6/18にJリーグDivision1(以後、J1)の第17節が行われ、2022年度のJ1リーグの前半戦が終了しました
※第15節のガンバ大阪vsサンフレッチェ広島が延期になっており、6/29に行われます。
2022年J1前半戦では、大波乱が起きました。
シーズン前のゼロックス杯を制した浦和レッズが13位と低迷。
スター選手の揃うヴィッセル神戸はまさかの最下位である18位に甘んじています。
1シーズンは34試合なので、あと17試合も残っています。
前半戦に苦しんだチームであっても、補強や戦術の浸透次第でチーム状況は大きく変わります。
今回は6/25から始まるJ1後半戦に向けて、巻き消しを図る下位9チームのかんたんな総括と”個人的に”後半戦の注目したい選手をご紹介します。
上位9チームについては、こちらに記載しています。
合わせて読んでみてください。
難しい内容ではないので、サッカー初心者の方も安心して読んでみてください。
注目選手には、初心者でも知っているであろう選手も選出しています。
2022年J1リーグ前半戦の総括と後半戦の注目選手
2022年J1リーグ前半戦の順位は以下の通りです。
ここからは、J1リーグ各18チームのうち、下位9チームについてご紹介します。
勝ち点は勝利「3点」、引分け「1点」、負け「0点」となります。
得失点の数は、得点-失点数です。
2022年J1前半戦 10位 名古屋グランパス
- J1リーグ優勝回数:1回
- ルヴァン杯優勝回数:1回
- 天皇杯優勝回数:2回
- ACL最高順位:ベスト4
昨シーズンはJリーグ5位、ルヴァン杯優勝、天皇杯ベスト8、ACLベスト8と、全ての大会で一定以上の結果を出した。
今シーズンから長谷川健太監督が就任し、攻撃の改善を期するも前半戦は10位と思ったような結果はもたらせず。
ポーランド代表FWのシュビルツォクが、ACLでのドーピング検査で陽性判定。
エース候補の出場停止が大きく響いている。
後半戦の注目選手
マテウス
ポジション:MF/FW
背番号:10
日本来日9年目になるブラジル人アタッカー。
サイドからのドリブル突破、左足のキック精度はリーグ屈指。
セットプレー時の落ちるキックはGK泣かせの軌道を描く。
柿谷曜一朗
ポジション:FW
背番号:8
元セレッソの8番は名古屋加入から2シーズン目。
誰もが天才と認めるサッカーセンスはいまでもピカイチ。
時折見せる超絶トラップで観客席を沸かせる。
奥様はタレントの丸高愛実さん。
吉田豊
ポジション:DF
背番号:23
プロ15年目を迎えるベテランDF。
1vs1の強さはJリーグトップクラス。
現段階では日本代表とは縁がないが、多くの選手が「なんで代表に入らないのか不思議」と発言するほどの実力者。
2022年J1前半戦 11位 北海道コンサドーレ札幌
- J1リーグ優勝回数:-
- ルヴァン杯優勝回数:-
- 天皇杯優勝回数:-
- ACL最高順位:-
多くのサッカー選手が憧れる「ミシャサッカー」も気づけば5年目。
以前はなかなかJ1に定着できずにいたが、着実に実力をつけてきた。
コンサドーレの社長を務めていたOBの野々村真さんが今シーズン途中で退任。
Jリーグチェアマンに就任した。
後半戦の注目選手
福森晃斗
ポジション:DF
背番号:5
左足から繰り出されるキック精度は、桐光学園高校の大先輩である中村俊輔を彷彿とさせる。
セットプレーだけでなく、後方からのロングボールなど一瞬で試合の状況を打開する。
芸人のワッキーさんが激推ししており、ゴールパフォーマンスで「芝刈り機」を披露したことも。
中島大嘉
ポジション:FW
背番号:45
高卒2年目の若手FW。
188cmの長身を生かしたフィジカルの強さ、圧倒的なスピードはまるでノルウェー代表FWハーランドのよう。
国見高校の先輩である大久保嘉人さんを超えてほしいという願いから、大嘉と名付けられた。
お父さんも国見のOB。
興梠慎三
Embed from Getty Images※写真は浦和時代のもの。
今シーズン浦和レッズから移籍。
