大迫はカタールW杯に出場できるのか?
様々なところでこの話題が議論されました。
怪我によるコンディション不調があり、2022年W杯へのメンバー入りは果たせませんでした。
しかし、ここまで大きな注目を集めるのは、大迫選手がこれまで多くの実績を残してきたからです。
過去2回のW杯に出場し、得点も決めている大迫選手。
大迫が”半端ねぇ”ことは疑いの余地もありません。
今回は、大迫勇也選手のプレースタイルと経歴についてご紹介します。
大迫勇也について
Embed from Getty Images- 名前:大迫勇也(おおさこ ゆうや)
- 生年月日:1990年5月18日
- 出身地:鹿児島県南さつま市(旧・加世田市)
- 所属クラブ:ヴィッセル神戸
- ポジション:FW/MF
- 背番号:10番
- 身長:182cm
- 体重:71kg
大迫半端ねぇ
Embed from Getty Images「大迫、半端ないって」
これは、高校サッカー選手権で、対戦相手の滝川第二高校のキャプテンが発言したことでできた言葉です。
全国の舞台で毎試合2ゴールを奪い、この試合でも2ゴールを決めた大迫選手。
後ろからきたボールをトラップしたりと、全国レベルの相手からしても”半端ない”プレーの連続でした。
奥様はモデルの三輪麻未さん
大迫選手の奥様は、モデルの三輪麻未さんです。
2014年に結婚し、2人のお子さんがいます。
海外での試合にも応援に駆けつける、1番のサポーターです。
大迫勇也スタジアム
大迫選手の故郷・南さつま市には”YUYA OSAKO Stadium”があります。
2019年に市民栄誉賞を受賞し、副賞として競技場の名称に大迫選手の名前が冠されました。
学生時代、大迫選手は加世田運動公園陸上競技場(旧名)でプレーしており、自身にとっても思い出の地です。
大迫勇也のプレースタイル
Embed from Getty Images大迫選手のメンバー入りが注目される理由。
それは、大迫選手の存在が、チームの攻撃の質を格段に上げるからです。
大迫選手の大きな特徴は、以下の3つです。
- 万能型FW
- 周りを生かすポストプレー
- コンタクトプレーでの強さ
万能型FW
大迫選手を一言で言い表すならば、”万能型FW”です。
- 得点がとれる
- 足元の技術がある
- 空中戦が強い
- 勝負強い
欠点がなく、全ての能力が高い選手です。
ドイツではトップ下を任されることも多く、足元の技術やパスセンスも光ります。
周りを生かすポストプレー
FWの仕事は、ゴールを決めることです。
それと同時に、”得点に絡むこと”も求められます。
大迫選手は自らが潰れ役になり、味方のゴールを生み出すのがとても上手いです。
大迫選手が前線にいると、他の選手が”絶好のシチュエーション”でシュートを打つことができます。
コンタクトプレーに強い
サッカーは相手との接触が激しいスポーツです。
特にFWは厳しく身体をぶつけられるポジションで、海外ではより一層激しさが増します。
そんな環境で、長年にわたって対等以上にプレーしてきた大迫選手。
味方になると、これほど頼りになる選手はいません。
大迫勇也のこれまでの経歴
- 万世サッカースポーツ少年団(南さつま市立万世小学校)
- 鹿児島育英館中学校サッカー部
- 鹿児島城西高校サッカー部
- 鹿島アントラーズ
- 1860ミュンヘン(ドイツ2部)
- FCケルン(ドイツ)
- ヴェルダー・ブレーメン(ドイツ)
- ヴィッセル神戸
小学生時代
小学生時代、大迫選手は万世サッカースポーツ少年団でプレーしています。
山に囲まれた田舎町で育ち、のびのびとサッカーをプレーした大迫選手。
当時は鹿児島県内でもサッカーが盛んな地域ではなかったものの、一際上手かった大迫選手は県トレセンの練習にも参加しています。
中学生時代
中学生時代、鹿児島育英館中学サッカー部でプレーしています。
鹿児島城西高校の提携校で、体育コース新設一年目に入学。
先輩がいない環境で、1年生の頃の試合では”中1vs中3”が当たり前でした。
トップ下からFWにポジションを変えた大迫選手は、U-15日本代表候補にも選出されています。
高校時代
高校時代、鹿児島城西高校サッカー部でプレーしています。
1年生5月には出場機会を得るようになり、途中出場すれば当たり前のように点をとっていたようです。
