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【10分でわかる】世界のサッカーリーグの「外国人枠」(2025年度版)

サッカースタジアムとサッカーボールの写真

「各国リーグの外国人枠」

「外国人枠をどのように使うのか」は、クラブにとって非常に重要なこと。

ゴールに直結するFWGKに使うのか?

それとも、層の薄いポジション外国籍選手を補強するのか?

また、”特定の国”の選手が多く入団することがあったりと、「クラブのアイデンティティ」が色濃く出る部分です。

そこで気になることは、外国人選手って何人出れるの?ということ。

Jリーグはもちろん、欧州やアジアの近隣国など、”様々なリーグの外国人枠”をチェックしていきます!

「もっとサッカーが楽しくなる」をテーマに、ブログを書いています。

【10分以内】で、気軽に読める記事がたくさんあります。

初心者の方も、サッカー通の方も、ぜひ楽しく読んでください。

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目次

Jリーグの外国人枠

リーグ登録制限出場制限
J1無制限最大5名
J2最大4名
J3

ホームグロウン制度

「ホームグロウン」という制度をご存知ですか?

まずは、Jリーグの規定を見てみましよう。

「ホームグロウン選手の定義」

12歳の誕生日を迎える年度から21歳の誕生日を迎える年度までの期間において、特定のJクラブの第1種、第2種、第3種又は第4種チームに登録された期間(以下、本条において「育成期間」という。)の合計日数が990日(Jリーグの3競技会期間に相当する期間)以上である選手を、本条において当該Jクラブのホームグロウン選手という。(引用元:Jリーグ公式HP

簡単に言うと、「ホームグロウン=クラブが自前で育てた選手」

12~21歳までに、”3年間以上所属した選手”ホームグロウン(以下:HG)の対象選手に。

そして、各クラブには、HG対象選手登録義務があります。

  • J1:4名以上
  • J2:2名以上
  • J3:2名以上

この制度の意図は、「ちゃんと若手を育成していきましょうね」ということ。

U-21年代の選手が出場することで”奨励金”がもらえるという制度も存在しています。

提携している8カ国

1試合において出場できる外国籍選手の人数は、J1では5名J2&J3では4名です。

しかし、この人数を超えることができる”裏技”も存在します。

それが、提携国枠

Jリーグは、東南アジアを主とした8カ国と提携しています。

  • タイ
  • ベトナム
  • ミャンマー
  • カンボジア
  • インドネシア
  • マレーシア
  • シンガポール
  • カタール(2023年~)

東南アジアのサッカー熱は非常に高く、「Jリーグにも興味を持ってもらいたい!」ということが主な目的。

とても良い試みなので、深く触れたいところですが・・・。

大きく脱線しそうなので一旦ストップ。

今回は、「外国人枠の拡大」という観点で見ていきます。

結論。

この提携によって、5名以上の外国籍選手を起用しているクラブはほぼありません。

というのも、「日本=アジア最強格」

2018年J1ベスト11に輝いたチャナティップや、優勝を経験したティーラトンなど、大活躍した選手がいるのは間違いありませんが・・・。

現状は、日本人選手の方が上手いので、優先して起用されるような選手は極わずか。

個人的に注目しているのは、2023年に提携国となったカタール

アジア杯2連覇を達成した西アジアの強豪国です。

ただ、自国のサラリー(給料)がかなり良いはずなので、カタール代表級の選手Jリーグに来る可能性はやや低いかも?

ちなみに、蹴り道ブログでは『アジアのサッカー強豪国』という記事も書いています。

こちらもぜひ読んでみてください。

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アジアのリーグ

リーグ登録制限出場制限
Kリーグ(韓国)6名4名
CHS(中国)7名5名
サウジアラビアリーグ10名 8名
(+U-21が2名)
カタールリーグ7名5名
(+U-21が2名)

ACLでも対戦する、アジアのライバル達。

わかってはいましたが、表にすると改めて思う。

サウジの外国人枠多いな!!!

韓国・中国はJリーグと同水準

日本の永遠のライバルでもある韓国は、Jリーグと同水準の4名

意外だったのは、一時期”ビッグネーム”を獲得しまくり、世界を賑わせた中国の外国籍枠5名ということ。

やっぱり、「自国の代表チーム」のことを考えたら、外国籍枠は多すぎない方が良いかも。

サウジアラビアは最大10名

2010年代の中国以上に、世界のサッカー市場を荒らしまくっているのがサウジアラビア

特に、2024年夏の移籍市場での暴れっぷりは凄かった・・・。

その様子は、『こちら』にまとめています。

2025年現在、サウジアラビアはビッグネームだらけ。

クリスティアーノ・ロナウドや、マネフィルミーノなど、「サッカー好きなら絶対に知っているような選手」がゴロゴロいます。

特に、政府直下の4クラブ”外国籍8枠”をフル活用。

さらに、21歳以下の外国人2名まで出れるという「U-21枠」も存在。

合計で、10名の外国籍選手がプレー可能です。

そのおかげで、リーグのレベルは超上がりました。

ただ、その弊害として、サウジアラビア代表選手すらも出番を失っています。

この状況が、数年後”サウジアラビア代表”にどんな影響を及ぼすのか・・・。

ヨーロッパのリーグ

リーグ登録制限出場制限
プレミア17名
(ホームグロウン外の選手)
特になし
ラリーガ5名
(非EUの選手)
3名
(非EUの選手)
ブンデス制限なし
(ドイツ人12名必須)
セリエA1年に2名まで追加可能
(非EUの選手)
リーグ・アン4名
(非EUの選手)
ベルギー制限なし
(ベルギー人6名必須)

