DAZNで放送中のジャッジリプレイという番組を知っていますか?
サッカーといえば、ゴールをはじめとする選手の良いプレーに注目が集まることが多く、ニュースのハイライトでもゴールシーンをよく見かけます。
また、コアなサッカーファンの場合はチームの戦術に注目し、雑誌などでも各チームの戦術について分析されることもあります。
サッカーで注目されやすいシーン
・ゴールシーン
・ドリブル突破
・華麗なパス
・キーパーやディフェンダーのファインプレー
・チームの戦術
ジャッジリプレイはサッカー番組には珍しく、審判の判定に焦点を当てた番組です。
これまでは、審判団は選手らと共に試合を作る人間にも関わらず注目されることは少なく、注目される場合は誤審などの悪い意味での目立ち方ばかりでした。
疑惑の判定と言われるようなシーンであっても、サッカーのルールを最もよく知る人間だからこそのナイスジャッジも多々あります。
ですが、私たち視聴者が「おや?」と感じるシーンを切り取って、審判を一方的に非難してしまっていたことは事実です。
ジャッジリプレイではそんな審判団の判断に注目し、ジャッジは正しかったのかどうかを解説する番組です。
より詳しく・より正しくサッカーを理解するための番組である「ジャッジリプレイとはどんな番組なのか」を解説していきます。
DAZNで観れるサッカー番組については、こちらをチェックしてみてください。
(参照:値上げをしてもコスパは抜群!?DAZNで観れるサッカー番組まとめ)
ジャッジリプレイの特徴① 最新ルールを学べる
サッカーには数多くのルールが存在します。
そのルールは年々少しずつ変更されることもあります。
年度ごとのルール変更を紹介
ジャッジリプレイでは、ルール変更があった部分に関して、実際のプレーを用いて紹介しています。
例えば、Jリーグでは2021年度より脳震盪(のうしんとう)の疑いによる交代枠が新たにできました。
実際に脳震盪の疑いによる選手交代が行われたシーンを紹介しつつ、ルール内における脳震盪の定義について考察をしています。
VARの介入について
J1では2021年シーズンより、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)を導入しています。
VARは全てのプレーに介入するわけではありません。
疑わしいシーンであっても、主審の判断で介入するかどうかが決まります。
ジャッジリプレイでは、実際に起きた事象を用いて、なぜVARを介入しなかったのか等の考察をします。
元プロ審判による考察があることで、「どのような状況であればVARの介入があるのか」を学ぶことができます。
VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)
正しい判断を下すために、主審以外の人間がピッチ外から複数の映像を用いて対象のプレーを確認すること。
(参照:Jリーグ公式ページ)
ジャッジリプレイの特徴② 審判目線での解説
視聴者の場合、ファールなどに対し、応援するチーム寄りの判断をしてしまったり、誤った知識のもと判断してしまうことがあります。
審判はひとつのプレーに関しても様々なルール、様々なシーンを考慮した上で、試合を壊さないよう努めています。
Embed from Getty Imagesレッドカードかどうかの基準
サッカーでは、危険なプレーや得点機会の阻止があった場合、レッドカードが提示されます。
レッドカードが提示された場合、1人の選手が退場することとなり、試合の結果に大きな影響を与えます。
ジャッジリプレイでは、こういったレッドカードかどうかの基準についても踏み込んで解説をしています。
例えば、「DOGSO(ドグソ)」いうサッカー用語があります。
DOGSOは得点機会を阻止するファールのことで、該当するファールを犯した選手にはレッドカードが提示されます。
DOGSOによる退場が起きたプレーを振り返り、「得点機会に該当するかどうか」、「ディフェンダーの前に体が入っているかどうか」などをチェックし、退場という判断が正しいものかどうかを考察します。
プレーのどのような部分に注目しているのか
私たち視聴者の多くは、ファールが起きたシーンの一部分のみを切り取って、ファールなのかどうかを判断してしまうことが多いです。
足の裏を見せてタックルをしてしまった場合、足裏が見えているということだけでカードの色を推測してしまうことがあります。
ジャッジリプレイでは、ファールが起きるまでの過程を審判目線で考察をします。
例えば、下記のように状況を整理していきます。
- ファールをした選手は、相手選手のことが見えているのかどうか
- 走るスピードから、止まることができるかどうか
- 足を引いているかどうか など
ジャッジリプレイの特徴③ 視聴者の疑問を解決
ジャッジリプレイでは、取り上げるプレーを番組サイドだけで決めるのではなく、視聴者の声の中から厳選しています。
Embed from Getty ImagesTwitterでの募集
Twitterに自分が気になるシーンを投稿することで、それが番組への声となります。
#Jリーグジャッジリプレイで取り上げて
上記のハッシュタグをつけることで、ジャッジリプレイを運営されている方々に気づいてもらえます。
視聴者が疑問に感じるであろうシーンの解説
サッカーでは、似たようなシーンでも判定が異なることがあります。
例えば、「ある試合ではレッドカードが出されたけど、別の試合の似ているシーンではイエローカードだった」ということがあります。
そういった、視聴者が「なぜだろう」と感じるであろうシーンをピックアップし、解説をしてくれることも大きな特徴です。
まとめ
私は以前、サッカー選手や戦術に詳しくなることこそがサッカーに詳しいと考えていました。
ですが、ジャッジリプレイという番組が始まり、「自分のサッカーの知識の浅さ」に気づきました。
サッカーの試合で笛を吹く審判員の方々は、「良い試合にすること」を目指し、すべてのプレーをチェックすべく広大なピッチを90分間駆け回っています。
時には荒れてしまう試合もありますが、冷静さを失わずにゲームをコントロールし、瞬時に複数のルールを脳内に巡らせながらジャッジする審判員の方々には感動すら覚えます。
一見華やかに映る選手のプレーや監督の采配だけでなく、審判のナイスジャッジも理解することで、本当の意味でのサッカー通になれると感じます。
サッカー好きの方々こそ、DAZNで放送中のジャッジリプレイをチェックしてみてください。
コメント