2022年カタールW杯の登録選手数が26人になりました。
これまでのW杯での登録人数は23人。
今大会からは23人→26人となり、これまでの大会よりも3人増えることになります。
予備登録メンバーも35人→55人となり、20人の増加になります。
人数変更の背景には、新型コロナウイルスや例年とは異なる時期での開催があり、それらの点に考慮されてのものと説明がされています。
予備登録メンバー
登録メンバーの26人が怪我等で離脱する際に、代わりにメンバー入りする選手のこと。
2022年W杯(ワールドカップ)での変更点
1試合あたりの選手交代枠が5人に
Embed from Getty Images今回のカタールW杯では、新型コロナウイルスが流行して以降の公式戦で採用されている5人の選手交代枠となりました。
これまでの選手交代枠は3人で、前大会のロシアW杯では延長戦に突入時のみ4人目の選手交代が認められていました。
開催時期が例年とは異なる
Embed from Getty ImagesカタールW杯は、2022年の11/21に開幕し、決勝戦は12/18に行われます。
これまでのW杯は6月から7月にかけて開催されており、11月の開催は史上初となります。
今大会が11月に開催される大きな理由には、カタールの気候があります。
ヨーロッパのリーグ戦は8,9月頃に開幕し、5月中にシーズンが終了します。
これまではシーズンオフにW杯が開催されていましたが、今大会はシーズン中のW杯開幕になります。
カタールの気候
Embed from Getty Imagesカタールは非常に暑い国で、例年通りの6月に開催した場合40℃以上の炎天下での試合となります。
最高気温が50℃を超えることもあり、選手のコンディションを考えると6〜7月に開催は適切ではありません。
対して、11月は平均気温が30℃前後で、夜には20℃程になります。
試合開催時間がお昼頃に予定されている試合もあり、それでも暑い気温です。
ですが、カタールで開催するなら、11月以降の開催が適切であることは間違いなさそうです。
決勝の開催地であるハリファ・インターナショナルスタジアムには冷房が完備されています。
W杯(ワールドカップ)の登録メンバー・交代枠の増加
先述した通り、カタールW杯の登録メンバー、1試合あたりの選手交代枠は増加しています。
この変更により、どんな変化があるのかを一緒に考えてみましょう。
登録メンバー・交代枠増加のメリット
より質の高い試合になる
Embed from Getty ImagesW杯は1ヶ月間の短期決戦となるため、それ故に過密日程になります。
90分以上出場した場合、10kg以上走るのは当たり前で、「1試合出場した後には体重が数kg減っている」という話もある程です。
そんな中で中3日で試合があると、試合を重ねるごとに身体が疲弊することは間違いありません。
登録メンバー・交代枠が増えたことにより、身体の負担が減り、選手のコンディションが良い状態に保たれやすくなります。
その結果、選手達が本来の力を発揮しやすくなることは間違いないでしょう。
登録メンバーが増えたことで、色んなタイプの選手をメンバーに加えることができます。
監督としても、チーム戦術の幅が広がるでしょう。
より多くの選手にチャンスがある
Embed from Getty Images登録メンバーが増えたことで、W杯メンバーに選ばれるチャンスが増えました。
W杯は多くの選手にとって子供の頃からの夢です。
誰しもがW杯に出場したいという想いを持ってプレーしているはずです。
また、1試合の交代枠が増えたことで、W杯のピッチに立つチャンスも増えます。
これまでの交代枠は3人で、メンバーに選ばれても試合に出場できない選手は多くいました。
大舞台でプレーをするチャンスが広がったことで、大会期間中のモチベーションもより上がるはずです。
サッカーファンにとっても、より多くの選手のプレーが見れることは嬉しいことです。
自分の好きな選手、応援しているチームの選手がW杯の舞台でプレーするチャンスもより広がりました。
登録メンバー・交代枠増加のデメリット
強豪国の優勝確率が上がる
Embed from Getty Imagesこれは日本サッカーファンとしての意見で、大会自体のデメリットではありません。
登録メンバー・交代枠の増加によって、32カ国どのチームにとってもコンディション維持や戦術の広がりがあります。
試合の質が高まることも間違いないでしょう。
ただ、この恩恵をより一層受けるのは、ブラジルやフランスといった強豪国です。
というのも、強豪国は能力が高い選手が多く、選手個人のプレースタイルも様々です。
日本代表も能力の高い選手ばかりですが、強豪国は世界トップクラスの選手ばかりです。
むしろ、世界トップクラスの選手でもメンバーから外れることがよくあります。
強いチーム相手には、守りを固めて攻め疲れさせるというワンチャンスに賭ける戦術をとることもありますが、どれだけ耐えてもフレッシュな状態でトッププレーヤーが5人も途中出場してくることになります。
サッカー協会の支出が増加
Embed from Getty Images選手の人数が増えることによって、各国のサッカー協会の支出も増えることになります。
W杯は優勝賞金や大会出場ボーナスなどの賞金が注目されることが多いです。
ですが、当然ながらW杯期間中の宿泊費や遠征費はかかります。
今大会では3人増えていることで、その支出は以前よりも多くなっています。
日本サッカー協会もコロナ禍での観客数の減少で金銭的に苦しいという報道も出ています。
実際に、お茶の水にあるJFAハウスの売却も決定しています。
日本代表には大会で良い結果を残し、支出以上の賞金獲得に期待したいです。
過去には、カメルーンがW杯の出場給のボーナス等で揉め、チームがバラバラになってしまったこともあります。
アフリカは金銭的面での揉め事が起きる印象を持っている方も多いはずです。
2022年カタールW杯(ワールドカップ)の視聴方法
2022年カタールW杯は地上波、AbemaTVにて視聴可能です。
AbemaTVでは史上初めて、W杯全試合無料中継が決定しています。
生中継だけでなく、ダイジェスト映像や複数台によるマルチ映像を視聴できます。
また、スマホやタブレットでも視聴可能なため、出先でもサッカー観戦できることがAbemaTVの特徴です。
まとめ
11月の本大会が近づき、W杯に向けての報道も増えてきました。
今回ご紹介した選手の登録人数、交代枠の増加によって、よりハイレベルな試合を観れることは間違いありません。
また、W杯は世界トップの選手が集う大会でもあり、サッカーファンなら誰しも待ち遠しいいはずです。
日本代表の選手達は、前回惜しくも達成できなかったベスト8以上を目指しており、私たちサッカーファンも日本代表が本大会で躍動することを切に願っています。
また、日本代表だけではなく、日本のトップリーグであるJリーグにも注目し、少しでも多くの方にサッカーを身近に感じてもらえたらと思います。
2022年シーズン後半戦に向けての記事も、ぜひ読んでみてください!
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