そして、大迫選手といえば高校3年生の冬の選手権です。
”1大会で10ゴール”という半端ない記録は、10年以上たった今も破られていません。
選手権では惜しくも準優勝となりましたが、その攻撃力は高校サッカー史でも随一でした。
鹿島アントラーズ
Embed from Getty Images2009年に鹿島アントラーズに入団します。
プロ一年目の開幕戦からベンチ入りし、22試合に出場。
”個の力”で打開する場面も多く、超高校級ストライカーはプロの世界でも活躍します。
5年間の在籍で、数多くのタイトルを獲得。
- Jリーグ優勝
- ヤマザキナビスコ杯優勝(現・ルヴァン杯)
- 天皇杯優勝
個人でもJリーグベストイレブンやナビスコ杯MVPに輝き、「大迫半端ないって」はJリーグサポーターにも浸透します。
鹿島時代、興梠慎三選手(現・コンサドーレ札幌)と熾烈なポジション争いを繰り広げました。
1860ミュンヘン(ドイツ2部)
Embed from Getty Images2014年冬に、1860ミュンヘン(ドイツ2部)に移籍します。
半年間の在籍ながらも、15試合で6ゴールを記録。
トップ下でプレーし、味方のゴールを引き出すなど、確実にチームに貢献しました。
FCケルン
Embed from Getty Images2014年夏にFCケルン(ドイツ)に移籍し、4年間プレーします。
FWだけでなく、トップ下やサイドハーフでもプレー。
2016-17シーズンにはリーグ5位になり、翌年はEL(ヨーロッパリーグ)にも出場し、2ゴールを決めています。
ケルンに在籍していた日本人選手
・奥寺康彦(現・横浜FC代表理事)
・槙野智章(現・ヴィッセル神戸)
・大迫勇也(現・ヴィッセル神戸)
・長澤和輝(現・名古屋グランパス)
ヴェルダー・ブレーメン
Embed from Getty Images2018年夏にヴェルダー・ブレーメンに移籍し、3年間プレーしています。
シーズン二桁ゴールに迫るなど、FWでもトップ下でも活躍。
しかし、日本代表活動による長距離移動や怪我の影響でコンディションが悪化。
サポーターからの批判が集中するなど、難しい時期も経験します。
ヨーロッパから日本への移動は12時間以上。
海外組の日本代表活動は、想像以上に過酷です。
ヴィッセル神戸
Embed from Getty Images2021年夏にヴィッセル神戸に移籍します。
- 大迫勇也
- 武藤嘉紀
- ボージャン・クルキッチ
ビッグネーム3人の同時期の加入は、多くのJリーグファンに驚きを与えました。
大きな期待が寄せられますが、怪我の影響で思うようなプレーができず。
2022年シーズンは欠場する試合も多く、チームも下位に低迷します。
※詳しくは、【Jリーグ前半戦】をお読みください。
それでもチームは巻き返しに成功し、第30節のガンバ大阪戦では残留を手繰り寄せる2ゴール。
大迫選手のコンディションは、確実に上がっています。
空中戦や競り合いの強さなど、いたるところで別格のプレーを見せています。
日本代表
Embed from Getty Images大迫選手は世代別日本代表の常連でしたが、2012年のロンドン五輪では落選しています。
そんな苦い想いをバネに飛躍し、2013年に日本代表初出場。
- 2014年ブラジルW杯
- 2018年ロシアW杯
2度のW杯を経験し、世界での勝ち方を知っています。
大迫勇也は伊東・酒井と仲良し
真面目な性格で、騒ぐタイプではない大迫選手。
日本代表では酒井宏樹選手と伊東純也選手と共に行動することが多いです。
まとめ
2018年ロシアW杯のコロンビア戦。
勝利を決めたのは、”大迫選手のヘディング”でした。
Embed from Getty Imagesあれから4年。
怪我に泣かされ、本人も思うような結果は残せていないはずです。
それでも、YouTubeを配信しているほとんどの日本代表OBが、”日本代表に大迫は必要だ”と断言していました。
※詳しくは、【YouTube×元Jリーガー】へ
今後も、Jリーグで”半端ない”活躍を見せてくれるはずです。。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
こちらの記事も、ぜひお楽しみください。



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