浦和時代に5シーズンにわたって監督の元でプレーし、ミシャサッカーを知り尽くした男。
前半戦は1得点にとどまったが、元日本代表FWのポストプレー、シュート技術は今でもリーグ屈指。
浦和時代にACLで優勝した日に、近くの吉野家に現れ、その場にいた全員分のお会計をしたことでも話題に。
2022年J1前半戦 12位 アビスパ福岡
- J1リーグ優勝回数:-
- ルヴァン杯優勝回数:-
- 天皇杯優勝回数:-
- ACL最高順位:-
昨シーズンは5シーズンぶりのJ1ながらも8位と大健闘。
今期も17試合で13失点と、失点の少なさはJリーグナンバー1。
得点数が増えれば上位進出も十分狙える。
後半戦の注目選手
奈良竜樹
ポジション:DF
背番号:3
10代の頃から試合に出場しており、強豪川崎、鹿島でもプレーした経験を持つ。
闘志を全面に出し、声でもプレーでもチームを牽引している。
前半戦は何度もチームのピンチを救った。
前寛之
ポジション:MF
背番号:6
中盤の位置で攻撃の芽を摘む福岡の心臓。
キャプテン就任から今シーズンで3年目を迎える。
インスタには奥様とお子さん、愛犬である2匹のトイプードルがよく登場している。
山岸祐也
ポジション:FW
背番号:11
前半戦では4ゴールを挙げ、チームのトップスコアラー。
得点力不足の福岡躍進の鍵を握っている。
少年時代は柏で育っており、柏レイソルのファンだった様子。
ザスパクサツ群馬時代のチームメイトで、現湘南ベルマーレの瀬川祐輔と仲良し。
2022年J1前半戦 13位 浦和レッズ
- J1リーグ優勝回数:1回
- ルヴァン杯優勝回数:2回(ヤマザキナビスコ杯時代を含む)
- 天皇杯優勝回数:4回
- ACL最高成績:優勝
昨シーズンは6位ながらも天皇杯で優勝。
シーズン前のゼロックス杯では川崎を2-0で破り、「川崎の3連覇を止めるのは浦和」と予想する人も多かったはず。
得点力不足なのは明らかで、「良いゲームをしているけど勝てない」ことが続いている。
引き分け数は9試合で、前半戦で最多の数字。
後半戦の注目選手
ショルツ
ポジション:DF
背番号:28
189cmの長身を生かしたパワフルなプレーでチームの危機を何度も救ったドイツ人DF。
攻撃面でもDFラインからのドリブルや鋭いパスで攻撃のアクセントに。
納豆を愛しており、カレーにも納豆を入れる。
ユンカー
ポジション:FW
背番号:7
昨シーズン途中に加入し、得点を量産したデンマーク人ストライカー。
怪我の影響もあり、前半戦は4ゴールにとどまった。
王子様のような整ったルックスで、女性人気も抜群。
納豆は苦手だが、うどんは大好き。
酒井宏樹
ポジション:DF
背番号:2
長年ヨーロッパで活躍した日本代表サイドバック。
攻守における迫力、右サイドからの高速クロスは日本人離れしている。
前半戦は怪我の影響で、前半戦は7試合のみの出場となった。
非常に温厚な性格で、笑顔がとてもよく似合う。
2022年J1前半戦 14位 ジュビロ磐田
- J1リーグ優勝回数:3回
- ルヴァン杯優勝回数:2回(ヤマザキナビスコ杯時代を含む)
- 天皇杯優勝回数:1回
- ACL最高順位:-(アジアカップウィナーズ杯時代は優勝経験あり)
J2を制し、3シーズンぶりにJ1の舞台に復帰。
失点数が多く、J1ワースト2位の数字となった。
攻守両面に課題の残るが、新外国人選手がフィットしつつあるのは好材料。
遠藤保仁
ポジション:MF
背番号:40
42歳ながらも前半戦17試合に出場。
Jリーグ出場650試合を超える元日本代表は、いまでもゲームメイクの中心を担っている。
超マイペースで、怒っている姿は見たことがない。
一時期話題となった「コロコロPK」は、上手すぎて相手監督が笑ってしまったこともある。
三浦龍輝
ポジション:GK
背番号:21
昨シーズン、プロ7年目で初めて正ゴールキーパーの座を獲得。
今シーズンも失点数は多いながらも、ビッグセーブで幾度となくチームを救っている。
足元の技術も備えており、最後尾からゲームの組み立てにも参加できる。
鈴木雄斗
ポジション:DF/MF
背番号:17
