『FC町田ゼルビアってどんなチーム??』
2023年にJ2リーグ優勝。
勢いそのままに、初挑戦となるJ1リーグでも首位争いを展開中。
まさに「台風の目」といえる快進撃を見せています。
そんな町田は、なにかと話題になるチーム。
- 親会社は有名IT企業
- 山の上にあるスタジアム
- ”勝利”に徹する戦術 など
シーズンが進むにつれ、これまで以上に注目を集めていくでしょう。
今回は、FC町田ゼルビアについて解説していきます。
「もっとサッカーが楽しくなる」をテーマに、ブログを書いています。
【10分以内】で、気軽に読める記事がたくさんあります。
初心者の方も、サッカー通の方も、ぜひ楽しく読んでください。
FC町田ゼルビアってどんなクラブ?
Embed from Getty Images・チーム名:FC町田ゼルビア
・本拠地:東京都町田市
・チームカラー:青
・チーム創設:1989年
2024年にJ1初挑戦
Embed from Getty Images- 1989年:チーム創設
- 2012年:Jリーグ参入
- 2024年:J1リーグ初挑戦
東京都4部リーグからJ1へと上り詰めたチーム。
”東京都4部”と言われても、あまりピンときませんよね。
2024年現在の制度でいえば、
「東京都4部=J10(上から10番目)」。
10部リーグのアマチュアクラブが、約30年の時を経てJ1リーグでプレーしています。
近年、「Jリーグ参入」を目指すクラブは、全国的に増加傾向。
ゼルビアの躍進は、多くのチームに希望を与えているでしょう。
親会社はサイバーエージェント
Embed from Getty Images※シャーレを掲げる藤田晋氏(サイバーエージェント社長)。
町田ゼルビアの親会社はサイバーエージェント。
人気アプリ・ウマ娘などを運営する、超有名なIT企業です。
サイバーエージェントは、2018年にゼルビアの経営権を取得。
2019年には”クラブ名変更”を提案し、サポーターからの猛反発にあったことも。(参照:日刊スポーツ)
提案したチーム名
「FC町田トウキョウ」
サイバーの藤田晋社長は、サポーターの意見を承諾。
もしかしたら、”ゼルビア”という名前がなくなる可能性がありました。
天空の城・野津田
いま、最も話題になるスタジアムが”町田の本拠地”。
「町田GIONスタジアム」
東京都町田市野津田にあるスタジアム。
陸上トラックありの、15,320人収容。
これだけ聞くと、いたって普通のスタジアム。
話題になる理由は、”アクセスの悪さ”。
- 草木が生い茂る山道
- 動物や蛇が出没
- バスは激混み
- 道も激混み
最寄駅とされる、小田急線・鶴川駅からは徒歩60分。(参照:Yahoo!ニュース)
SNSでは、「ガンバ大阪のサポーターがまだ帰らない(2024年J1リーグ開幕戦で対戦)」という怪情報も出回るほど。
「天空の城・ラピュタ」にちなみ、名付けられたあだ名は・・・
「天空の城・野津田」
そのアクセスの悪さは、むしろ他サポの楽しみになっています。
FC町田ゼルビアの戦術
Embed from Getty ImagesJ1で快進撃を続けるFC町田ゼルビアですが、どこか”ヒール(悪役)”のような扱いになることも多いです。
その理由は、”効率的なサッカー”をしていることではないでしょうか。
パスワークなど、サッカーの質にこだわることが多い日本サッカー界。
その中で”異端”とされるのがゼルビアのサッカー。
「勝利」から逆算し、最短ルートをいくのが町田ゼルビアのスタイルです。
元・青森山田の黒田剛監督
Embed from Getty Images他チームの戦術を、「足元でチャカチャカやってる」と一蹴。
その言動や立ち振る舞いで、大きな注目を浴びるのが黒田剛監督です。
・青森山田高校の監督として28年間
・2023年に町田の監督に
・就任1年目でJ2リーグ優勝
青森山田高校を高校最強に育てた指導者。
そして、町田を急成長させ、J1でも戦えるチームに育てた監督です。
多くの方が驚くのは、”マネジメント能力の高さ”。
ヒール役が似合う名将。
「日本のモウリーニョ」と言っても、過言ではないでしょう。
Embed from Getty Images※モウリーニョ監督の写真。
青森山田時代の教え子
・藤本憲明
・柴崎岳
・室屋成
・菊池流帆
・神谷優太
・郷家友太
・バスケス バイロン
・三國ケネディエブス
・武田英寿
・安斎颯馬
・松木玖生
・宇野禅斗 など
※青文字を押すと、その選手の生い立ちを確認できます。
ロングスロー
Embed from Getty Images町田の代表的な戦術の1つが、”ロングスロー”。
左右両サイドから、距離があってもお構いなし。
長身選手を目掛けて、正確なボールを投げ込んでいきます。
「ロングスロー=クロス=セットプレー」
町田にとって、スローインは大きな得点のチャンスです。
では、「なぜロングスローに批判が集まるのか?」。
- DFが前線にあがってくる
- スローイン自体に時間がかかる
どの試合でも、試合時間は同じく90分。
町田の場合は、スローインに多くの時間がかかる。
つまり、プレイングタイムが短くなる。
それゆえに相手サポーターがイライラし、批判が集まります。
念の為に記載しますが、ロングスロー=ルールの範囲内です。
プレイングタイムとは?
