『欧州5大リーグで優勝経験のある日本人選手』
”欧州5大リーグ”は、世界で最もレベルが高いリーグ。
- イングランド
- スペイン
- イタリア
- ドイツ
- フランス
「これらの国々で日本人がプレーしている」というだけでも、素晴らしいことですが・・・。
中には、5大リーグで優勝メンバーになった日本人もいます。
今回は、欧州5大リーグで優勝経験のある日本人選手をご紹介します。
「もっとサッカーが楽しくなる」をテーマに、ブログを書いています。
【10分以内】で、気軽に読める記事がたくさんあります。
初心者の方も、サッカー通の方も、ぜひ楽しく読んでください。
CL(チャンピオンズリーグ)
Embed from Getty ImagesCL優勝:0人
欧州最高峰の舞台。
UEFA チャンピオンズリーグ。(以降:CL)
2024年現在、CLで優勝を経験したことがある日本人選手は0人。
最高成績は準優勝になります。
- 宇佐美貴史(2011-12年)
- 南野拓実(2021-22年)
2人とも”CL決勝戦でのベンチ入り”を果たすも、出番はありませんでした。
EL(ヨーロッパリーグ)
Embed from Getty ImagesEL優勝:3人
UEFA ヨーロッパリーグ。(以降:EL)
CLの次のランクに位置する大会で、「CLに出れなかったクラブが出ている」ことは間違いありませんが・・・。
毎年のように、”ビッグクラブ”も出場しています。
ELでは、これまでに”3人の日本人”が優勝を経験しています。
※前身のUEFAカップも含んで3人です。
小野伸二(フェイエノールト)
Embed from Getty Images・優勝したシーズン:2001-02年
2023年に引退した、”日本史上最高の天才MF”。
故・ヨハンクライフも背負った”No.14”を背負い、中盤でタクトを振いました。
当時のチームメイトにはファン・ペルシー(元・オランダ代表)やトマソン(元・デンマーク代表)など、豪華メンバーがズラリ。
彼らに、「オノが1番上手い」と言わせてしまうのですから、「天才」と呼ぶ他ありません。
長谷部誠(フランクフルト)
Embed from Getty Images・優勝したシーズン:2021-22年
W杯に3大会連続出場した、日本の偉大なるキャプテン。
ELを制覇した時の年齢は37歳。
毎試合スタメンとまではいきませんでしたが、窮地では必ずチームを救う”キャプテンシー”を発揮。
そのプレーぶりから、ドイツ国内では「カイザー(皇帝)」という異名がつけられました。
鎌田大地(フランクフルト)
Embed from Getty Images・優勝したシーズン:2021-22年
”EL通算13試合10ゴール”と、カップ戦で無類の強さを見せるテクニシャン。(2024年時点)
優勝した2021-22シーズンのGLでは3試合連続ゴール。
EL準決勝でゴールを決め、決勝ではPKを成功(PK戦)するなど、エース級の活躍を見せました。
2024-25シーズンにはクリスタル・パレス(イングランド)に移籍し、当時の監督(グラスナー)と再タッグを組んでいます。
プレミアリーグ(イングランド)
Embed from Getty Images優勝:4人
2020年代の最強リーグ。
他国よりもカップ戦(試合数)が多く、”過密日程”が懸念されるも、その人気は絶大。
”キック&ラッシュ”が特徴のパワフルなサッカーが特徴でしたが、現在は”戦術面”でも世界トップ。
優秀な監督・優秀な選手が集結しています。
稲本潤一(アーセナル)
Embed from Getty Images・優勝したシーズン:2001-02年
日本代表の試合放送にゲスト出演した”アーセン・ベンゲル(元・アーセナル監督)”が、テレビで稲本を大絶賛。
社交辞令ではなく、本当に”稲本を獲得”。
いきなりのプレミア移籍で期待が高まるも、ビッグクラブの壁は高く・・・。
公式戦での出場は、カップ戦の2試合のみに。
その後の2002年日韓W杯で大活躍し、同じくプレミアの”フルハム”へと移籍しています。
香川真司(マンチェスター・ユナイテッド)
Embed from Getty Images・優勝したシーズン:2012-13年
ファーガソンの監督最後のシーズンに加入。
スタメン定着とはいきませんでしたが、ノリッジ戦ではハットトリックを達成。
特に、ルーニーとの連携は抜群で、見ている人を惚れ惚れするものがありました。
ドルトムントで2連覇した翌年のタイトルで、個人では3年連続のリーグ優勝です。
岡崎慎司(レスターシティ)
Embed from Getty Images・優勝したシーズン:2015-16年
降格予想にあがるクラブに加入し、まさかの大躍進。
誰も予想ができなかった優勝に、着いたあだ名は「ミラクル・レスター」。
「レスターが優勝する確率<ネッシーに出会うよりも確率」と言われるなか、奇跡の優勝を勝ち取りました。
また、”スタメンとしてプレミア制覇”した初めての日本人選手です。
南野拓実(リヴァプール)
Embed from Getty Images・優勝したシーズン:2019-20年
CL・リヴァプール戦での活躍が高く評価され、その3ヶ月後にリヴァプールに加入。
「サラー・マネ・フィルミーノ」の強力3トップの牙城を崩せず、メインはカップ戦での出場に。
しかし、2021-22シーズンでカップ戦で毎試合のように得点。
リーグ戦を制したシーズンは爪痕を残せなかったものの、のちに2つのタイトルをチームにもたらしています。
ラ・リーガ(スペイン)
Embed from Getty Images優勝:0人
2010年代にメッシとCロナウドがプレーし、「最強リーグ」と称されたスペイン。
そんなスペインリーグで優勝した選手は、未だ0人。
スペインリーグは「日本人にとって鬼門」と言われており、中村俊輔や清武弘嗣など、日本が誇るテクニシャンでもフィットできませんでした。
そんな鬼門を打ち破ったのは、スペインの3クラブでプレーした乾貴士。
現在は、久保建英が”リーグの顔”とも言える活躍を披露しています。
セリエA(イタリア)
Embed from Getty Images優勝:1人
2000年代初期に”最強リーグ”と呼ばれていたセリエA。
「カテナチオ」と呼ばれる強固な守備が特徴のリーグです。
カルチョスキャンダル(審判との癒着)の影響で、ビッグクラブが降格処分受けたり、勝ち点を剥奪されたり・・・。
いつしか主役の座を奪われましたが、ここ最近は復活傾向です!
