高くなります。
メンバー登録
施設に自分のチームを登録することで、大会やレンタルコートが安くなる仕組み。
チーム登録の年会費の相場は10,000円ほど。
そんな中で、相場よりも値段が断然安い施設もあります。
そういった施設の大会には、学生チームの参加が比較的多いです。
学生は当然年齢が若く、普段から身体を動かしている社会人でなければ体力では負けてしまいます。
そうなると、大会のレベルは上がります。
高いレベルを求めているチームであれば全く問題ありません。
ですが、あなたのチームが軽めの運動がてらフットサルをしているチームなんであれば、安易に参加するには控えた方が良いかもしれません。
「安いと学生が多いの?」と疑問に思う方もいるかとは思いますが、よく思い出してください。
学業の傍らアルバイトをして、毎月いくら稼いでいましたか?
社会人よりも収入が少ない上に、遊びたい盛りの年齢です。
当然、安い金額の大会に集まる確率は高まります。
なぜこんなに自信を持って言えるのかというと、かくいう私も学生時代は格安の大会に参加していました。
学割で通常の半額近くになる施設の大会には、何回出場したかわかりません。
学生の方々は、そういった安いコートを見つけてみてください。
年齢の近い参加チームが多く、金銭的な負担も少ないのでチームメイトからも喜ばれるはずです。
まれに、優勝することを目的として敢えてレベルの低い大会に参加するチームもあります。
特に、格安大会にレベルを低く見せたチームが多く出場する印象があります。
「安ければ良い」というわけではないことをしっかりと理解してください。
ワンデー大会の景品
ワンデー大会の景品はチェックするようにしましょう。
通常の大会であれば、優勝賞品はプラシャツ、準優勝はソックスやタオルが多いです。
そんな中で、優勝賞品は賞金10万円といった具合に、豪華賞品が用意されている大会もあります。
そういった大会の場合、当然大会レベルは上がります。
強豪校出身、体育会サッカー部、社会人の県リーグ所属といった、ハイレベルな方々と争う可能性は高いです。
ゆったりとフットサルがしたいチームは賞金大会は避けましょう。
どこのワンデー大会に参加するのが良いのか
ここまでフットサルの大会に関しての注意点ばかり述べてきました。
「いや、やっぱり大会は危険じゃん・・・」と思っている方もいるかもしれません。
ですが、私の意見は「どのチームにも大会に参加して欲しい」というものです。
というのも、上手い下手関係なく、どんな方にもフットサルを楽しんでもらいたいからです。
そのためには、しっかりと運営してくれる施設を選ぶ必要があります。
ですが、施設が直接運営する大会よりも、民間企業が間に入っている大会の方が、的確なルールが設けられている可能性が高いです。
民間企業がコートをレンタルし、施設に代わって運営している大会です。
その分参加費が高くなる傾向がありますが、レベルの管理や危険なプレーへの対応も的確です。
といっても、フットサルの大会を運営している会社は数多くあります。
その中で、私が参加して良かった大会、友人から良い評判を得ている大会を5つピックアップしました。
F CHANNEL(エフチャンネル)
エフチャンネルは全国的にフットサルの大会を運営しています。
優勝すると、オリジナルのユニフォームがもらえることでも有名です。
ソサイチの大会も有名で、まだ世の中に浸透する前からソサイチの大会を開催していました。
レベルについても、チーム登録時に審査があります。
また、一定回数以上優勝すると、そのカテゴリーの大会には参加できなくなる等、しっかりとした仕組みづくりをしています。
SPORTS ONE(スポーツワン)
スポーツワンは、関東は東京・神奈川・埼玉。
関西は大阪・兵庫・京都で大会を開催しています。
以前はフットワンという名称でしたが、スポーツワンに統合されました。
フットサル以外にも、バスケやマラソンなど、様々なスポーツイベントを開催しています。
ビギワン!!
ビギワンは、日本一レベルの低いフットサル大会を目指しています。
主な開催場所は東京都内で、数こそ少ないものの埼玉、大阪で開催されることもあります。
特筆すべきは、徹底的なレベル管理です。
初回はビギワンの中で1番上のレベルの大会への参加となりますが、勝率を考慮してレベルの低い大会に参加できる仕組みです。
絶対に勝てない!!という自信があるチームは、問合せることで低めのレベルからの参加も検討してもらえるようです。
われこそは弱いチームだ!!というチームは、ぜひ一度参加してみてください。
VAINQUEUR SPORTS(ヴァンクールスポーツ)
ヴァンクールスポーツは、東京・神奈川・千葉・埼玉でフットサルの大会を開催しています。
ヴァンクールポイントというものが存在し、大会参加で1,000ポイント、優勝でさらに1,000ポイントをゲットできます。
持っているポイントを使って、大会に安く参加することもできます。
LiGA DiVeRTiDA(リーガ ディベルティーダ)
リーガ ディベルティーダは関東では東京・神奈川・千葉・埼玉・茨城。
関西では大阪・京都で大会を開催しています。
ユニークな大会が多く、景品として海外チームのレプリカユニフォームを出していたり、女性スタッフが大会を盛り上げたりといったお楽しみ要素が満載です、
フットサル場で主催しているワンデー大会はダメなのか?
ここまで民間の企業が主催するフットサル場について紹介してきました。
では、フットサル場が主催するワンデー大会は質が悪いのでしょうか?
答えはNOです。
なぜなら、フットサル場のスタッフさんがしっかりと対応している所は、楽しい大会にするための努力をしています。
つまり、良いフットサル場を選べば大会の質も高くなります。
では、どうすれば楽しい大会を開催するフットサル場を見つけることができるのでしょうか。
ワンデー大会に参加してみる
雰囲気を知るためには、実際に施設で開催されているワンデー大会に参加してみることが1番です。
どんなチームが来るのかは当日までわかりません。
ただ、スタッフさんがどのような形で運営をしているのかといった立ち振る舞いを見ることができます。
しっかりと対応している会場であれば、大会の質も高くなるでしょう。
レンタルコート・個サルを利用してみる
私たちは数多くのフットサル場を利用させてもらってきましたが、施設によって雰囲気やお客さんへの対応は異なります。
お客さんに明るく声をかけてくれる場所もあれば、なんだか面倒臭そうに仕事をしている場所もあります。
そういった所を見ると、どちらが楽しいワンデー大会を開催しているかはわかりますよね。
まとめ
フットサルの大会は優勝を目指して戦うものです。
勝利を積み重ね、全力でプレーすることで優勝へと近づきます。
ですが、優勝した喜びをは、同じレベルの相手を倒した時にこそ感じるものです。
意図的にレベルを下げたり、反対に自分達のチームには高すぎるレベルの大会に参加してしまうと、チームのメンバーが楽しめないだけではなく、大会の雰囲気自体も悪くしてしまいます。
参加者全員が楽しめる大会にするためには、自分たちのレベルに合った大会に出場することです。
そのためには、下調べを行うことが重要です。
今回ご紹介した5つのワンデー大会運営会社は、あなたたちのチームが楽しくフットサルをするためのお手伝いをしてくれる会社です。
フットサルチームを運営している方、これからチームを作りたいと考えている方はぜひ一度目を通してみてください。
上手い下手関係なく、フットサル好きがフットサルを楽しめるますように!!
チーム運営についての記事も書いています。
【フットサルチームの作り方】メンバーがどんどん増える!楽しいチームを作る方法6選
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