「復活を遂げたNo.10」
- 日本代表の10番(2022年まで)
- リヴァプール所属
- イケメン
人気選手になるのは必然。
2022年W杯では、”日本のエース”として活躍することが既定路線でした。
しかし、状況は一転。
カタールW杯では日本の10番を背負ったものの、ぎりぎりでのメンバー入り。
いつしか、”南野拓実”という名前を聞くことが減っていきました。
そして迎えた2023-24シーズン。
いま1番波に乗っている日本人選手こそが、南野拓実選手です。
今回は、南野拓実のプレースタイルと経歴をご紹介します。
「もっとサッカーが楽しくなる」をテーマに、ブログを書いています。
【10分以内】で、気軽に読める記事がたくさんあります。
初心者の方も、サッカー通の方も、ぜひ楽しく読んでください。
南野拓実ってどんな選手?
- 名前:南野拓実(みなみの たくみ)
- 生年月日:1995年1月16日
- 出身地:大阪府泉佐野市
- 所属クラブ:ASモナコ(フランス)
- ポジション:MF/FW
- 背番号:18番
- 身長:174cm
- 体重:68kg
- 利き足:右
日本代表歴
U-15から世代別代表でプレーし、20歳でA代表デビュー。
そして、日本代表のNo.10を背負った選手です。
カタールW杯以降は代表から遠ざかったものの、見事復帰を果たしています。
主な出場歴
・2011年:U-17W杯
・2016年:リオ五輪
・2019年:アジア杯
・2022年:カタールW杯
ハーランドと元チームメイト
現在、「世界一の点取り屋」と称されるのが”ハーランド”。
マンチェスターシティに所属する、ノルウェー代表選手です。
南野選手とハーランド選手は、ザルツブルグ(オーストリア)時代の同僚。
- 南野
- ハーランド
- ファンヒチャン(韓国)
当時の”オーストリア最強3TOP”を形成していました。
うっさいんじゃボケ!
Embed from Getty Images「うっさいんじゃ ボケ!」
セレッソ大阪時代の有名なエピソード。
これは、チームメイトのカカウ選手(元ドイツ代表)に言い放った一言です。
アスリートはピッチでは熱くなるもの。
とはいえ、”ドイツ代表歴”のある選手に言い放てる選手は、なかなかいないでしょう。
2023-24 8月度月間最優秀選手
「リヴァプールから来た選手」
そんな期待を受け、2022年夏にASモナコに移籍した南野選手。
1シーズン目のプレーは、低評価。
現地記者やサポーターからも、辛口なコメントが相次ぎました。
そして2023-24シーズン。
モナコでの2年目は、打って変わって絶好調。
8月度月間最優秀選手に輝いています。
リーグアン月間最優秀選手に輝いたのは、日本人2人目。(松井大輔選手以来)
南野拓実の着用スパイク
メーカー:アディダス
南野選手は、アディダスのシューズを着用しています。
着用スパイクは、”プレデター”シリーズ。
足先にラバーがついており、高精度なキックや柔らかいトラップをより向上させます。
南野拓実のプレースタイル
Embed from Getty Images「反転からのシュート」
- キレのあるドリブル
- 正確なシュート
- 得点への嗅覚
南野選手は、”攻撃”に特徴のある選手。
ドリブルやシュートといったわかりやすいプレーに加え、”鼻の利く”選手。
ゴールの匂いを嗅ぎ取り、効果的なスペースへと飛び出します。
中でも得意なプレーは、”反転からのシュート”。
ゴールに背を向けた状態から”枠に飛ばす技術”は、世界でもトップクラスです。
南野拓実の経歴
- ゼッセル熊取(小学生時代)
- セレッソ大阪U-15(中学生時代)
- セレッソ大阪U-18(高校時代)
- セレッソ大阪
- ザルツブルグ(オーストリア)
- リヴァプール(イングランド)
【レンタル移籍】サウサンプトン(イングランド) - リヴァプール(イングランド)
- ASモナコ
小学生時代
Embed from Getty Images※画像の左:南野選手、右:室屋選手
小学生時代は、ゼッセル熊取でプレーしています。
同学年には、室屋成選手も所属。
中学以降は別のチームでプレーするものの、揃って2016年リオ五輪に出場。
同じ少年団の同級生から、”2人の日本代表”が誕生しています。
中学・高校時代
中学・高校生時代は、セレッソ大阪のアカデミーでプレーしています。
- セレッソ大阪U-15
- セレッソ大阪U-18
中学進学時には、複数クラブからのオファーが殺到。
その実力は本物で、大舞台で得点を量産。
全国大会でも得点王に輝いています。
セレッソユースでプレーする傍ら、興国高校に進学。
同級生には古橋享梧選手がいたものの、接点はほとんどなかったようです。
セレッソ大阪
Embed from Getty Images2013年に、セレッソ大阪に昇格します。
ユース時代にプロデビューし、高卒1年目で主力選手に定着。
2014年には、ACLでベスト16に進出し、南野選手も7試合で2ゴール。
しかし、2度の一発退場を経験するなど苦い思いも。
チームとしても、フォルラン、カカウというワールドクラスの選手を擁しながら、J2に降格しています。
・2012年:3試合0ゴール(2種登録)
・2013年:29試合5ゴール
・2014年:30試合2ゴール
セレッソでのチームメイト
・柿谷曜一朗
・山口蛍
・扇原貴宏
・杉本健勇
・播戸竜二
・フォルラン
・カカウ など
ザルツブルグ(オーストリア)
Embed from Getty Images2014年1月にザルツブルグにします。
モナコに在籍した6シーズン、すべてリーグ優勝。
