ウェールズ代表FWギャレス・ベイル選手がレアル・マドリード(スペイン)からロサンゼルスFC(アメリカ)に移籍することが正式に決定しました。
ベイル選手はレアルとの契約が満了しており、フリー(移籍金なし)での移籍になります。
120億円を超える移籍金でレアルに加入したベイル選手。
ポテンシャルはトップクラスなものの、度重なる怪我や監督との不仲などにより期待されていた程の活躍はできなかったように感じます。
ベイル選手について、新天地となるロサンゼルスFCについて、10分でわかるように解説します。
ギャレス・ベイルについて
Embed from Getty Images- 名前:ギャレス・ベイル(ガレス・ベイルと表記されることもあります)
- 国籍:ウェールズ
- ポジション:FW
- 生年月日:1989年7月16日
- 身長:185cm
- 体重:82kg
185cmと恵まれた体格で、圧倒的な身体能力の持ち主です。
特に、スピードとパワーは世界でもトップクラスです。
また、左足から繰り出す強烈なシュートで、数多くの得点を決めています。
世界一の強豪クラブであるレアル・マドリード内の体力測定でも、一位の記録を出していたと言われています。
ギャレス・ベイルの経歴
- サウサンプトン(イングランド)
- トッテナム(イングランド)
- レアル・マドリード(スペイン)
- トッテナム(イングランド・レンタル移籍)
- レアル・マドリード(スペイン)
サウサンプトン
Embed from Getty Imagesベイル選手はサウサンプトンの下部組織でプレーしていました。
プロ契約をした後、16歳という若さでプロデビューしています。
この若さでのデビューは、元イングランド代表ウォルコット選手の15歳に次ぐクラブ史上2番目の記録です。
サウサンプトンは「セインツ」という愛称で呼ばれます。
吉田麻也選手、南野拓実選手、李忠成選手の3人の日本人選手も所属していたことがあります。
トッテナム
Embed from Getty Imagesプロデビューから2シーズン後の2007年、ベイル選手はロンドンを本拠地とする強豪トッテナムへと移籍します。
この時の移籍金は10億円以上と言われています。
ベイル選手は怪我に苦しみながらも、トッテナムで才能が開花。
特に、2010年のチャンピオンズリーグ・インテル戦(イタリア)でのハットトリックで、世界中にその名を轟かせました。
トッテナムは「スパーズ」という愛称で呼ばれます。
現在サッカー解説者の戸田和幸さんも所属していたことがあります。
レアル・マドリード
Embed from Getty Images世界有数の選手へと成長したベイル選手は、2013年にスペインのレアル・マドリードに移籍します。
当時24歳のベイルに対し、所属元のトッテナムに支払われた移籍金は120億円以上です。
クリスティアーノ・ロナウド選手、ベンゼマ選手と共に、「B・B・C」と呼ばれ、世界最強の3トップが形成されました。
- B(ベイル)
- B(ベンゼマ)
- C(クリスティアーノ・ロナウド)
移籍から数年間は素晴らしいプレーを披露していたものの、度重なる怪我、守備を怠ってしまう、ジダン監督との不仲などにより期待通りの活躍はできず。
出場機会に恵まれない時期もあり、2021年には元々所属していたトッテナムへのレンタル移籍も経験。
120億円以上という移籍金からもわかるように、チーム・サポーターはベイル選手に大きな期待を寄せていたはずです。
ただ、試合に出場すれば結果は残してきたベイル選手。
レアル・マドリード在籍時に獲得したタイトルは、なんと19個です。
- 2013-14シーズン チャンピオンズリーグ決勝 アトレティコ・マドリード戦での決勝点
- 2013-14シーズン 国王杯 バルセロナ戦での60m独走ゴール
- 2017-18シーズン チャンピオンズリーグ決勝 リヴァプール戦でのオーバーヘッド含む2得点
これら大舞台でのスーパーゴールは、多くのサッカーファンの記憶に鮮明に残っているはずです。
レアル・マドリードは、日本では「レアル」と呼ばれることが多いですが、現地スペインでは「マドリー」と呼ばれています。
ウェールズ代表
Embed from Getty Imagesベイル選手はウェールズ代表として106試合に出場し、39ゴールを挙げています。(2022年6月末日時点)
キャプテン、さらにはエースとしてチームを引っ張り、64年ぶりのW杯本大会出場にも導きました。
(参照:2022年カタールW杯(ワールドカップ)の組み合わせが決定!出場32カ国の特徴を”超かんたんに”解説)
代表チームでの活動時には笑顔が多く、「マドリーではつまらなそうなのに・・・」という声も多くありました。