みんな大好き”ヨーロッパ”

ここでは、「5大リーグ+ベルギー(日本人選手が多い)に絞ってご紹介します。

欧州の場合、「EUの選手かどうか?」がとても重要。

そして、各国それぞれルールがあり、さらに内容もやや複雑・・・。

ここでは、ザックリとご紹介します。

EUの27カ国

「EU=欧州連合」

2025年現在、27カ国が加盟しています。

  • 🇮🇪 アイルランド
  • 🇮🇹 イタリア
  • 🇪🇪 エストニア
  • 🇦🇹 オーストリア
  • 🇳🇱 オランダ
  • 🇬🇷 ギリシャ
  • 🇭🇷 クロアチア
  • 🇸🇪 スウェーデン
  • 🇪🇸 スペイン
  • 🇸🇰 スロバキア
  • 🇸🇮 スロベニア
  • 🇨🇿 チェコ
  • 🇩🇰 デンマーク
  • 🇩🇪 ドイツ
  • 🇭🇺 ハンガリー
  • 🇫🇮 フィンランド
  • 🇫🇷 フランス
  • 🇧🇬 ブルガリア
  • 🇧🇪 ベルギー
  • 🇵🇱 ポーランド
  • 🇵🇹 ポルトガル
  • 🇱🇻 ラトビア
  • 🇱🇹 リトアニア
  • 🇷🇴 ルーマニア
  • 🇱🇺 ルクセンブルク
  • 🇲🇹 マルタ
  • 🇨🇾 キプロス

サッカーでよく聞く国は、ほぼEU加盟国です。

非加盟国の代表例は、🇬🇧イギリス、🇳🇴ノルウェー、🇨🇭スイス、🇷🇸セルビア、🇹🇷トルコなど。

出場制限はゆるい

上の表を見てもわかる通り、出場制限はゆるめです。

ラ・リーガ(スペイン)以外は、「登録枠に入れれば、出場制限には引っかからない」という印象です。

特に、多くの日本人選手がプレーする”ベルギーリーグ”は、「制限なし」と言っても良いレベル。

スペインに多い二重国籍

ラ・リーガ”非EU枠”を見て、「ん??」と思った方も多いのではないでしょうか?

例えば、レアルマドリードのメンバー(2024-25年)

  • ヴィニシウス(ブラジル)
  • ロドリゴ(ブラジル)
  • ミリトン(ブラジル)
  • エンドリッキ(ブラジル)
  • バルベルデ(ウルグアイ)

この時点で、非EUの選手5名

「じゃあ、ベリンガム(イングランド)ギュレル(トルコ)はなんで登録できるの?」って話です。

これは、二重国籍という制度が大きく関わっています。

この制度を用い、ヴィニシウス、ロドリゴ、ミリトン、バルベルデらは”南米の選手”でありながらも、”スペイン国籍”も取得しています。

二重国籍とは?

EU圏外の選手が、EU圏内の選手としての扱いを受けられる。
特に、”南米の選手”に対しては条件がゆるく、「スペインに2年以上滞在」という条件を満たせば国籍を取得できる。

国際大会

大会名登録制限出場制限
UEFA (CL/EL/ECL)25名中8名がHG必須制限なし
AFC (ACL Elite)制限なし制限なし

次は、国際大会について。

日本での注目度が高いUEFA主催の大会ACLについて見ていきます。

UEFA大会(CL・EL・ECL)

登録枠25名

そのうち、8名ホームグロウン選手の登録が必須です。

このルール、けっこう難しいと思いませんか??

実は、Jリーグ欧州”ホームグロウンの定義”が異なります。

ホームグロウンの定義

・Jリーグ→自クラブで育成された選手が対象
・欧州→自国のリーグで育成された選手が対象

AFC大会(ACLE・ACL2)

これまでの外国人枠「5+1(アジア枠)でした。

ACL2024-25からは、「外国人枠が完全撤廃」

いまは無制限です。

これは、「サウジのための制度では?」という見方をする方も多いです。

いや、多分そうでしょう。

まとめ

1993~2007年にかけて、Jリーグ外国人枠「3名」でした。

2008年にアジア枠が導入され、「3+1名」に。

そして、2019年に「5名」に拡大。

Jリーグの発展と共に、外国人枠の見直しも図られてきました。

”リーグの強化””日本代表の強化”に関わる難しい議題ではありますが、今後はどのような変化を見せるのでしょうか?

最後まで読んでいただき、ありがとうございます!

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ぜひ、気になる記事を読んでいってください。

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この記事を書いた人

サッカーを好きになって27年。
土日のサッカー観戦・フットサルが生きがいです。

サッカー初心者の人が、
”もっと楽しく”観戦できるように。
サッカー雑誌を”もっと楽しく”読めるように。

寄り道をするように、
「ついついサッカーを観てしまう」。
そんなサッカー仲間を増やしたいと思い、
「蹴り道ブログ」を書いています。

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