「南野・ハーランド・ファンヒチャン」の3トップで得点を量産。
CL(チャンピオンズリーグ)やEL(ヨーロッパリーグ)でもプレーし、南野拓実というサッカー選手の価値を大いに高めました。
ザルツブルグでの成績
・2014-15:14試合3ゴール(途中入団)
・2015-16:32試合10ゴール
・2016-17:21試合11ゴール
・2017-18:28試合7ゴール
・2018-19:27試合6ゴール
・2019-20:14試合5ゴール(途中退団)
ソボスライ選手(現・リヴァプール)もザルツブルグでの同僚です。
リヴァプール(イングランド)
Embed from Getty Images2020年冬にリヴァプールに移籍します。
日本人ファンも多いリヴァプールにおいて、史上初の日本人選手に。
しかし、さすがはリヴァプール。
リーグ優勝を経験するものの、厚い選手層の前に出場機会は少なめ。
在籍2シーズン目に、期限付き移籍を決断します。
サウサンプトン
Embed from Getty Images2020年冬にサウサンプトンにレンタル移籍します。
出場機会は大幅に増え、”日本代表帰り”でも試合に出場。
残留争い中のチームに入団し、チームを救う活躍を見せました。
サウサンプトンでの成績
・2020-21:10試合2ゴール
サウサンプトンでのチームメイト
・カイル ウォーカー(イングランド)
・バートランド(イングランド)
・ウォードプラウズ(イングランド)
・ダニー イングス(イングランド)
・ウォルコット(イングランド)
・ロング(アイルランド) など
リヴァプール(復帰)
Embed from Getty Images2021年夏にリヴァプールに復帰します。
錚々たるメンバーの前に、リーグ戦での出番はなかなか訪れず。
しかし、カップ戦では大活躍で、2つの大会でチーム得点王に。
南野選手のおかげで獲得したタイトルがあることも間違いありません。
リヴァプールでの成績
・2019-20:10試合0ゴール(途中入団)
・2020-21:9試合1ゴール(途中レンタル移籍)
・2021-22:11試合3ゴール
リヴァプールでのチームメイト
・サラー(エジプト)
・マネ(セネガル)
・フィルミーノ(ブラジル)
・ジョッタ(ポルトガル)
・オリギ(ベルギー)
・シャキリ(スイス)
・アリソン・サラー(ブラジル)
・アレクサンダー アーノルド(イングランド)
・ヘンダーソン(イングランド)
・ファビーニョ(ブラジル)
・ファン ダイク(オランダ) など
当時のリヴァプールの攻撃陣は、現在サウジアラビアでプレーしている選手が多いです。
ASモナコ(フランス)
2022年夏にASモナコに移籍します。
1年目は”酷評”の嵐。
W杯に向けての活躍を期するも、調子は下向きなまま。
しかし、2023-24シーズンは絶好調。
チームへの適応もあってか、かつてのようなキレのあるプレーを見せています。
モナコでの成績
・2022-23:18試合1ゴール
ASモナコについて
モナコはフランス・リーグアンに在籍するチーム。
しかし、フランスのチームではありません。
フランスではなく、モナコ公国のチームです。
モナコ公国とは?
Embed from Getty Imagesモナコ公国は、フランス南東部に面しています。
とても小さな国で、バチカン市国についで2番目に小さな国。
人口は4万人弱ですが、人口密度の高さは世界No.1です。
高級リゾート地で、国家予算の大半は観光業で賄われています。
また、カジノがあることや、F1のモナコグランプリの開催地としても有名です。
ASモナコについて
Embed from Getty ImagesASモナコは1919年に創設された歴史あるクラブ。
代表はリボロフレフ氏というロシア出身の大富豪です。
フォーブスの世界長者番付にランクインする程のお金持ちで、2011年にASモナコを買収しています。
ロシア戦争の影響で、元・チェルシーオーナーのアブラモビッチ氏(ロシア国籍)が制裁を受けました。
ですが、リボロフレフ氏は現在キプロス国籍を取得しているようです。
ASモナコのホームスタジアム
Embed from Getty ImagesASモナコのホームスタジアムは、「スタッド・ルイ・ドゥ」です。
収容人数は18,524人と小さなスタジアムで、残念ながらサッカー専用スタジアムではありません。
また、コロナ前の平均収容人数も8,000人ほどと、満員のスタジアムというわけではないようです。
ASモナコはどのくらい強いのか
ASモナコは、フランス・リーグアンで8度の優勝を誇ります。
直近では、2016-2017シーズンで優勝に輝いています。
2003-2004シーズンのCLでは、なんと準優勝という輝かしい実績があります。
決勝の相手はモウリーニョ監督率いるFCポルトでした。
過去にASモナコに所属した一流サッカー選手
Embed from Getty Images- エンバペ
- ベルナルド・シルバ
- バカヨコ
- アビダル
- ファルカオ
- ハメス・ロドリゲス
- モリエンテス
- サビオラ
- クリスティアン・ヴィエリ
などなど
あげるとキリがありません。
昔からのサッカー好きが「お!」と感じる選手から、ムバッペのように現在世界トップを走る選手まで在籍していたクラブです。
まとめ
「南野が復活」
フランスで大活躍し、日本代表にも復帰。
復活できるのは、”実力”があるから。
ここ数シーズンの苦みを乗り越えた南野拓実は、これまで以上にパワーアップしています。
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