ベイルのポジションはDFだった
Embed from Getty Images現在は攻撃的な選手として世界有数のプレーヤーであるベイル選手ですが、もともとはDF・サイドバックの選手でした。
ベイルの存在を世界中に知らしめた2010年のインテル戦では、サイドバックとしてプレーしています。
大型サイドバックとして爆発的なスピードでオーバラップし、迫力ある攻撃を披露していました。
その後、サイドハーフ、トップ下など前線のポジションへと変更されていき、背番号も「3」から「11」に変更されました。
サイドバックをしていた頃のベイル選手は、日本代表・酒井宏樹選手のプレーに近いイメージです。
酒井選手の攻撃力を更に上げ、守備力を下げたようなプレーヤーだったと個人的に思います。
ベイルはゴルフが大好き
ベイル選手はゴルフ好きとして有名です。
レアル・マドリードのクルトワ選手によれば、「ゴルファーと呼ばれている」のだとか。
実力もプロ顔負けで、様々な大会にも出場しているようです。
ベイル選手本人のInstagramにも、ゴルフに関する投稿は度々上がっています。
怪我をしているにも関わらずゴルフをしていて、サポーターやメディアから批判されることも。
いつしか「ゴルファー」は、ベイルを揶揄(やゆ)するワードとして使われるようにもなりました。
ベイルの新天地「ロサンゼルスFC」
引退も噂される中、ベイル選手の新天地はアメリカ・MLS(メジャーリーグサッカー)のロサンゼルスFCに決まりました。
前述した通り、レアル・マドリードの契約は終了しており、移籍金0円での加入となります。
ベイル選手はレアルマドリード在籍時、50億円近い年棒を受け取っていたと言われています。
ロサンゼルスFCとの契約内容については公にはなっていませんが、どれほどの大型契約なのでしょうか。
アメリカMLSでは、サラリーキャップ制度が採用されています。
これはチームが選手に支払う年棒総額を設定し、リーグ全体の戦力均一化を目指すための制度です。
ただし、各チーム2名のみ、サラリーキャップ制度外で高額年棒を受け取ることが認められています。
ロサンゼルスFCについて
Embed from Getty Images- 創設:2014年
- ホームタウン:カリフォルニア州ロサンゼルス(アメリカ西部)
- スタジアム:バンク オブ カリフォルニアスタジアム(収容人数:23,500人)
- クラブカラー:黒×金
ロサンゼルスFCは2014年に創設されたチームで、今年で9年目になる新しいチームです。
アメリカMLSは全22チームが東と西12チームずつに分かれており、ロサンゼルスFCは西部のリーグに属しています。
ロサンゼルスの人口は400万人弱で、ニューヨークに次ぐ2番目の多さです。
野球選手の大谷翔平選手がプレーするエンゼルスの本拠地もロサンゼルスです。
ロサンゼルスFCは強いのか?
ロサンゼルスFCは2018年からMLSに参入しています。
初年度である2018年には西地区3位、翌年の2019年には西地区1位でMLS全体でも1位に輝いています。
2020年、21年はそれぞれ西地区でそれぞれ7位、9位という結果に。
2022年は6月末日現在、西地区の首位を快走しています。
首位を走るこのタイミングでベイル選手が加入。
更に、ユベントスから元イタリア代表DFキエッリーニ選手の加入も発表されています。
世界トップクラスの2人の加入は、ロサンゼルスFCを更に強いチームへと導くはずです。
まとめ
長年ヨーロッパでプレーし、世界最高峰のサッカー選手に昇りつめたベイル選手。
近年は出場機会が限られていたとはいえ、世界最強クラブであるレアル・マドリードで9年間もプレーした実力に疑いの余地はありません。
※こちらの動画を見ると、ベイル選手の凄さがよりより一層感じられます。
2022年のW杯に、ベイル選手も出場します。
ウェールズは64年ぶりのW杯本大会出場。
2022年は新天地アメリカでも、W杯開催地であるカタールでも、ベイル選手は必ずや私たちの度肝を抜くスーパープレーを披露してくれるはずです。
2022年カタールW杯についての記事も書いています。
こちらも合わせて読んでいただけると幸いです。
コメント
コメント一覧 (2件)
はじめましてスマホ総合ブログ管理人つらつらと申します。ブログ村にてフォローありがとう御座いました!今回は御礼の連絡をさせて頂きたく参上しました。良かったらまたお手隙の際に見に来て下さいませ!!
つらつらさん、はじめまして!
「蹴り道ブログ」のしんじと申します。
早速、つらつらさんのブログを拝見しました!
「nothing phone」の存在を初めて知りました。
興味深いですね!
私も楽しいブログを作れるよう努めます。
どうぞよろしくお願いいたします!