中田英寿(ASローマ)
Embed from Getty Images・優勝したシーズン:2000-01年
「最強リーグ」と呼ばれていた時期に、リーグ優勝を経験。
イタリア代表の10番で、ローマの王子・トッティとは熾烈なポジション争いを演じました。
ユヴェントス戦での豪快なミドルシュートは、まさに伝説。(参照:Nuner Web)
間違いなく、”日本人が世界に行くキッカケ”を作った人物です。
ブンデスリーガ(ドイツ)
Embed from Getty Images優勝:4人
「素早く、勤勉な日本人が輝く」と言われるドイツ。
香川真司の大活躍により、2010年以降は「Jリーグ→ドイツ」に移籍する日本人選手が急激に増えました。
そして、「5大リーグの中で、最も日本人がプレーしやすい」ということは断言できるでしょう。
そんなブンデスリーガでは、4人の選手が優勝トロフィーを掲げています。
奥寺康彦(1.FCケルン)
Embed from Getty Images※ブレーメン時代の写真。
・優勝したシーズン:1977-78年
日本人初の海外組で、ドイツでは9シーズン渡ってプレー。
適応ポジションはDF・MF・FWという万能型選手で、あだ名は「東洋のコンピューター」。
日本では古河電工(現・ジェフ千葉)でプレーしています。
長谷部誠(ヴォルフスブルグ)
Embed from Getty Images・優勝したシーズン:2008-09年
ブンデス制覇を経験したのは25歳の時。
”鬼軍曹”として有名なマガト監督の元、3部練は当たり前。
軍隊並みのハードトレーニングが身を結び、クラブ史上初の”ブンデス初制覇”を掴みました。(参照:サッカーダイジェスト)
当時はまだ若く、まだ心が整っていない時期かもしれません。
大久保嘉人(ヴォルフスブルグ)
Embed from Getty Images・優勝したシーズン:2008-09年
長谷部と共にリーグ優勝。
2度目の海外挑戦となりますが、在籍したのは半年間のみ。
1シーズンで54ゴールを決めた”ジェコ・グラフィッチ”の牙城を崩せず、悔しい経験に。
その後、W杯には2大会連続で出場し、Jリーグでは3年連続得点王に輝くなど、偉大なFWへと飛躍しています。
香川真司(ドルトムント)
Embed from Getty Images優勝したシーズン
・2010-11年
・2011-12年
2010年W杯にはトレーニングパートナーとして帯同し、「香川が1番上手い」と言われていたことは有名な話。
その噂は本物で、移籍1年目から大爆発。
”ルールダービー(ドルトムントvsシャルケ)”でのゴールでサポーターの心を掴み、”セレッソ時代のチャント”を歌われるほどの愛されっぷり。
絶対王者バイエルンを抑え、リーグ2連覇を達成した伝説のメンバーの1人です。
リーグ・アン(フランス)
Embed from Getty Images優勝:0人
5大リーグの中では一段落ちる印象で、上を目指す若手が多くプレーするリーグ。
フランスでプレーする日本人選手が増えてきたのは2020年以降で、まだ優勝経験のある選手は0人。
チームの実力的に、ASモナコでプレーする南野拓実が、最もリーグタイトルに近いかもしれません。
今後、パリサンジェルマンでプレーする選手が現れた場合、フランス制覇の可能性はグッと高まるでしょう。
まとめ
いまや、「海外でプレーするのは当たり前」という時代になりました。
クラブで大活躍し、リーグ内で高い評価を得ている選手も大勢います。
それでも、”5大リーグで優勝したことのある日本人”を括ると、まだ12人と少なめ。(CL・ELを含む)
日本のサッカーファンが見たいのは、やはり”日本人がトロフィーを掲げるところ”です。
このブログでは、【海外でプレーしている日本人選手】についてもまとめています。
今後、この中の選手たちが”優勝トロフィー”を掲げる時が来るかもしれません。
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