ピッチ内でプレーが行われている時間。
セットプレー(FK・CK・スローインなど)は、プレイングタイムには含まれない。
戦術・オセフン
Embed from Getty Images町田の最前線にいるのが、オ・セフン。
元・韓国世代別代表のストライカーです。
193cmという身長からもわかるように、空中戦は最強。
それに加えて、地上戦も最強。
1人の長身FWの存在で、”シンプルにオ・セフンを目掛けて蹴る”という戦術が成立しています。
ちなみに、オ・セフン選手は2022年からの2年間は清水エスパルスでプレー。
「清水でも絶対的な選手だったのだろうな」。
そう思いませんか?
実際は、清水では大半の期間がベンチスタート。
チアゴ・サンタナ(現・浦和)というブラジル人FWの控えに甘んじていました。
2024年に町田に移籍し、戦術とマッチ。
”Jリーグ屈指のFW”へと変貌を遂げました。
2人のU-23日本代表(パリ五輪世代)
Embed from Getty Images※左:平河悠選手、右:藤尾翔太選手。
町田では現在、様々なポジションで熾烈な定位置争いが展開中。
日本人・外国籍選手問わず、良き仲間であり・良きライバルです。
中でも注目を集めるのは、2人のU-23日本代表選手。
・FW:藤尾翔太
・FW:平河悠
※青文字を押すと、その選手の生い立ちを確認できます。
U-23アジアカップ2024で優勝し、アジア王者としてパリ五輪への出場権を獲得。
本大会でのメンバー入りにも期待がかかります。
FC町田ゼルビアでプレーした有名選手
Embed from Getty Images※町田時代の佐野海舟選手。
2024年。
FC町田ゼルビアは、J1リーグで堂々たる戦いを見せています。
今でこそ日の目を浴びる場所にいますが、30年以上の時を下部リーグで過ごしたクラブ。
1993年のJリーグ開幕のシーズンは、東京都3部(9部リーグ相当)。
J1への道のりは、とても険しかったことでしょう。
その長い下積み時代を支えた選手の中には、W杯に出場した選手も名を連ねています。
FC町田ゼルビアでプレーした有名選手
GK
・ポープ ウィリアム(現・横浜F.マリノス)
DF
・水本裕貴(元・日本代表)
・小林友希(現・セルティック)
・ヨンアピン(元・U-23オランダ代表)
・太田宏介(元・日本代表)
MF
・谷澤達也(元・U-20日本代表)
・戸田和幸(元・日本代表)
・長谷川アーリアジャスール(元・日本代表)
・リ ハンジェ(元・北朝鮮代表)
・佐野海舟(現・日本代表)
FW
・鈴木孝司(現・アルビレックス新潟)
・仲川輝人(2020年JリーグMVP)
・林陵平(現・サッカー解説者)
・チョン テセ(元・北朝鮮代表)
・アデミウソン(元・U-21ブラジル代表) など
※()内は、2024年時点のもの。
FC町田ゼルビアの試合を観る方法
Embed from Getty ImagesFC町田ゼルビアの試合は、DAZN(ダ ゾーン)で視聴できます。
DAZNでは、Jリーグ全試合を生中継。
J1・J2・J3の全てのカテゴリーに対応しています。
そして、FC町田ゼルビアの試合は、他の手段での視聴も可能です。
これは、Jリーグ60クラブで唯一のもの。
それは、”ABEMA”。
ゼルビアの親会社・サイバーエージェントが運営するABEMAにて全試合放送予定。
また、無料放送の頻度も高めです。
まとめ
シーズン開幕当初は相次いでいた批判の声も、いまやほとんどなし。
その戦い方に「イラっ」とすることはあれど、誰もが町田ゼルビアの強さを認めています。
勝利に徹っする、”超・効率的な戦い方”も戦術の1つ。
いままでのJリーグにはなかった新しい戦術が、どんな結果でシーズン終了を迎えるのか。
今季のJリーグも、要注目です。
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