前半戦では5得点4アシストで、一時期は得点ランキング首位を走っていた時期も。
裏に飛び出すタイミングが秀逸で、多くの得点に絡む。
少年時代は大分、柏、横浜Fマリノスの3クラブの下部組織でプレーした。
2022年J1前半戦 15位 ガンバ大阪
- J1リーグ優勝回数:2回
- ルヴァン杯優勝回数:2回(ヤマザキナビスコ杯を含む)
- 天皇杯優勝回数:4回
- ACL最高成績:優勝
今シーズンから、J2に降格したものの大分トリニータで鮮やかなパスサッカーを築いた片野坂監督が就任。
特徴でもある攻撃力を取り戻そうとしていた矢先に、エース宇佐美が怪我による長期離脱。
10番を背負う倉田や、守護神の東口も負傷し、大黒柱3人を欠いた影響は大きかった。
第14節のセレッソ大阪戦では、DF昌子とFWレアンドロ・ペレイラが公の場で揉めていたことでも話題に。
後半戦の注目選手
小野瀬康介
ポジション:MF/FW
背番号:8
チームが低迷する中、攻守に奮闘。
右サイドを何度も駆け上がり、チームトップの3ゴールを記録。
2020年の緊急事態宣言中、エースの宇佐美とインスタライブをしていたことも。
ダワン
ポジション:MF
背番号:23
危機察知能力に優れ、相手の攻撃を幾度となく封じた。
得点感覚も備えており、小野瀬と並んでチームトップの3ゴール。
第7節の京都戦で決めたダイレクトシュートは、4月度月間BESTゴールに選ばれた。
斎藤未月
ポジション:MF
背番号:15
怪我の影響もあり、ロシアでは結果を出せずJリーグに復帰。
湘南ベルマーレでは10代の頃から主力として活躍。
守備強度の高さを見せつけ、ガンバサポーターの心を掴んだ。
2022年J1前半戦 16位 清水エスパルス
- J1リーグ優勝回数:-
- ルヴァン杯優勝回数:1回(ヤマザキナビスコ杯時代を含む)
- 天皇杯優勝回数:1回
- ACL最高順位:出場経験あり(アジアカップウィナーズ杯時代は優勝経験あり)
昨シーズンは14位と苦しいシーズンとなったが、今シーズンはそれ以上に苦しいシーズンに。
前半戦は主力選手が相次いで負傷し、わずか3勝にとどまった。
サポーターが繰り出すサンバのリズムと共に、チームが躍動することはできるのか。
後半戦の注目選手
権田修一
ポジション:GK
背番号:21
日本代表の守護神で、W杯メンバーへの選出も濃厚。
失点数は多いが、驚異的な反射神経でビッグセーブを連発している。
キャプテンとしての責任感も強く、揉め事があった際は率先して仲裁に入る姿もよく見る光景だ。
鈴木唯人
ポジション:MF/FW
背番号:23
高卒一年目から活躍し、U-21日本代表でも主力。
相手DFを切り裂くドリブルが得意で、前半戦はチームトップの3ゴールを記録。
ベルギーのクラブからオファーがあるという噂も。
チアゴ・サンタナ
ポジション:FW
背番号:9
昨シーズンは13ゴールを決めたブラジル人ストライカー。
身体の強さ、身体の使い方が上手く、キープ力は圧巻の一言。
負傷離脱もあり、前半戦は期待通りの活躍ができず。
チームが浮上するための鍵を握っている選手の1人。
2022年J1前半戦 17位 湘南ベルマーレ
- J1リーグ優勝回数:-
- ルヴァン杯優勝回数:1回
- 天皇杯優勝回数:1回
- ACL最高順位:-(アジアカップウィナーズ杯時代は優勝経験あり)
昨シーズンは勝ち点1差でJ1残留を決めた。
主力が残留し、経験豊かな永木、瀬川、米本が加入したものの苦しい前半戦となった。
第15節には王者川崎をアウェイで4-0で撃破し、Jリーグファンをザワつかせた。
後半戦の注目選手
山田直輝
ポジション:MF
背番号:10
浦和レッズの下部組織から高校生時にトップ昇格し、18歳で日本代表初出場を果たした経歴の持ち主。
166cmながらも当たり負けしない強さと、確かな足元の技術が持ち味。
とても童顔で、「32歳なのに中学生みたいだ」と言われている。
谷晃生
ポジション:GK
背番号:1
2021年の東京五輪では正GKとして活躍。
出場こそないが、日本代表にも選出されている。
ガンバ大阪からのレンタル移籍も3年目となるが、海外移籍も視野に入れているはず。
町野修斗
ポジション:FW
背番号:18
E-1選手権では日本代表初出場で2ゴール。
チーム総得点「15」のうち、約半分の7ゴールを決めた長身ストライカー。
チームが不調に苦しむ中、ゴールという結果でチームを引っ張る。
忍者の街である伊賀の出身で、ゴールパフォーマンスでは忍者ポーズを披露。
2022年J1前半戦 18位 ヴィッセル神戸
- J1リーグ優勝回数:-
- ルヴァン杯優勝回数:-
- 天皇杯優勝回数:1回
- ACL最高順位:ベスト4
圧倒的な人件費をかけて集めたスター軍団のまさかの最下位に、驚きを隠せない。
個の力は優れているものの、第13節のサガン鳥栖戦にてようやく初勝利を挙げた。
チームの連携さえ深まれば、Jリーグトップクラスの実力であることには疑いの余地がない。
後半戦の期待の選手
イニエスタ
ポジション:MF
背番号:8
バルセロナではメッシらと共に数々のタイトルを勝ち取った元スペイン代表。
柔らかいタッチや時を止めるかのようなプレーは、まるでサッカーの教科書のよう。
偉大な経歴を持ちながらもとても謙虚な性格で、日本文化にも適応している。
武藤嘉紀
ポジション:FW
背番号:11
ドイツで結果を残し、イングランドやスペインでもプレーした日本代表。
攻撃だけでなく、前からの守備でも相手DFを苦しめる。
FC東京の下部組織に在籍しながらも、中学時代の成績は「オール5」。
高校は慶應義塾の附属校に通っていた。
大迫勇也
ポジション:FW
背番号:10
日本代表のエースストライカー。
今期前半戦は12試合に出場してわずか1ゴール。
コンディションさえ復帰すれば「ハンパねぇ大迫」が見れるはず。
Jリーグを観戦する方法
日本のプロリーグであるJリーグは、世界からの注目度も高いです。
特に、タイなどの東南アジアでは、Jリーグ人気は凄まじいものがあります。
タイでJリーグが人気になった背景には、タイ代表選手がプレーしていることがあります。
特に、北海道コンサドーレ札幌から川﨑フロンターレに移籍したチャナティップ選手には、多くのタイ人サッカーファンが期待を寄せています。
Jリーグを観戦する方法① スタジアムで観戦する
サッカーを生で観戦したことがない人もいるかと思いますが、実はお手軽に観戦ができます。
というのも、Jリーグは全国的に試合が開催されているからです。
- J1:18チーム
- J2:22チーム
- J3:18チーム
北は北海道、南は沖縄までチームが存在し、J1・J2・J3合わせて58チームもあります。
日程的にも、2022年シーズンは2月から11月まで開催されているので、観戦できるチャンスも多いはずです。
試合日程については、Jリーグ公式ページをチェックしてみてください。
J1が最もレベルが高く、より高い能力を持った選手が多く在籍しています。
Jリーグを観戦する方法② DAZN(ダゾーン)で観戦する
Jリーグの地上波での中継は、残念ながら少ないです。
そんな中、DAZNはJ1・J2・J3全チームの試合を全試合生中継しています。
また、見逃し配信にて、1ヶ月前の試合も観戦することができます。
時間がない場合にはハイライトで試合をチェックすることができるので、応援しているチーム以外の試合も隙間時間にチェックできます。
DAZNについては、こちらの記事も参考にしてください。
まとめ
今回の記事では、下位に苦しんだ9チームの注目選手を3選手に絞ってご紹介しました。
上位進出やJ1残留を目指す戦いの中で、予想外のヒーローが誕生する可能性もあります。
また、終盤に差し掛かると劇的な試合、激しい順位の入れ替わりも見られるはずです。
後半戦17試合にも注目しましょう!
また、あなたにもお気に入りのチーム、お気に入りの選手が見つかり、サッカーを心から楽しめることを期待しています!
2022年W杯についても記事を書いています。
初心者でも楽しめるものになっているので、ぜひ読んでみてください。
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